NHK『ゲゲゲの女房』第114回

 今朝はなんだか知らないがとにかく目が霞んでよく見えない当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第114回めの放送を見ましたよ。

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「鬼太郎ブームがはじまった」

 昭和43年1月3日、『ゲゲゲの鬼太郎』のテレビ放送が始まった。番組は大ヒットし、子どもはもちろん、大人たちも主題歌を歌うほどであった。

 茂(向井理)はますます忙しくなった。漫画の依頼だけではなく、取材を受けることもしばしばである。スケジュール管理のため、弟の光男(永岡佑)をマネージャーとして田舎から呼び寄せた。水木プロダクションは、村井一族がますます助け合うようになった。

 そんな矢先、茂の両親(風間杜夫、竹下景子)が冬の間だけでも東京で暮らしたいと言ってきた。境港に吹きつける冷たい風に辛抱ならないのだという。光男の上京により、息子や孫たちが全員東京にいることも理由の一つである。変わり者の両親の扱いに苦慮する兄弟たちだったが、結局、布美枝(松下奈緒)に世話を押し付けて、茂の家で預かることになった。
 面倒なことになったと思う反面、義母の茂に対する愛情をよく知っている布美枝なので、思いは複雑であった。

 ある日、倉田(窪田正孝)の投稿漫画が、ついに新人大賞を獲得した。プロデビューがほぼ決まった。
 倉田はデビューしてもアシスタントを続けるつもりでいた。水木プロダクションの忙しさを考えれば、自分が抜けるわけにはいかないと思うからだ。しかし、茂の方から倉田にアシスタントを辞めるよう説き伏せた。茂は、漫画家仲間として倉田を認め、彼には自分の作品に集中して欲しいと願っているのだ。

 そして、小峰(斎藤工)も一緒にプロダクションを辞めることになった。彼はずっと前から日本中を旅したいと思っていた。3年前、旅立ちの直前にたまたま茂と出会い、そのままアシスタントに就任した。しかし、彼自身そろそろ潮時だと思ったのだ。
 一番頼りないアシスタント、菅井(柄本佑)だけが残ることになった。先輩格2人がいなくなることに不安を隠せないが、今後は経験者として新人アシスタントたちをまとめていくよう、みんなから激励された。

 夜、布美枝は茂が自宅の改築図を描いているのに気づいた。新しいアシスタントや田舎の両親を引き取るにあたって、家を使いやすくしようというのだ。

 両親を引き取ることについて、布美枝はまだはっきりと同意していない。兄弟たちの圧力に押されて、うやむやのまま押し付けられただけなのである。
 茂は改めて、両親を引き取るつもりだという意思を布美枝に伝えた。事実上、布美枝が両親の世話をすることになるが、それで良いかと同意を求めた。布美枝は了解した。

 茂は布美枝のことを信頼して世話を頼んだのだ。布美枝も茂から信頼されていることが嬉しかった。

 秋になって、両親が到着した。

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 8時の放送開始きっかりに、『ゲゲゲの鬼太郎』のオリジナルテーマソングがかかりました。第1期の白黒の鬼太郎アニメになんの思い入れもない当方ですが(だって、生まれてなかったもん)、思わずニンマリしてしまいました。やるなNHK。

 それ以外は、各登場人物がそれぞれ旅立っていく(もしくは、やって来る)という内容です。各人の明るい未来が開けて、見ていて清々しい内容ではありました。しかし、中味は薄い感じ。
 特に小峰の「旅に出る」宣言とか、とても唐突でコケました。ダメアシスタントの菅井も、なにか手柄を見せて、周囲から「よし、任せても安心だ」みたいに思われるシーンとかあったら良かったんじゃないかなと、思ったり、思わなかったり。

 あと、茂の弟・光男役の永岡佑は、サイトの写真がカッコ良すぎて笑った。ドラマの中では、まったく風采の上がらない、ダサい姿をしているので、そのギャップたるや。間違えて、別の訳者のサイトを見てしまったのかと思った。今朝は、目も霞むし、見間違いだと思った。

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