渋谷で5時: 東海道五十三クリング(8)

いや、僕の場合は9時だったけど。

渋谷で9時

写真は、JR渋谷駅ハチ公口広場にある時計の前で。


* * *

今朝、目が覚めたのは5時だった。

前日から、今日は自転車の遠乗りの練習に行くつもりだったけれど、昨夜の天気予報では朝のうちは雨だと言っていた。9時ころには雨があがるというので、8時くらいまで眠って、それから出かけようと思っていた。

しかし、5時ちょっと前に自然と目が覚めた。はやく自転車に乗りたくてうずうずしてきた。外を見ると雨はすでに上がっているようだった。
よし、と準備をして6時に家を出た。途中などかパラパラと雨にふられたけれど、びしょ濡れになるほどではなかった。

* * *

今回の当方の東海道五十三クリングでは、1日に80kmずつ走行する予定だ(予定表は以前に公開した)。
しかし、完全インドア派、自転車歴2週間の当方が本当に80km/日も走行することができるのだろうか。ちょっと不安になった。僕と同じメーカーの自転車を持っている Myfuna 氏も「80kmも走ったら半死する」的なコメントを残しているし。

そんなわけで、腕試し、っつーか脚試しのために80kmランしてくることにしたのだ。

行き先の決定には少々考慮した。
まず、「スタート前に、自転車で東海道を走らない」という俺ルールを決めた。家からずっと南下していくと平塚なわけだが、そこはモロに東海道だ。家から東に走っていくと横浜だ。そのあたりも神奈川だの、保土ヶ谷だのでうっかりしていると東海道を踏んでしまう。
そんなわけで、南や東に練習にはいけない。

次の行き先候補地としては西なのだが、そっちは山だ、上り坂だ。行きたくない。
「『天下の険』である箱根を越えることを考えたら、高地トレーニングっつーか、坂道トレーニングしておいたほうがいいんじゃないの?」という意見もあろう。しかし、箱根はせいぜい16kmだ。今日の特訓は80km走ることであり、何が楽しくて山道を往復80kmも走らにゃいかんのだ。死ぬわ、そんなもん。

残るは北のほうだけとなった。
うちのそばには国道246号線というのが走っている。うちのあたりの標識では、行き先として渋谷が書かれている。渋谷はおしゃれな街だと僕は信じているので、「へぇー、この道があのオシャレのメッカ渋谷に続いてるのか」と、いつも遠い異国に思いを馳せる坂本龍馬のようにうっとりとしていた。
で、試しに渋谷までの距離を調べてみると、43kmくらいだった。ちょうどいい。

そんなわけで、80km特訓の行き先は渋谷に決まった。

* * *

で、張り切って6時に家を出発したところ、9時ちょうどくらいに渋谷に着いた。
片道40kmの道のりを3時間というのは、僕的には快挙だった。しかも、思っていたほど疲労もない。
ルンルンと足取りも軽く、代々木公園まで足を伸ばしたりした。

身体的疲労はなかったのだが、早起きで眠かった。だから代々木公園のベンチで仮眠した。平日の9時からベンチで眠りこけるオッサンの俺。その時はあまりに眠かったので何も考えなかったが、今にして思えば、周りからは人生の落伍者に見えたことだろうなぁ。
#いや、あんまり間違ってない見立てかもしらんが。

その後、さらに足取り軽く、好物のマジックスパイス下北沢店にも出向いた。運動の後のスープカレーはいつもより2割増しくらいで美味しかった。

12時半頃に店を出て、さて帰るかと走りだすと、暑かった。朝は曇っていたのに、いつの間にか太陽が照りつけていた。正午過ぎの太陽だ。キツイ。しかも、朝はほぼ無風だったのに、向かい風になっている。シンドイ。
漕いでも漕いでも先に進まないような気がした。

なんだかんだで、帰りは3時間半かかってしまった。坂道でママチャリのオッサンにまで追い抜かれる体たらく。ちょっと自信喪失した。

とはいえ、80kmもやりゃあ走れることがわかって、まずは満足。
あとは、明日の朝に疲労の回復具合をチェックする。

* * *

ところで、ustream で車載カメラの映像を中継する件だけど、カメラの設置と画角は改善できたけれど、映像のコマ落ちがやっぱり酷いねぇ。せっかく、渋谷直前でチャリンコ・ライダー(♀)の背後にピタリと付けたりしたんだけどねぇ。・・・ていうか、彼女が速くて、あっという間においてかれたけど。

コメント (10)

  1. waji

    路面が見えて、走行シーンは、だいぶ見やすくなりました。左右のぶれはありますけど、見ていても酔わないです。

    北海道人の感覚では、歩道を走行したほうが安全だと思ってしまいます。車道の走行、はらはらしています。東京だと歩道に人がいっぱいで、もっと危ないのでしょう。

  2. 木公

    自転車は軽車両なので、基本は車道走行だったかと。
    「歩道走行可」の標識があるところは、歩道を走ってもいいよー、っつー規則だったかと。

    そんなわけで、道路交通法に則って車道を走っております。二段階右折もきちんと行なっております。

  3. waji

    軽車両なので、車道を通るのは原則ですが、最近、歩道を通るのも容認されています。最近、規則が改正されています。車道が危険なときですけど。

    歩道に自転車走行レーンを設けている新札幌の例もありますので、危ないと思ったときは、歩行者に注意して歩道を進んだほうがいいと思います。

    車道では大型バスやトラックに追い越しされるときの風圧に注意してください。

  4. 木公

    自転車レーンがあったら走ろうと、虎視眈々と狙ってるのですが、ここらにはなかなかないんですよね。。。

  5. sterai

     僕も北海道の人間なんで、東京の道路は狭くて嫌ね~って感じです。

     オートバイ事故の典型例なんですが、自動車が数珠繋ぎに延々ととまっていて、オートバイが左端の路側帯を走り抜ける。この際、自動車が左側のドアをいきなり開けることがあります。ドアに突っ込んで、ライダーの身体は宙に舞う。これに注意。

     それと、同じようなケースで、繋がっている車の間から歩行者が急に出てくるという場合があります(車が動いていないので、車道を横断してくる)。この場合は加害者になってしまうので、ますます注意が必要かと思います。

  6. 木公

    数珠つなぎの横をすーっと抜けることはありますが、狭い場所では思いっきりペダルを踏むのを躊躇してしまい、あんまりスピードは出てないです。ドアにぶつかっても軽くこけるくらいですむかな、と。でも気をつけます。気をつけてます。これは想定してた。

    歩行者が出てくるケースは想定してませんでした。これは十分気をつけようと思います。

    あと、左折車の内輪差に巻き込まれるパターンね。

  7. 木公

    しかし、自転車で腕と肩にダメージが来る(前輪の揺れがハンドルを伝ってくる)ってのは本当なんですね。足は程よい疲労感なのですが、肩が半端ない。手もキーボード売ってると、軽くツリそうになる。

  8. sterai

     僕は使ったことありませんが、筋肉痛にはバンテリンが効くっちゅう噂です(笑)。

  9. Myfuna

    腕のダメージはクロスバイクの欠点のひとつですね。ドロップハンドルと違ってライディングポジションが固定されるので、どうしても腕が疲れやすい

    ハンドルの両端にバーエンドバーを付けると楽になるらしいので、いずれ試してみようと思ってます

  10. 木公

    steraiさん:
    その意味深な「(笑)」はなんですか?

    Myfunaさん:
    昨夜は20時に寝て、今朝6時くらいに起きました。10時間も寝たわけで。

    腕や肩に少し違和感は残っていますが、ずいぶん緩和されました。足の筋肉痛に比べればずいぶんマシな感じです。
    そんなわけで、バーエンドバーに憧れたりもするわけですが、今回は設置せずに乗り切ってみようと思います。

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