NHK『舞いあがれ』第28回

Amazonのオリジナルドラマ『モダンラブ: さまざまな愛の形』の第5話に永作博美さん、そして第7話(アニメ)に黒木華さんが出演していることを知った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ』の28回めの放送を見ましたよ。

* * *
第6週『スワン号の奇跡』

女性パイロットによる人力飛行機の世界記録 15.44km を超えるべく、舞(福原遥)の乗ったスワン号が離陸した。
刈谷(高杉真宙)と冬子(吉谷彩子)は船で後を追いながら、無線で指示を送った。他の部員たちは湖岸から見守った。
出だしは順調で、スムーズに琵琶湖の上を飛行した。舞の視界には空しか見えなかった。その光景に舞は自然と笑顔になった。

しかし、距離1kmを超えたあたりから早くも高度が下がり始めた。風向きが不利で揚力が生まれにくい条件だったのだ。刈谷は、風向きが変わるまで、より強くペダルを漕ぐことを指示した。舞はその通りに力を込めた。
2km通過した頃、無線が不調になり、舞は外部との連絡が取れなくなった。しかも、コクピットの中は蒸し暑く、舞は早くも苦しみはじめた。それでも、みんなが思いを込めて作ったスワン号をより遠くまで飛ばすべく、懸命にペダルを漕ぎ続けた。

そして、飛行時間約10分、飛距離3.5kmほどでスワン号は墜落した。記録には遠く及ばなかった。機体は琵琶湖へ着水した衝撃で大破した。
舞はすぐさま船に救出された。船上の舞は、不甲斐ない結果に終わったことを泣きながら刈谷と冬子に謝った。
けれども、彼らは舞を責めることなく、がんばりを褒めてくれた。刈谷などは、スワン号を舞に任せたことを良かったと思っているし、全ての過程と結果を誇りに思うとまで言ってくれた。
岸に戻ると、部員たちは大はしゃぎで迎えてくれた。誰一人として落胆している者はいなかった。
舞はまだ悔しい思いでいたが、部員たちに礼を述べた。自分と一緒に空を飛んでくれてありがとうと感謝を伝えた。

舞がひとりで佇んでいると、冬子が近寄ってきた。
空を飛んだ感想を聞かれた舞は、とても幸せな気分で、自分はこのために生まれてきたような気がすると答えた。墜落直後は落ち込んでいた舞であるが、今はもう楽しかったことしか思い出せないほど立ち直っているように見えた。
3回生たちは今回で引退だが、冬子は2回生である。来年こそは自分がパイロットとして空を飛ぶと宣言した。舞は自分ももう一度飛びたいと答えた。ふたりはライバルだと言って笑いあった。

こうして、なにわバードマンの夏が終わった。

* * *

残念な結果に終わったけれど、舞(福原遥)はますます飛ぶことが好きになったということだけ把握しておけばよい回です。
なお、飛行シーンはコクピット周りだけをスタジオで撮影して、実際に機体を飛ばしているのはスタント係だと思われます。どうもコクピットの窓から見える風景が嘘っぽく見えました。まぁ、主演女優を実際に飛ばすとかいう危険なことはしないよね。あと、水没したシーンも波が穏やかな地点で撮影したっぽかったです。
ただ、舞が胴上げされるシーンは本人ぽかったです。

明日も読んでアラモード。

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