NHK『おかえりモネ』第98回

柄にもなく「実るほど頭を垂れる稲穂かな」なんて格言を思い出している当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第98回めの放送を見ましたよ。
実るほど頭を垂れる稲穂かな

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第20週『気象予報士に何ができる?』

百音(清原果耶)は気仙沼のコミュニティFMで気象情報を担当することになった。天気予報を中心に、市民に役立つ情報を伝えるという抱負を放送で語った。
しかし、開始当初は空回り気味だった。漁業、農業、復興、防災、観光、健康など、各テーマごとに事細かに気象に関する対応策を話しすぎ、聴取者からクレームがついた。明るい話題も必要だと注意された。

それでも百音の気象情報はレギュラー化され、日に3回、7時、12時、17時に放送されることになった。
また、放送スタジオと同じコミュニティセンターに部屋を借り、そこに所属会社ウェザーエキスパーツの気仙沼営業所を立ち上げた。

ある日、百音の幼なじみたちが家に集まった。

仕事で遅れた亮(永瀬廉)を未知(蒔田彩珠)が車で迎えに行った。亮は中古の漁船を購入するために貯金しており、車を買わずに節約しているのだ。必要な場合、幼なじみの悠人(高田彪我)や未知に車で送り迎えしてもらっている。本人は申し訳なく思っているが、未知はそれが嬉しそうだった。

百音は、未知と亮の関係の進展が気になっていた。
傍目にはとても仲がよさそうだった。しばしばふたりだけで飲みに行くこともあるようだった。亮によれば、未知は亮以上に酒に強いという。ただし、酔うと絡んだり、怒りっぽくなるのが玉に瑕だという。今日も酒を飲んでいる未知は、言われたことを証明するかのように、怒りながら亮の発言を否定した。
確かにふたりは息があっているように見えたが、百音らにはどうもそれ以上に深い関係になっているようには見えなかった。

亮は、百音が地元に返ってきた理由を尋ねた。東京で仕事も順調だったし、結婚の予定もあった。それらを反故にした理由がわからないというのだ。
加えて、「地元のために働きたい」という百音の言葉が綺麗事にしか思えないと言い捨てた。

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