NHK『あさが来た』第78回

今年のNHK紅白歌合戦で本作の特別ドラマがあるかもしれないという情報(紅白にあさが来る “番外編”放送検討: デイリースポーツonline)をゲットした当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第78回めの放送を見ましたよ。

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第13週『東京物語』

大久保利通(柏原収史)が暗殺されたことにショックを受けた五代(ディーン・フジオカ)は、彼と一緒に飲み干すはずだったウィスキーを一人で飲んでいた。酔いのまわった五代は、慰めに来たあさ(波瑠)に思わず抱きついてしまった。

すぐに過ちに気づいた五代は、あさから離れた。
あさも怒ってはいなかったが、たいそう驚いたという。多くの女は、男から急に抱きつかれることに慣れていないからだ。
今日は自制できたが、次に同じことをされたら、驚きのあまり投げ飛ばしてしまうだろうと予告した。自分は相撲が得意なのだと説明した。
五代は謝罪した。

続けてあさは、五代が自分のことを男女の隔て無く友として自分を頼ってくれ、弱みを見せてくれたのなら嬉しいと付け加えた。自分は大久保利通には適わないが、五代の心の友になりたいと希望を伝えた。心の友となって、五代の役に立ちたいと述べた。
五代は嬉しくなった。

上機嫌になった五代は、あさにウィスキーを勧めた。亡き大久保と、新たな友・あさのために乾杯しようと言うのだ。
あさは見よう見まねで、五代がするようにウィスキーを一口で飲み干した。生まれて初めて酒を飲むあさは、むせ返ってしまった。男たちが美味しそうに酒を飲むのを見てきたが、ちっとも美味しくないと話した。
五代は笑った。

五代は、あさのことを不思議な人だと評した。これまでに色々な物を見聞してきたが、あさほど自分を驚かせる存在はないという。どんな時でも、あさを見ていると自然と笑顔になれる。とても貴重な存在だというのだ。
五代は薩摩藩や政府に属していた時に、嫌なものをたくさん見てきた。何もかもを投げ出したくなった時にあさに出会った。あさに会っていなかったら今の自分はなかったと話した。

しかし、その話をあさはほとんど聞いていなかった。1杯のウィスキーで酔いつぶれて眠ってしまっていたのだ。

翌朝、迎えに来たうめ(友近)と共に1日遅れで大阪へ帰った。

新次郎(玉木宏)は、あさの帰りが予定より遅れたのでヤキモキしていた。
あさは、大久保利通の暗殺と、五代を慰めるために居残ったことを正直に話した。もちろん、あさの身は潔白なのだが、新次郎は面白くなかった。あさが東京のその他の珍しいことをいくら話しても、新次郎には馬の耳に念仏だった。

あさは東京で、大久保利通や物知りの奇妙な男(福沢諭吉: 武田鉄矢)に会ったこと、鉄道やレンガ、牛鍋など新しい物を見たことを思い出していた。
中でも一番思い出に残っていることは、道に並ぶガス灯だった。キラキラと光っていてきれいだった。いつか新次郎や娘・千代に見せてやりたいと思うのだった。

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近頃ご無沙汰だった三味線の師匠・美和(野々すみ花)が再登場。レストラン「晴花亭」を開店して、女将をしていました。
新次郎(玉木宏)や五代(ディーン・フジオカ)の協力を得て開いたもので、珍しい洋食やビールが特色のようです。

開店したばかりで、今のところ客は三味線の弟子だった旦那衆ばかりのようです。要するに美和目当ての客たちで、女性は入りにくい店です。新次郎(玉木宏)はあさ(波瑠)を連れて行きたいと希望を述べますが、亀助(三宅弘城)からはやめておいた方がいいと注意されるほど、ちょっといかがわしい雰囲気のようです。

とはいえ、ドラマの中では登場人物たちがたむろする場所になっていくんでしょうね。普段合わない登場人物同士がこの店で会って情報交換して、話が進むという場所。ドラマではよ~ある構造。
今まではあさの出入りできるたまり場が無かったのですが、予告を見る限りあさもこの店に来るようになるようです。ここであさにいろんな情報が吹き込まれるという展開になっていくのでしょう。

次回の『あさが来た』は年明け1月4日(月)の放送だそうです。
良いお年を。

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