『365日の紙飛行機』のメインボーカルは山本彩という人だということを知り、彼女のあだ名が「さや姉」であるということを学び、さらに僕と同じ色のPRSのギターを使っている映像を見つけて俄然応援する気になった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第46回めの放送を見ましたよ。
九州での炭鉱の立ち上げ、その直後の祖父・忠政(林与一)の死去などを終え、あさ(波瑠)は1ヶ月半ぶりに大阪に帰ってきた。
あさは炭鉱事業に集中することになった。明治5年に新橋・横浜間に日本初の鉄道が開通したことをはじめ、国内での石炭の需要が高まるにつれ、九州の加野炭鉱の景気もどんどん良くなっていった。
しかし、九州の炭鉱を放っておくわけにもいかず、あさは九州と大阪を行ったり来たりする生活となった。あさは鉱夫たちに「姉御」と呼ばれて慕われるようになっていた。そして、どういうわけか、あさのいる時は採掘量が増え、いない時は減るという傾向のあることがわかった。あさは鉱夫たちを奮起させるためにも、より頻繁に炭鉱へ行かなくてはならなくなった。
あさの出張でわりを食っているのは夫の新次郎(玉木宏)であった。あさが忙しく働くので、夫婦でゆっくりと時間を過ごす間もない。
新次郎は寂しさを紛らわせるように、足繁くはつ(宮﨑あおい)の所へ通った。はつの息子・藍之助にいつもお土産を持って行き、彼と遊ぶのが何よりの楽しみなっていた。
そんなはつにも、生活に変化が訪れていた。
まず、新たな子を身ごもった。はつは大騒ぎにならないよう、眉山惣兵衛(柄本佑)以外には話していなかったが、遊びに来たあさにだけは打ち明けた。はつは、子供のできないあさについて、仕事に打ち込むのもいいが、新次郎との時間も大切にしろと諭すのだった。
さらに、はつは惣兵衛から今後の生活の夢について話を聞かされた。
大きな両替商の跡取りとして生まれた惣兵衛であったが、彼はすでに商人に未練はないという。その代わり、自分の農地を手に入れ、家族と慎ましく幸せに暮らしたいと言うのだ。ただ、惣兵衛は、京都の大きな商家の娘であるはつに農業をやらせることに躊躇していた。
その話を聞いたはつは、笑顔を見せ、心の底から賛成した。それで惣兵衛もその気になった。今は土地を買うだけの資金もないが、コツコツと貯めていつか夢を実現させると誓うのだった。
加野屋では、字のかけない女中・ふゆ(清原果耶)のために、新次郎や番頭の亀助(三宅弘城)が代筆をしていた。ふゆは、新次郎の美しい字に見とれていた。そればかりか、ふゆは新次郎に対して特別な感情を抱き始めているようだった。そこへあさが顔を出すと、ふゆはぷいと立ち去ってしまった。
その時、あさの母・梨江(寺島しのぶ)が訪ねてきた。東京へ移る前の別れの挨拶に来たのだ。
いつもの通り、はつ役の宮﨑あおいさんが可愛くてしゃーない。
あさ(波瑠)に子作りをしろと上から目線で話すのだが、その態度を後に自己嫌悪に陥る。その時に、自分の口を指で押さえて反省する姿が可愛くて、可愛くて。
さらに惣兵衛(柄本佑)の夢を聞いて、賛成しながら目をきっらきらさえて笑うのが、これまた可愛くて。
おっちゃんは、思わず身悶えしてしまいました。
その他、気になるシーンとしては、加野屋に「加野炭鉱」という看板が掛けられたのだけれど、大番頭・雁助(山内圭哉)がそれを見ながら、人知れず渋い顔をしていた。何を考えているのだろう。
あとは、ふゆ(清原果耶)がどんどん新次郎(玉木宏)に惚れちゃっているような。