NHK『あさが来た』第47回

関西地区で先行放送された『大阪発 朝ドラコンサート』(BSプレミアムで23日11:30より放送)を見たのだけれど、「365日の紙飛行機」の演奏がなくてちょっぴりがっかりしたので、山本彩の弾き語り映像を見ることにした当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第47回めの放送を見ましたよ。

* * *

第8週『京都、最後の贈り物』

京都から東京へ転居するにあたり、実家の母・梨江(寺島しのぶ)があさ(波瑠)に会いに来た。

嫁入り前、梨江はあさに対して、女は商売に口出しをせずに家を守ることが何より大事だと躾けていた。しかし、今はそれが誤りだったのではないかと思っていると話した。
自分の言いつけを守って閉じこもっていたはつ(宮﨑あおい)の家は潰れた。それに対して、男勝りで外出ばかりしているあさの方は商売で頭角を現し、加野屋も安泰である。
あさは、母に褒められつつも、自分の生き方に自信の無いときもあると打ち明けた。たいていの男は家にいる女のことを好きだからだ。
梨江は、そんなあさを改めて励ました。これからは、女もあさのように男と堂々と渡り合う時代になるだろうと予言し、自信を持つように諭した。

続いて梨江は、あさに土地の証文を預けた。それは、今井家が和歌山に持っている土地だという。今はほとんど使われておらず、今井家が東京に移転すれば完全に放置されることになるというのだ。
この土地をはつに譲ろうと思うのだが、はつはどうしても梨江から受け取ろうとしなかったという。そこで、あさからうまく渡して欲しいというのだった。山王寺屋に破産の危機が訪れた時、京都の実家は資金援助を断った。そのことを悔いており、その土地は梨江と忠興(升毅)からの娘・はつへの最後の贈り物だというのだ。
あさは請け負った。

梨江が帰り支度をしている頃、裏口にはつがやって来た。あさと約束していた漬物ができたので持ってきたのだ。
早速、あさは梨江から預かった証文を渡した。しかし、はつは受け取る気になれず、帰る直前の梨江に直接返した。はつの言い分は、山王寺屋が潰れたのは自業自得であり、京都の実家には関係が無い。一度嫁に出た身なので、実家から施しを受けるわけにもいかないというのだ。
梨江は困ってしまった。

一連のやり取りを見ていたあさは、銀行のことを思い出した。銀行は、志のある人を応援して助けるために金を貸す所である。はつと惣兵衛(柄本佑)は生活を立て直すという大志を抱いている。銀行から金を借りる資格があるというのだ。京都の実家はこれから銀行を始めるのだから、調度よいという。
はつは、梨江から土地の証文を貰うのではなく、「借り」ればよいと説得した。一時的に土地を借りて、金をため、将来利息をつけて返せば理屈に合う。

その考えに梨江も乗った。はつはまだ若く、これから新しい人生を歩むことができる。土地を借りることで、はつたちが今後どう生きていくのか見届けたいと心から願った。
そこまで言われると、はつに断る理由はなかった。証文を受け取り、必ず返済することを誓った。

それから数カ月後。
あさは改まって、正吉(近藤正臣)に相談を持ちかけた。

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本文からは割愛しましたが、梨江(寺島しのぶ)は、あさ(波瑠)の姑・よの(風吹ジュン)とふたりきりで話をしました。
その中で、よのからは皮肉たっぷりに、あさは月の半分は九州に行っていて、家のことは何もやらないなどと言われていました。梨江は弁護できずに、平謝りでした。

その中で、あさが嫁いできて10年にもなると言われていました。
僕は本作の中の時間の流れをきちんと把握できていなかったのだけれど、もうそんなにもなるのか。それで子供もできないとなると、姑も気が気じゃないだろうなぁ、とは思う。

新次郎(玉木宏)との間に子供ができないのは、そもそも子作り行為をしていないのか、してるんだけれどたまたま受精しないのか、それともあさは子供ができにくい体質なのか、どれなんだろう。

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