NHK『おかえりモネ』第39回

にゃんこスターのアンゴラ村長とウフフキャキャできるなら縄跳びやってもいいなと思っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第39回めの放送を見ましたよ。

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第8週『それでも海は』

及川新次(浅野忠信)は5年前の東日本大震災で自宅と漁船、そして妻・美波(坂井真紀)を失い、漁船の購入費用の莫大な借金が残った。一時はひどく荒れていたが、最近は土木作業員として真面目に働き、借金も少しずつ返していた。亜哉子(鈴木京香)に付き添われて通院することで、禁酒治療も順調だった。
それなのに突如として自宅跡地に佇み、ひとりで泥酔していた。耕治(内野聖陽)たちが保護し、事情を聞いた。

新次はずっとどん底の生活だったという。そんな中、とても嬉しいことがあった。息子・亮(永瀬廉)が漁師になり、ひとりで50匹ものメカジキを獲ったと船から連絡があった。まだ19歳で子どもだと思っていた息子が一人前になったように思えたのだと言う。
新次はその喜びを妻と分かち合いたかった。しかし、肝心の妻はすでに亡くなっていて叶わない。気付いたら酒を持って自宅跡地にいたのだと泣きながら話した。

漁から帰ってきた亮は連絡を受け、まっすぐに永浦家にやって来た。父の告白を聞いた亮は、父と共に酒を飲みたいと話した。けれどもまだ未成年なので酒は飲めない。その代わりに、母の好きだった歌をがなり始めた。
新次はそんな亮を止めた。自分はそんなことをされても立ち直る気はないと声を上げた。

その日、及川親子は永浦家に泊まることになった。二人は早くに床についた。

百音(清原果耶)は、未知(蒔田彩珠)に亮のことを聞いた。未知が県内の水産試験場に就職するのは、亮と一緒に海の仕事をしたいからではないかと尋ねた。そしてそれは、亮にとっても心強いことだからいい考えだと話した。
しかし、未知は亮とは無関係だと頑なに否定した。

同じ頃、耕治は亜哉子と話していた。耕治は新次の借金のことがあってから関係が気まずくなっていた。亜哉子が面倒を見てくれなければ、新次が素直に通院することもなかっただろう。これから先も面倒をかけるが協力して欲しいと頼んだ。
耕治の依頼を受け入れつつも、亜哉子は怒った。耕治と新次、そして亡くなった美波は幼なじみの強い絆で結ばれていることはわかっている。一方で、自分をその仲間だと受け入れてくれないことが不満だと抗議した。

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及川亮(永瀬廉)が漁で大きな成果を上げ、父・新次(浅野忠信)は祝杯を上げたいと望んだ。しかし、亮本人はまだ未成年であると言って断った。
正直、「海の男のくせに細かいこと言ってるんじゃねぇ」と見ながら思ったよね。けれど、よく考えれば、彼も飲めるっちゃ飲めるんだよね。飲んで父を喜ばせたいとは思うんだよね。けれど、酒を断とうとしている父に飲む口実を与えないために方便を使ったんだよね?俺はそう解釈したよ。
いい息子じゃん。

【今日の蒔田彩珠
未知(蒔田彩珠)は、及川家の問題をじっと心配そうに聞いていました。
百音(清原果耶)から遠回しに亮のことを聞かれるも否定してました。未知の本心がちゃんと語られるシーンはほとんど無い(僕の知る限り、亮が港で仕事をしている時間を見計らってわざと遠回りで漁港に向かうというシーンがあった程度)のだけれど、百音の予測は当たってるということでいいんだよね?

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