NHK『おかえりモネ』第63回

このあと9時から僕の住む自治体の40歳以上への新型コロナワクチンの予約受付が始まるので、はりきっている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第63回めの放送を見ましたよ。

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第13週『風を切って進め』

鮫島(菅原小春)の代表選考会まであと6日となった。
強化選手に選ばれる標準タイムはハーフマラソン55分20秒であるが、この日の鮫島の記録は55分29秒であった。もう少しのところでタイムが伸び悩んでいた。

鮫島も少し元気がなかった。付き添いに来ていた百音(清原果耶)に本音を話しはじめた
スポーツ気象班が立てた作戦は、鮫島の深部体温の上昇を抑えるため、ラップタイムを守って控えめな走りをするというものである。しかし、そうすることで鮫島は走るのが面白くなくなったと言うのだ。
鮫島は風に強い選手であることを自覚している。他の選手の背後について風よけにし、ラストスパートまで体力を温存する。しかし鮫島は、早い段階で前に出て、他の選手から風よけに利用される間もなく引き離し、そのまま逃げ切るのが好きなのだと言う。向かい風を自分で切り裂いていく感覚は自分にしかわからない気持ちよさなのだ。

そこで百音はあらためて鮫島の過去のレース当日の気象データやや、次の選考会当日の最新の風の予報を調べ直した。すると、確かに鮫島が優勝した日はいずれも風の強い日だった。そして、選考会当日は強い風が吹くと予想されていた。

シェアハウスに顔を出した鮫島に対し、百音はそのことを報告した。そして、本番で思うようにタイムが伸びなかったら場合はペースを抑えるのではなく、鮫島本人の持ち味である先行逃げ切り作戦に切り替えてよいのではないかと提案した。もう一歩のところで標準記録に届かないのは、鮫島が自分の走る感覚を抑え込んでしまい、強みを発揮できないのではないかと説明した。

その提案を受けた鮫島は激しく怒り出した。
これまで鮫島は自分の感覚だけを頼りに走り、次第に結果が残せなくなった。だから、データ重視の方針に切り替えたのだ。自分の感覚に頼る精神論ではなく、データに裏打ちされた科学的方法に従うと決めたのだから百音の助言など聞く耳を持たないと吐き捨て帰ってしまった。

代表選考会3日前。スポーツ気象班のみでミーティングが行われた。
百音が鮫島を怒らせてしまったことについて、朝岡(西島秀俊)にも叱られた。気象予報は常にいくつかの可能性が考えられる。選手を迷わせるような軽はずみな発言は避けなければならないからだ。

一方で朝岡は、百音が鮫島の変化に気づいたことは評価した。
気象状況は常に変化し得るものであり、変化したら即座に別のプランに変更する必要がある。鮫島に変化があったことも同様であるし、より強い風が吹くという予想も出てきた。

そこで朝岡は、別のレース戦略を準備することとした。

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車椅子レース編、完全に飽きてます。

百音(清原果耶)と菅波(坂口健太郎)のもどかしい恋の行方についても、別にこれといった障害もなく、単なる時間の問題っぽいから興味が持てないし。
幼なじみの及川亮(永瀬廉)との間で心が揺れるということもなさそうだし、明日美(恒松祐里)が菅波に横恋慕する可能性もハナから潰されてるし。菅波には他の女の影もないし。
どこを面白がれというのだ。

【今日の蒔田彩珠
出番なし。

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