来週の放送で石田ひかり(本ドラマのチーフ・プロデューサーの訓覇圭の妻だったりする)が登場するという情報をゲットした当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第82回めの放送を見ましたよ。
母・よしえ(八木亜希子)が蒸発し1ヶ月、ユイ(橋本愛)はグレてしまった。高校を辞め、家にも帰らなくなった。改造車を乗り回し、チンピラ風の男(山田健太)と同棲しているという噂になった。ネット上には荒れたユイの写真が流出したりした。
アキ(能年玲奈)は鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)の付き人となった。ドラマ『静御前』の撮影に立ち会い、鈴鹿ひろ美の見事な演技力と存在感に圧倒された。しかし、いったんカメラの前を離れると鈴鹿ひろ美はどこにでもいるような庶民的なオバサンになり、そのギャップにも驚かされた。鈴鹿ひろ美は外面はいいが、アキとふたりきりになるとスタッフや共演者の陰口を叩いたり、金に細かく、服装は地味で、同じ話を何度も繰り返すのだった。21時以降は一切ものを食べないと決めており、その時間を過ぎると急に機嫌が悪くなり、攻撃的になる。
鈴鹿ひろ美の付き人をやりつつ、アキはGMTの活動も行なっていた。毎日19時からは劇場のレッスンルームでダンスの稽古を行う。その日、稽古中のメンバーに鈴鹿ひろ美から鮨の差し入れがあった。無頼鮨で働き始めた種市(福士蒼汰)が出前すると共に、鈴鹿ひろ美が店で待っているというメッセージを伝えた。アキはすぐに無頼鮨へ向かった。
鈴鹿ひろ美は、自分のことをどう思うかアキから率直な意見が聞きたいという。それでアキは、遠慮なく思っていることを答えた。アキの意見は、鈴鹿ひろ美の芝居は最高だという。だから、人としての面白みや趣味などはなくてよく、芝居だけをやっていれば良いと話した。鈴鹿ひろ美は、芝居以外に能が無いと言われたことで機嫌を悪くした。突然ひとりで帰ると言い出した。
去り際、アキはどうして自分に優しくしてくれるのか訪ねた。鈴鹿ひろ美は「自分に似ているからだ」とだけ答えて帰っていった。
その後、アキと種市はビルの屋上でふたりだけで話をした。暦の上では11月になり、もうすぐ正月だ。アキは東京に来たばかりだから、正月も帰郷はしないという。一方の種市は、家族に会ったり、ユイの様子を伺うためにも北三陸市に帰る予定だという。
種市もユイが荒れているという噂を聞きつけ、彼女のことをひどく心配しているのだ。アキに対しても、北三陸市に一度帰って、ユイを励ましてやるべきだと提案した。しかし、アキはユイに会うつもりは一切ないという。ユイの心情を考えれば、今の姿を自分には見せたくないはずだからだ。親友の間柄にも緊張感は必要であり、ユイは常に自分の先を行っている存在でなければならない。だから、今のユイには会わないし、彼女がグレてしまったという噂も聞かなかったことにするという。
昨日まで劇中の季節がいつなのか判然としなかったのだけれど、今日の種市(福士蒼汰)の台詞で11月であるということがわかりました。「あっという間に『暦の上ではディセンバー』だぞ」などという面白台詞もあったり、年末年始の予定を話したり。
ユイ(橋本愛)は家に帰らず、男(山田健太)と同棲しているという噂になっています。同棲しているということは、ユイがその男に女の子の一番大切なものをあげたのかどうか、それが気になって仕方ありません。
『あまちゃん』ヒストリー(時系列表)