最近ちょっとムッツリしているかもしれませんが、それはあなたに腹を立ているんじゃなくて、自分自身にムカついているんですよ、だから不機嫌な顔をしていたとしてもどうか気にしないでくださいと断ってから旅立つ当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第51回めの放送を見ましたよ。
お座敷列車の運行まで残り2日。一度は登校するまで回復したアキ(能年玲奈)だったが、種市(福士蒼汰)と話をしたショックでまたしても部屋に引きこもってしまった。
アキのお座敷列車出演中止が発表されると、客の3分の1がキャンセルしてしまった。ユイ(橋本愛)はどうしてもアキを出演させたいと思い、春子(小泉今日子)に相談した。しかし春子は、ふたりが仲違いしたまま一緒に歌う姿など見たくはないと突き放し、自分は手をかさないという態度を貫いた。ただし、それはふたりを仲直りさせようという春子の画策だった。
直後、ユイはアキに会いに来た。アキはユイから逃げようとするが、ユイはこの機会に本音をぶつけ合おうと言って強引に話し始めた。
ユイはアキに嫉妬していたことを白状した。アキと出会う前、ユイは他の女の子に負けることはなかった。しかし、最近はアキばかりがちやほやされている。それが悔しかったと正直に話した。あまり好きではない種市と付き合うことにしたのも、アキにだけ彼氏ができると思うと腹が立ったからだ。東京にいる彼氏と遠距離恋愛することにも憧れた。とにかく、自分がアキと同等かそれ以上の立場にいないと我慢ならないことを認めた。
それを聞いていたアキは、夢から覚めた思いがした。東京では地味で暗くて、誰にも相手にされないアキだった。けれども、北三陸市に来てからはみんなに可愛がられて有頂天になっていた。みんなが自分を可愛がる中、種市だけはユイのことを好きだった。そのことでユイが地獄に落ちればいいと思うほど恨んだ。しかし、冷静になって考えれば、自分はユイに比べれば魅力的ではない。自分がどんなに自惚れていたのか、今さらながら思い知ったと話した。
ふたりのやり取りは、帰宅した春子が家の外から盗み聞いていた。アキの自虐的な語りを聞いた途端、春子はふたりの前に飛び出した。アキは過去の暗い自分を思い出さなくて良いと話した。そして、女の子なら男を取られて悔しいのは当然だ。ふたりともまだ子どもだし、悔しいことがあれば喧嘩をして、相手を打ち負かすくらいやりやった方が良いと発破をかけた。
本心をぶつけあったことで、アキとユイは仲直りすることができた。アキがお座敷列車に乗るかどうかは保留されたが、翌日からふたりは一緒に登校するようになった。何より、その日は種市の卒業式だ。
その頃、種市はヒロシ(小池徹平)に誘われ、観光協会の職員(吹越満、安藤玉恵)とともに徹夜で看板作りを手伝っていた。それは、駅前の観光協会ビルに飾る、潮騒のメモリーズの看板だった。アキとユイのかわいらしイラストが配されていた。
登校途中の駅前で、アキはその看板を見つけた。それを見た途端、アキは潮騒のメモリーズとしてお座敷列車イベントに出演することを決めた。
種市の卒業式で、アキは種市を避けていた。しかし、種市はアキを追いかけ声をかけた。アキからは卒業祝い、種市からは残りの高校生活への激励だけというほんの短いやり取りだった。最後にふたりは笑顔で固い握手を交わした。その時、アキは種市の手がペンキで汚れていることに気づいた。
学校からの帰り道、ユイは水口が物陰で誰かに電話をかけているのを盗み見た。彼は誰かにアキとユイのことを話していた。ふたりともキャラは良いが歌唱力がない、うまくいくかどうかは五分五分で、アキの母親のガードが高いなどと、不審な内容を喋っていた。
なんだか今週に入ってから随分と面白くないような気がします。僕がいろいろイライラして気が滅入っているから、本来は面白いはずのものを面白く無いと思ってしまうのだろうか。それとも、誰が見ても面白く無いんだろうか。よくわからない。
ちなみに、昨夜テレビで『アフタースクール』が放送されていましたが、これは面白く見ました。見るのは2回めか3回めだけど。
『あまちゃん』ヒストリー(時系列表)
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