NHK『あさが来た』第33回

数カ月前から左肩の凝りがまったく解消されず、いよいよ俺も四十肩かとがっくり来ていたのだけれど、さらに悪いことに先週からたまに左腕が軽く痺れるようになってきて、これは何か悪い病気か怪我かと心配していたりして、特に寝起きにしびれていることが多いわけで、まさにそれこそが今朝の寝坊の理由だと言い訳の口実にしている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第33回めの放送を見ましたよ。

* * *

第6週『妻の決心、夫の決意』

新次郎(玉木宏)は、あさ(波瑠)が自分の言うことを聞かず、炭鉱経営に乗り気なことが面白くなかった。毎晩出歩くようになり、今夜も三味線師匠・美和(野々すみ花)の家に来ていた。

普段は他の弟子も一緒なのだが、その日はたまたま新次郎しかいなかった。
新次郎に対して好意のある美和は、彼の手を握って誘惑した。

新次郎もその気になりかけた。
しかし、腕を動かした拍子に自分の裾の縫い目に気付いた。それは、あさが不器用に繕った痕だった。あさのことを思い出して我に返った新次郎は、美和の誘惑をさりげなく振り切って帰って行った。

新次郎が家に帰ると、あさはまだ眠っていた。
新次郎は、あさの寝顔を飽きることなく眺めていた。

それからしばらく経ったある日、あさは義母・よの(風吹ジュン)が新次郎に小言を言っているのを盗み聞いた。

よのは、新次郎が結婚してから4年が過ぎたのに、子供ができないことを不満に思っていたのだ。しかも、番頭の亀助(三宅弘城)に後をつけさせ、新次郎が足繁く美和の家に通っていることも調べあげていた。これらのことから、美和を新次郎の妾として子供を産ませるよう勧めるのだった。
この時代、地位のある男が跡取りを作るために妾を囲うことは珍しいことではなかった。新次郎ほどの立場であれば、妾を持っていても世間から後ろ指をさされるようなこともない。よのはしきりに勧めた。

新次郎には全くその気がなかった。しかし、母の手前、はっきりと口に出して断りはしなかった。
陰から聞いていたあさには、新次郎の表情や様子ははっきり見えなかった。新次郎がきっぱりと拒絶しなかったことや、自分に子供ができないことなどが相まって、あさはすっかり落ち込んでしまった。

その直後、はつ(宮﨑あおい)が家に訪ねてきた。ただし、はつは自分のような落ちぶれた者が姉だと知れてはあさに恥をかかせると心配した。そこで、通りすがりの物売り女を装って会いに来た。
はつのお腹はすっかり大きくなっており、赤ん坊は無事に成長しているようだった。

はつは、あさに折り入って頼みがあるという。それは、はつの付き従う ふゆ(清原果耶)のことだった。ふゆは、京都の実家からずっとはつの世話係をしており、今も一緒に百姓の納屋に住み込んでいる。はつの赤ん坊が生まれたら、その子の世話も引き受けると張り切っているという。

しかし、はつは、ふゆの将来を思えば、いつまでも自分の元には置いていけないというのだ。ふゆは働き者であるし、美しい女性でもある。なんとか良い夫へ嫁がせてやりたいが、百姓に落ちぶれた自分には無理だという。
そこで、加野屋の女中としして雇ってもらえないかと言うのだ。そして、あさが良い嫁ぎ先を世話して欲しいと頼んだ。

あさは、喜んで引き受けた。ふゆがいなくなった後、はつの世話係がいなくなることは心配だが、ふゆのためを思えばそれが良いと思ったからだ。しかも、慕っている姉の願いを断るわけにもいかない。

あさは、新次郎が妾を取るかもしれないと聞いて落ち込んでいたが、久しぶりにはつに会えたことですっかり機嫌が良くなった。
はつも、あさの様子がどこかおかしかったことに気付いて訪ねてみたが、あさは話そうとはしなかった。はつにだけは知られたくないと言うのだ。今はただ、幸せそうにしているはつが羨ましいと答えるだけだった。

その直後、はつが腹を抱えて苦しみだした。

* * *

昨日の放送では、新次郎(玉木宏)と美和(野々すみ花)の思わせぶりなシーンで終わったわけだけれど、結局、美和の一人相撲で終わってしまいました。
オトナのしっぽりした展開を期待していただけに、ちょっと残念。もう少し艶っぽい展開を見ていたかった。

ところで、新次郎の母・よの(風吹ジュン)から命令を受けて、番頭の亀助(三宅弘城)が後をつけていました。
新次郎が家を出た後、うっかり者の亀助は美和に見つかってしまいました。
美和は、「お茶でも」と言って亀助を家に誘っていました。

その後、すぐに場面が変わってしまったので、亀助が本当に家にあがったかどうかは不明。あがったとして、家の中で何があったかもわからない。
わからないんだけれど、新次郎に振られてムシャクシャした美和が亀助を誘惑して、することしちゃったんだろうと想像している当方です。大きな両替商の番頭とはいえ彼女に比べれば下賤な亀助を、上品な美和が手籠めにしたと思うとドキドキしちゃうじゃん!
ああああぁ。エロい、エロすぎる。

それはさておき、僕は亀助はふゆ(清原果耶)と夫婦になると以前から予想しているわけだけれど、今日はふゆが加野屋で働き、あさが夫を世話するという算段になりましたね。
これは、モロに亀助×ふゆのフラグが立ちまくりじゃないか。

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コメント (3)

  1. sterai

     考えることが下賤よのう…。あぁ、不憫不憫…。

    • 木公

      こんな美人さんに「お茶飲んでいかない?」って言われたり、手を握られたりしちゃうんですよ!?
      不惑といえども、ワクワクしちゃうじゃん!

  2. sterai

     不憫よのう…。

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