NHK『あまちゃん』第84回

昨日の夕食はアバズレの食いもんだった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第84回めの放送を見ましたよ。


* * *

第14週「おら、大女優の付き人になる」

アメ横女学園の40人、GMTの6人を対象とした人気投票イベント「国民投票」が行われることとなった。上位20位の者をレギュラーとし、30位以内に入れば年越しライブへ出演できる、40位以内の者は補欠メンバーとし、41位以下の者は解雇するのだという。荒巻(古田新太)によれば、国政選挙での政権交代と同じように、投票結果で大きな変化があるかもしれないという。また、日の当たらない場所で努力しているメンバーへチャンスを与えたいという意図もあるのだという。

しかし、GMTのメンバーたちはそのルールに愕然とした。彼女らは劇場地下のレッスンルームで稽古をしているばかりで、人前に出たことがない。初めから名前が知られておらず、自分たちをアピールしようにもステージに上る機会もない。票を獲得できる見込みがほとんど無いのだ。落ち込むメンバーに対して、水口(松田龍平)は辛辣だった。人気の無い者を早々に解雇し、アイドルを諦めさせ、違う進路を示すことも事務所の優しさなのだという。そうなりたくなかったら、自分たちで生き残る方法を考えろという。

その夜、寮でアキ(能年玲奈)と同室の仙台出身・小野寺薫子(優希美青)が泣きだした。自分は歌もダンスも苦手であり、誇れるものがない。国民投票が不安でならないというのだ。父は自分の芸能界入りに反対だったが、母(石田ひかり)が全面的に応援し、大きく期待を寄せてくれているという。そんな両親が先ごろ離婚し、母は薫子を頼って上京してくるという。こんな上京でGMTをクビになったら、母にどんな顔をされるかわからないと怯えるのだった。アキは、そんな薫子を親身に慰めた。

GMTのメンバー6人は、それぞれが出身地の衣装を身につけて路上ライブを行うことになった。アキが海女の格好をし、徳島・宮下アユミ(山下リオ)が阿波踊り、沖縄・喜屋武エレン(蔵下穂波)はエイサーの民族衣装、仙台・小野寺薫子は牛たんにちなんで牛の着ぐるみを身につけた。その4人については水口も納得した。しかし、これといった衣装の見つからない埼玉・入間しおり(松岡茉優)が地元名物のネギをイメージして緑色をあしらっただけの衣装や、佐賀といえば「がばいばあちゃん」だと言って老婆の扮装をする遠藤真奈(大野いと)はみんなから非難された。

衣装ももちろんだが、路上ライブで披露する曲目の選定も重要だった。しかし、なかなか結論が出なかった。喜屋武は沖縄を代表するアーティストBEGINを主張したが、他のメンバーは受け入れない。アメ横女学園の「暦の上ではディセンバー」や、アキの主張する「潮騒のメモリー」なども候補に上がったが、いずれも決め手にかけていた。

みんな真剣で、必死に議論を続けた。自分たちの運命がかかっているのだから当然だ。そんな緊迫した雰囲気の中、アキはどこか懐かしいものを感じた。お座敷列車イベントや海女カフェの計画を練っていた時のことを思い出したからだ。その時のことを思い出すほど、そばにユイ(橋本愛)のいないことが悲しく思われるのだった。

その頃、学校を辞めてしまったユイは、春子(小泉今日子)の計らいでスナック梨明日で働いていた。何も知らずに店へやってきたヒロシ(小池徹平)は驚いたが、ユイが自分は18歳だから自分のことは自分で決めると言うと、それ以上何も癒えなかった。

ある夕、アキが劇場を出ようとすると、荒巻に声をかけられた。春子と荒巻が顔見知りだと知ったアキは、荒巻に自分が春子の娘だと話した。すると、荒巻は激しく動揺するのだった。

* * *

春子(有村架純)とユイ(橋本愛)がカウンターにいるスナックなんて最高ですね。入り浸りたい。

ていうか、KYON2も橋本愛もヤンキー芝居が堂に入ってて素晴らしい。

『あまちゃん』ヒストリー(時系列表)
『あまちゃん』 つづく

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です