NHK『ゲゲゲの女房』第131回

 アニメ・マンガの日本語という外国人向けに日本の口語を説明するサイトの中で、「関西人」があまりにスゴくて笑いの止まらない当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第131回めの放送を見ましたよ。

* * *

「おかあちゃんの家出」

 貴司(星野源)の葬儀も終り、布美枝(松下奈緒)が東京へ帰る日となった。
 布美枝は、母(古手川祐子)とゆっくり話をする時間を持った。家族の前では平気なふりをしているが、母のリウマチはかなり悪化しているようだ。それにもかかわらず、とても丁寧な仕上がりのドテラを縫った。孫たちへのプレゼントだという。本当は布美枝と茂(向井理)の分も用意したいのだが、まだできていないという。おそらく、指が痛むために作業がはかどらないのだろう。

 あらためて貴司の思い出を話し合うふたり。貴司のことを思い浮かべると、笑っている姿しか思い出すことができない。彼は小さな時から、いつも朗らかな笑顔を浮かべていた人物であり、周囲を明るくしてくれた。海で死んだ理由も、釣りの最後に、子供の好物の岩のりをどうしても採ってやりたいと岩場に出た時に波にさらわれたのだ。村井家には、喜子(松本春姫)のために手作りの鬼太郎ハウスを送ってくれる優しさもあった。

 布美枝と母は悲しみの底にあったが、貴司の笑顔を思い出し、自分たちも笑って、強く生きていかなければならないと約束するのだった。
 父(大杉漣)は相変わらず寡黙だった。布美枝らには一言声をかけるだけで送り出した。

 布美枝は調布に帰宅した。
 少し見ない間に、子供たちが少しだけたくましくなったように思った。その姿を見て、気持ちが楽になった。
 さらに、茂も仕事で忙しい中、布美枝の顔を見に来た。後で藍子(菊池和澄)から聞いたことだが、茂はずっと布美枝のことを心配していたという。大変なときに付き添ってやれなかったことを悔やんだり、布美枝が家にいないことを寂しがったりしていたという。間接的であれ、茂の自分に対する気持ちがわかって、布美枝は嬉しかった。

 義父母(風間杜夫、竹下景子)に帰宅の挨拶をした。いつもガミガミと口うるさい彼らであったが、今日ばかりは優しく布美枝のことをねぎらってくれた。一時は、同居生活を貴司に心配されるほどであったが、こうして親切にされることはとても嬉しかった。

 家で落ち着いた布美枝は、いつまでも悲しんでいるのではなく、貴司のように笑顔をつくろうと決意を新たにした。しかし、根の部分ではまだ悲しみを乗り越えることはできていなかった。死がどういうものかわからない喜子は、死者の姿は見えなくても、声は聞こえると信じている。喜子が電話ごっこで貴司を会話をしている様子を見た途端、布美枝は我慢ができずに泣き崩れてしまった。

 数日後。布美枝へ手紙が届いた。懐かしい人が上京してくるのだという。

* * *

 今日は、貴司の思い出話と彼の死を受け入れていくという内容で、絵柄は地味でした。起伏のないストーリーなので、こうやって文章にまとめるのも大変でした。

 とても地味で湿っぽい話だったのですが、実は味わい深い内容だったように思います。僕が書いた上のまとめ文からはそれが伝わらないけれど。
 自分の文章力の無さのため、今回の放送のシミジミとした滋味をお伝えできないのが残念。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。