NHK『ブギウギ』第26回

NHK大阪放送局がこの週末に開催していたBK大感謝祭の見学に行って展示パネルを見ていたら、本作のある登場人物が今後大きな苦難を受けるだろうことが容易に読み取れる記載(下図ではネタバレになる部分を塗りつぶしました。どうしても知りたい人はこちらの無修正画像をご覧ください)があって驚いた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第26回めの放送を見ましたよ。

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第6週『バドジズってなんや?』

1938年(昭和13年)4月、梅丸楽劇団(UGD)に移籍する鈴子(趣里)と秋山美月(伊原六花)は東京にやって来た。

東京では、ふたり相部屋で下宿住まいとなる。
下宿を切り盛りする小村チズ(ふせえり)はふたりを歓迎してくれた。男の下宿人ばかりで、女の子は久しぶりだと言って喜んでいた。しかし、彼女は返事も待たず、早口で一方的にしゃべりまくるので鈴子と秋山は面食らってしまった。
一方、チズの夫・吾郎(隈本晃俊)は口数が極端に少なく、少々ぼんやりしている。そのせいでチズにあれこれ指図されていた。彼は元力士で、相撲の腕前はいまひとつだったが、ちゃんこ番としては一流だったと言う。下宿の食事は彼が担当していて、味は間違い無いという。

その頃、梅丸楽劇団(UGD)では、首脳陣が会議を行なっていた。
取締役の辛島(安井順平)によれば、この劇団の立ち上げには多額の資金が注ぎ込まれ、欧米にも負けない男女混成の劇団としての成功を目指している。絶対に失敗できないというのだ。そのためにも一流のスタッフや劇団員が集められた。
松永(新納慎也)は欧米留学から帰国したばかりの新進気鋭の演出家である。

作曲家・羽鳥(草彅剛)は劇団のために新しい曲をいくつも書き下ろした。それらは首脳陣の中でも評判が良かった。
しかし、羽鳥によれば、まだ曲は完成していないと言う。歌は誰かが歌い、それを曲が聞いてこそ完成するというのが羽鳥の持論だった。まだ披露されていないのだから、未完成だと言うのだ。自分の曲を歌わせる歌手を何人か当たってみたが、東京には適した歌手がいなかった。人気歌手の茨田りつ子(菊地凛子)では、羽鳥の曲調のイメージに合わないと言うのだ。
羽鳥は、大阪から来るという歌手(鈴子)にも過度の期待はしていなかった。自分のイメージ通りに歌えるかどうかまだわからないからだ。
羽鳥は5年の雌伏期間を経て、やっと自分のやりたかったジャズができると張り切っていた。だから、一切の妥協はしたくなかった。

その夜、鈴子と秋山はなかなか寝付けなかった。これからの東京生活のことを考えると、胸がドキドキして止まらなかった。

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今日は東京編の登場人物の紹介という感じでしたね。
主要メンバーはだいたい本文に書いたけれど、一人だけ本文で省略した人がいます。
たまたま見つけて入ったおでんの屋台の主人・伝蔵(坂田聡)です。チャキチャキの江戸弁で話す人物で、その日は機嫌も悪く、鈴子(趣里)たちには恐ろしい人物に見えました。鈴子たちの話し方を聞いて、大阪弁は嫌いだとはっきり言うほどの男でした。関東風のおでんは出汁や具材が黒く見えて、鈴子はびっくりします。しかし、食べてみるととても美味しいという展開でした。
初対面は最悪の印象だったんだけれど、本当は優しいって感じの人なんですかね。鈴子が悩むとここへ愚痴を言いに来て、相談にのってもらうという役割でしょうか。

あと補足として、下宿の女主人・チズ(ふせえり)も一方的にまくし立てる喋り方で鈴子たちを驚かせるのですが、彼女は話の最後に「何か質問あるかい?」と言うのが口癖のようです。これ、絶対流行らせようとしてるな、って思いました。

補足は以上です。
何か質問はあるかい?

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