映画『食べる女』を見た

ポビドンヨードを含んだうがい薬がなんだかんだで、ドラッグストアに走った人々や、どこぞの首長に失笑を送る人々で世間が騒がしい中、現実を見たくない当方がアマゾンプライムビデオで映画『食べる女』(2018)を見ましたよ。

8人の女が出てきて、どの女も孤独で痛々しくて人生に悩んでいる。女同士で傷をなめあって、最終的にちょっとだけ前に進むって感じの内容でしょうか。時々、添え物のように、これまた痛い男も出てきます。
象徴的なのは、小泉今日子姐さんの
「人ってねぇ、美味しいご飯食べてる時と愛しいセックスしてる時が一番こう、暴力とか差別とか争いごとから遠くなるんだって。・・・でもほら、セックスの方はさ、相手がいないとできないけれど、ご飯ならいつでもできるでしょ。」
というセリフでしょうか。
僕は嫌いじゃない映画です。

ていうか、小泉今日子さんがいい感じに枯れてて良い。
食いしん坊の作家という役どころで、若いうちに両親や一生の伴侶と決めた人を亡くし、古い一軒家で長く一人暮らしをしている。ちゃぶ台のノートPCで原稿を書いてる枯れ具合がとてもオツでございました。目尻や額がシワだらけで、それを隠そうとしない映像がとても神々しく見えました。いい年のとり方をしたよねぇ。
登場人物の女たちの中では最年長で基本的に姉御肌なんだけれど、幼馴染の小料理店主(鈴木京香)にだけは甘えている様子で。その緩急がグッと来る。
KYON2を拝観するだけで価値のある映画だと思いました。

それから、沢尻エリカ様。
いろいろと世間を騒がせていてアレな人ですが、やっぱお美しいよな、と。ユースケ・サンタマリアとのベッドシーンもあったりして。肩しか写ってなかったけれど神々しくて。
ユースケ・サンタマリアは料理の上手な謎の男という役どころなのだけれど、エリカ様相手に腰を振りながら、耳元で料理の献立をつぶやき続けるというシュールなシーンが見どころでした。一見の価値あり。

あとは、シャーロット・ケイト・フォックス
愛の冷めた夫(池内博之)の性のはけ口にされるエロいシーンから、鈴木京香の店で働く割烹着姿まで振れ幅が大きかったわけだけど。シャーロット・ケイト・フォックスの割烹着姿って、言葉で言われても想像できないかもしれないけれど、絵面でみるとすごく凛々しくてかっこよかったです。

その他、酔った勢いですぐに男と寝ちゃう広瀬アリスの着替えやベッドシーンに、妹との仕事の種類の違いに涙を誘われたり。
こんだけ他の女優さんたちにベッドシーンがあるんだから、当然前田敦子にもあるんだろうと思っていたら、そういうのは一切なくて(どぎついセリフはあった)、仕事選ばれてんだなぁと思ったり。あと、この映画がきっかけで勝地涼と交際・結婚ですか?映画の中で、ふたりは飲み友達という間柄で共演シーンが多かったです。
壇蜜さんは、ちょっとオカシクなりかけてる2児のシングルマザー役で、ちょっと見てて辛かったです。その長女は映画冒頭で出てきて「何この子?めっちゃ美形やん」と思ったわけですが。
バーの女店主役は山田優さんらしいのですが、どういうわけか僕は今まで彼女に一切興味を持ったことがなく、映画を見ている時は誰だかよくわかっていませんでした。

そんなわけで、特に大きな事件があるわけではない、ダラダラとした生き様系映画ですが、僕は好きです。誰か見た人は、KYON2の素敵なシワについて語り合いましょう。
あと、これから見る人は、卵かけご飯の準備をして見るべきだと思います。僕はそれをしてなかったので、とても苦しい目にあっています。

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