NHK『あまちゃん』第145回

20日(金)のNHK『あさイチ』のゲストは能年玲奈であるのだが、当日は札幌市内で朝一で外せない用事があるため生で見ることができず、自宅のHDDレコーダーに録画しておくにしても2日後くらいまで見ることができないので歯ぎしりしている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第145回めの放送を見ましたよ。

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第25週「おらたち、いつでも夢を」

ユイ(橋本愛)と水口(松田龍平)が顔を合わせた。ふたりが会うのは1年半ぶりのことであり、ユイがアイドルを諦めてからは初めての再会だった。

水口はアキ(能年玲奈)とユイの「潮騒のメモリーズ」の再結成を目指していることを単刀直入に話した。ところがユイは、不機嫌にそれを断り、手に持っていた販売用のミサンガを水口に投げつけ、去って行った。アイドルになることを目指していた時、ユイは水口に世話になっており、今さら彼に合わせる顔がなかったのだ。その上、一度は諦めた夢を蒸し返されることに我慢がならないのだ。

アキはユイを追いかけ、ふたりで話をした。向かった先は北鉄の車両倉庫だった。ふたりが初めて出会ったのは北鉄の車内であったし、一緒にお座敷列車で歌ったり、喧嘩もしたなど、ふたりにとって思い出がいっぱいだった。一方で、大地震発生時に乗車していたユイにとっては、恐ろしい記憶の象徴でもあった。

ユイは、アキと友達で良かったと話した。ユイの表情や口調は明るく装っているものの、アキにはそれが却って重苦しく感じられた。ユイは、大地震発生前まではアキに嫉妬していたことを白状した。アキの出演するテレビやCDをほとんど見聞きしなかったという。それが、今ではアキのCDを聞けるようになったという。ユイが悟ったことは、嫉妬にはエネルギーが必要だということだというのだ。震災前にアキに嫉妬していたのは自分に元気があったからだ。今は、嫉妬する元気もないというのだ。
アキは口に出さなかったが、ユイに不甲斐なさと怒りを感じ始めていた。

スナック梨明日では、大人たちが北三陸やユイの今後を憂い、過去の楽しかった思い出に浸ってばかりだった。
ユイと別れてスナックに顔を出したアキは、ユイと同様、元気の無い大人たちを見て腹が立った。みんなの前でユイの張りあいのなさをまくし立てた。続いて、過去の思い出にこだわってばかりの大人たちを叱りつけた。町の復興を真剣にやってもらわなくては困ると怒鳴るのだった。

感情に駆られて怒鳴りながらも、アキは密かに気付いたことがあった。アキは過去にユイから「思い出作りに終始せず、真剣にやってほしい」と怒鳴られたことがある。知らず知らずのうちに自分とユイの立場が入れ替わり、自分がユイと同じことを言ったことにハッとするのだった。

ある日、GMTの喜屋武(蔵下穂波)から連絡が入った。宮古市で復興チャリティコンサートを終えた後、アキのことを思い出して北三陸まで足を伸ばしたのだという。GMTメンバー全員が北三陸にやって来た。駅舎ではファンに囲まれて大騒ぎになった。

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ユイ(橋本愛)は、アキ(能年玲奈)に嫉妬してテレビもCDも聞かなかったと言っていたけれど、『つくってこわそう』を見て笑ってたよね?・・・と突っ込もうと思ったけれど、あれは喫茶リアスでみんながテレビを見ていかたら付き合って仕方なく見てたってことか。

北三陸にやって来た水口(松田龍平)でしたが、スリーJプロダクションを辞めたわけではなかったそうです。春子(小泉今日子)の計らいで「岩手北三陸支社長」というポストに就き、赴任したそうです。ただし、給料はほとんどなく、アキが芸能活動をした時だけ歩合で給与が支払われるそうです。

水口は、過去に勉(塩見三省)を騙し、琥珀堀りの弟子を装って北三陸に潜伏していました。水口は勉の家まで挨拶に行くのですが、勉は水口と口を利こうとしません。水口の招待を知った時、勉は激しいショックを受けたからです。
水口が食い下がると、勉は物置小屋を見ろといいます。そこには、水口の採掘装備が全て昔のままに残されていました。それを身につけさせると、口数少なくふたりで坑道に入っていくのでした。
渋い男の友情ですな。

北三陸の市井の人々にとっては、アキよりもGMTの方が人気のようでした。駅にGMTが姿を見せると、アキの時には見せないほどの、大騒ぎがおきました。

『あまちゃん』ヒストリー(時系列表)
『あまちゃん』 つづく

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