NHK『おひさま』第63回

昨日のまとめ記事では、ついうっかりとマクラを書き忘れた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おひさま』の第63回目の放送を見ましたよ。

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第11週「戦火の恋文」

1944年(昭和19年)春。日本軍劣勢の噂が人々の耳にも届くようになった。国内の物資も不足がちになっていた。

いよいよ春樹(田中圭)が軍医として戦地に旅立つ時が来た。

春樹は良一(寺脇康文)と名古屋で再会した。良一は飛行機工場で新兵器の開発に携わっている。過酷な環境に置かれているようで、春樹の目にも良一の憔悴がわかった。しかし、良一は弱音は一切吐かなかった。
良一は生きて帰ってくるよう言おうとした。しかし、春樹はその気持は口に出さずともわかると伝え、みなまで言わせなかった。

春樹は、以前に茂樹(永山絢斗)と話した内容を父に知らせた。春樹が実家で病院を開き、家族全員がその近所に住むようになればいいと言っていた。自分もそうなれば良いと思うと言うのだった。

父と別れた春樹は、まず安曇野の実家に立ち寄った。無人となった家屋を眺め、そこが病院となった様子を想像した。自分が医者として働く横に真知子(マイコ)を置いた。

それから、陽子(井上真央)に会うため松本へ向かった。陽子の義理の両親(串田和美、樋口可南子)ともすっかり打ち解けた。陽子が良い家族に嫁いだことを春樹は喜び、安心するのだった。

夜、陽子と二人っきりになった春樹は、真知子へ宛てた手紙を差し出した。
生前の母(原田知世)に言われていたとおり、自分は何でもすぐに我慢してしまう質である。しかし、最期くらいは自分らしくない行為をしたいというのだ。真知子に自分の気持ちを告げずに死ぬのは悔やまれることである。
そこで、もし自分が生きて帰らなかった場合は、その手紙を真知子に渡して欲しいというのだった。

翌朝、春樹は戦地へ旅立った。
陽子は、真知子も春樹に心を寄せていることを知っている。しかし、そのことを春樹に教えたことはなかった。黙ったままでよかったのかと、後日何度も悩むのだった。

その頃、真知子の婚約者

その頃、真知子へ婚約者(萬雅之)の死亡が伝えられた。欧州からの帰国の途中、船の事故にあって死亡したというのだった。

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『おひさま』を見ている知人が、陽子の結婚式のシーンについてツッコミを入れていた。
結婚式には春樹と真知子の両方が出席していたのに、ふたりが何の接触もなかった。あれだけ強く惹かれ合っているふたりなのだから、何かしらのアクションがあってしかるべきだ。それにも関わらず、何もなかったことはオカシイと、彼女は言った。

確かにその通りだ。
そのツッコミを数日前に聞いていたので、今日の展開もあまりに白々しいものに感じた。

ダメだ、こりゃ。

今日の放送では、春樹と良一が食堂で会っているところへ、幼子を抱えた母親が飛び込んでくるというシーンがあった。
「このあたりに病院はありませんか?」とかなんとか言って食堂へ飛び込んでくる母親。病院を探すなら、もっと別のところへ尋ねるべきだろう。なぜに食堂?
そして、偶然居合わせた医師の春樹が治療するという展開。

ダメだろ、これ。

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