今回のまとめ記事はいつ終わってもおかしくないと言っておく当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おちょやん』の第3回めの放送を見ましたよ。
父・テルヲ(トータス松本)が、姿を消した栗子(宮沢エマ)を探しに出てたまま10日が過ぎた。
以前の通り、家事を担わなくてはならなくなった千代(毎田暖乃)は学校に行けなくなった。千代の見立てでは、栗子は必ず戻ってくると思っていた。なぜなら、栗子が大事にしている三味線が家に置いたままだからだ。
千代の予想通り、11日めにテルヲと栗子が戻ってきた。テルヲは好きなものは何でも食べさせてやると約束して連れ戻したという。
しかし、貧乏な竹井家には栗子にご馳走を食べさせる金がない。そこでテルヲは、自分が大切に育てていた観賞用の鶏を売ることを決めた。
家から1時間ほどの小さな町には、ガラス工場を営む峯岸社長(佐川満男)の屋敷がある。そこで観賞用鶏の品評会が開かれるというので、テルヲは千代を伴って売り込みに行った。
峯岸社長は目が肥えていて、テルヲの鶏を一瞥しただけで駄作だと評した。素人が育てても碌なものにならないと言い捨てた。引き下がるわけにいかないテルヲは、この鶏の特徴は外見ではなく鳴き声であると主張した。しかし、どう囃し立ても鶏が鳴くことはなかった。ほとほと呆れてしまった峯岸社長はテルヲたちを追い払おうとした。
その時、千代が食ってかかった。
家が貧乏で、人も鶏もいつも腹をすかせている。この鶏が鳴き声は、空腹から逃れ、生きるための声である。それをわからずに、見た目だけで判断するとは峯岸社長の目はくもりガラスのようだと詰った。
そして千代は、きれいなガラスの見本として、母の形見のガラス玉を見せた。
それを見た峯岸社長は、千代がサエ(三戸なつめ)の娘だと見抜いた。
サエは幼いときから16歳ころまで、峯岸社長の下で奉公していたという。辞めた後はめっきり姿を見せなくなったが、亡くなる直前にひょっこりと現れ、そのガラス玉を娘のために買っていったという。その時のガラス玉が、月に似た珍しい色のものだったのでよく覚えているという。
そこに奇妙な縁を感じた峯岸社長は、テルヲの鶏を買ってやることにした。こうして、テルヲは十分な金を手に入れることができた。
帰り道、千代は父に、亡き母のことを今でも好きなのかと聞いた。テルヲは、栗子が怒るから好きではないということにしている、といたずらっぽく本音を語った。テルヲの提案で、サエの墓参りに寄ってから帰ることにした。
その頃、弟・ヨシヲ(荒田陽向)は薄暗い山道を一人で歩いていた。ヨシヲは足を取られ、滑落した。
ガラス工場の社長(佐川満男)の話ができすぎてて、しらけるよねぇ。
サエ(三戸なつめ)が奉公を辞めた後、ほとんど没交渉だったのにも拘らず、彼女が死んだことを知ってるって不自然じゃないか?ガラス玉を買いに来た時が死ぬ直前であり、その後亡くなったということまで知ってるのって、彼女の境遇をかなりよく知っていなくては無理なわけで。それなのに、サエの家族のことを全く知らなかったっておかしくないか?
あれだけのお大尽なら、サエが亡くなったって聞いときに弔問なり香典なり出しただろうし、そこで故人の縁者と顔を合わす機会があったろうに。もしくは使いに全て任したとしても、テルヲ(トータス松本)なりが香典返しの挨拶に来るのが常識だろうし(テルヲの場合、それを口実に金をせびったかもしれない)。
なんか、ご都合主義でノレないなぁ。