ギターアンプで有名なマーシャルのビールが発売されると知り、アンプ(8本入)やスピーカー(16本入)を模したケースに入っているらしいのだけれど、ちょっと高くて手が出ないなと思っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第16回めの放送を見ましたよ。
百音(清原果耶)の家に泊まりに来た幼馴染たちは朝早くに帰っていった。
ただし、寺を継ぎたくなくて逃げている三生(前田航基)だけはしばらく百音の家で匿ってもらうために残った。百音の父・耕治(内野聖陽)は三生を居候させる代わりに、龍己(藤竜也)の下でカキ養殖の仕事を手伝うことを命じた。小さいときから龍己のことを知っている三生は、彼が厳しい人であることを知っており、おそれをなしたが従う他なかった。
朝食後、早速養殖場に出かけた。その日の作業は、カキを湯に浸けて付着物や雑菌を取り除く温湯処理であった。たいへんな重労働であったが、三生も一生懸命働き、龍己から褒められた。
未知(蒔田彩珠)は実家の離れに作った研究室に籠もって自由研究を行っていた。研究テーマは種ガキの繁殖である。
カキの養殖家は種ガキを生産者から購入して育てる。そのため種ガキを自家生産できれば大きな経費削減になるのだ。加えて、3年前の東日本大震災も種ガキの生産に打撃を与えた。石巻と松島を中心に、宮城県は全国の種ガキの8割を生産している。それが津波で大きな被害を受けたのだ。未知は日本のカキ養殖を守るためにも種ガキ生産の研究が重要だと考えていた。
その日、未知が研究室で大声を上げた。皆が驚いて集まると、予定していた数の幼生が育ったのだという。大きな成果であった。
次は、その幼生をカキ棚に植え付けるタイミングを決めなければならない。
風が吹いて潮の流れが早くなれば流されてしまうし、海水温が高くなると魚が活発になり食われてしまう。今後の気象状況を読んで決断しなければならない。未知は気象データを元に来週まで待つのが良いと考えていた。しかし、龍己は長年の勘から今日こそが植え付けの絶好のタイミングだと助言した。来週まで待つと風が強くなり、海水温も上昇するというのだ。ふたりの丁々発止のやりとりから生半可な自由研究ではないと知り、百音と三生は驚くのだった。
結局、決断を迫られた未知は祖父の助言通り、今日すぐに植え付けをすることに決めた。
みんなが研究室を出ていった後、百音は研究室を見渡した。
ここでも気象情報が活用されていることに驚いた。天気は昔から身近にあったはずなのに、自分が気象に興味を持ち始めてから一層目につくようになったのだ。
今週はサブタイトルにもあるように未知(蒔田彩珠)のターンらしいので嬉しい限りです。少なくとも今週はまとめ記事をやめることはないでしょう。
【今日の蒔田彩珠】
優等生できりりとした未知がカッコよすぎて。