NHK『純と愛』第3回

オバQ的なものといえば、『のび太の人類補完計画』第8話のラストにクソ笑った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『純と愛』の第3回めの放送を見ましたよ。

* * *

第1週「まほうのくに」

純(夏菜)はビジネスホテルのベッドで目を覚ました。オオサキプラザホテルの採用面接で失敗したことにショックを受け、リクルートスーツのまま倒れるように眠りこけていた。
採用ならば今日までに電話がかかってくることになっている。しかし、一向に電話は鳴らず、望みが薄いことに落ち込んでいる。
客室の窓を開けると、大阪城の淀んだ堀が目の前に見えた。宮古島の青い海を思い出し、ホームシックにかかるのだった。

携帯電話が鳴った。
喜び勇んで出てみたが、それは実家の母(森下愛子)からだった。面接の首尾を聞かれ、純は強がりを言い、成功したと答えた。しかし、失敗したことはすぐに母に見抜かれた。電話口で父(武田鉄矢)は宮古島に帰ってきても一切面倒は見ないと喚いている。純も、絶対に父の世話になどならないと喧嘩腰で答えるのだった。

他にすることもない純は、有り金を全てつぎ込んでオオサキプラザホテルに宿泊してみることにした。就職活動の記念という意味合いもあったが、失礼な面接官に対する八つ当たりの意味の方が強かった。
ドアボーイの接客態度や客室設備、サービスの終了時刻、ホテル内の案内掲示など、少しの間に多くのアラが見つかった。純の理想とするホテルとは程遠く、いらだちはますます高まった。

そうやってホテルの中をうろついていると、客室フロアで怪しい男(風間俊介)に出くわした。昨日、純につきまとった不気味な男である。
男は、このホテルに滞在していれば純に再会できると思い、そうしていたという。恐ろしくなった純は一目散に逃げ出すが、男は執拗に追いかけてきた。

やっとのことで男をまいた純。ほっと一息つくと、階段を登るのに難儀している老婆(川本美由紀)に気がついた。声をかけてみると、結婚式場に行きたいのだが迷ってしまったのだという。純は足の悪いという彼女を背中に負い、式場まで親切に案内してやった。

やっとのことで結婚式場に到着すると、どこからともなく例の怪しい男が表れた。
男は乱暴に老婆の腕を掴むと、財布を返せと凄むのだった。
その老婆はスリ師だったのだ。正体がばれるや否や、信じられないスピードで走って逃げた。リュックに財布のないことを確認した純は、慌てて追いかけたが中々追いつかない。しまいには、純は登り階段で躓いて転げ落ちてしまった。
逃げきれると安心した老スリ師は、そこで純の財布の中身を確認した。金のほとんど入っていないことを知ると、バカにしたように財布を投げて返し、そのまま姿をくらました。

純は腹立たしさと悔しさと悲しさでいっぱいだった。
内定通知はまだ来ない。せっかく親切にしたのに騙されて財布をスられた。挙句に、転んで足を捻挫した。

例の怪しい男が、捻挫の手当をしてくれた。意気消沈し、足まで挫いてしまったので彼から逃げることもできず、されるがままにしていた。
ふと、この怪しい男に、優しかった亡き祖父(平良進)の姿が重なった。どうしてそう思ったのか、純にもわからなかった。

純は、彼がスリを見抜いた理由を尋ねてみた。
男は困ったような表情をし、言いにくそうにしていた。純が待っていると、彼はポツリポツリと話し始めた。

彼には人の本性が見えるのだという。見ただけで、その人が隠している裏の顔までが見えるのだという。
先の老スリ師は、純に背負われた途端、目が釣り上がり、下品な顔で舌なめずりしたのだという。それでスリ師の本性を見抜いたのだという。さらに、彼女が若い頃にひどい目に遭ってきたという過去までわかってしまったという。

純には、彼の言っていることがにわかには信じがたかった。

もっと詳しく話を聞こうとした矢先、オオサキプラザホテルの人事部から電話がかかってきた。純の採用が決まった。

* * *


いつも書いていることだが、当方は足の裏フェチである。
朝ドラでヒロインの足の裏を拝んだ日は、一日中ゴキゲンとなるのが常だ。

今日は、なんと夏菜が映し出された!ベッドで目を覚ますシーンとか。
あと、愛(風間俊介)に足首へ湿布を貼られるシーンでも、足の裏全体とはいかなかったが、靴を脱いだ足が見れて良かった。

良かったといえば良かったのだが、問題は2つある。
一つは、カメラの位置が遠かったので、映る足が小さくて残念だった。NHKのカメラマン、および演出家におかれましては、女優の足の裏は画面いっぱいに撮ることを徹底して励行していただきたい。
もう一つの問題点は、僕が夏菜に全く萌えない点である。ゆえに、せっかくの足の裏なのに、ピンと来ないどころか、ピクリともしない(何が?)。これなら、オバケのQ太郎やドラえもんの丸っこい足の裏を見ていたほうがマシかもしれないし、マシじゃないかもしれない。

相手役の風間俊介について。
ストーカーの役だし、髪型もボサボサだし、すんげぇ気持ち悪い。とはいえ、気持ち悪い役をちゃんと気持ち悪く演じてるので、なかなかの仕事人とお見受けしました。
今日のラストシーンも良かった。純が内定通知を受けている横で、柔和な微笑をたたえる演技が良かったです。特に、一瞬小鼻がプクッと膨らむのがすごく良かった。一緒に、かつ控えめに喜んでる感がすごく出ていた。
ジャニーズのタレントさんだってことで、先入観からバカにしていたようなフシのある当方なのですが、認識を改めました。

ところで、彼は純につきまとうためにホテルに宿泊していたそうだ。しかし、金が尽きてもう出て行かなければならないらしい。
一方、純は思い出づくりのために広い部屋(ベッドを2つつなげたダブル)に泊まっている。

普通なら「泊まるところがないんだ。。。助けてもらったお礼に・・・」って言って、女の子が男を誘うシチュエーションだよねぇ。エロい、エロいお膳立てがされているぞ!

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