NHK『ブギウギ』第34回

東京のとあるビジネスホテルに泊まっているのだけれど、部屋がめっちゃ狭くて意気消沈している当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第34回めの放送を見ましたよ。

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第7週『義理と恋とワテ』

日宝への移籍交渉が露見し大騒ぎになってしまったことで、鈴子(趣里)は落ち込みながら下宿に帰ってきた。
下宿のすずこの部屋では作曲家・羽鳥(草彅剛)と作詞家・藤村(宮本亞門)が鈴子の帰りを待っていた。彼らは新曲『センチメンタル・ダイナ』の仕上げに取り掛かっており、最高の歌ができたと興奮していた。一刻も早く鈴子に歌ってほしいと思って、待ち構えていたのだ。

しかし、鈴子は自分にはそれを歌う資格がないと述べた。義理を欠いて勝手に移籍しようとしていた自分のような人間は歌う資格がないというのだ。
ところが、羽鳥は意に介さなかった。人生に浮き沈みはつきものであり、嬉しい時には気持ちよく、悲しい時には辛い気持ちなど、その時の心情に合わせて歌えば良いのだと助言した。
そして、今の鈴子が辛い思いをしていると知り、その心境に合わせて翌日までに曲を作り替えることを請け負った。

羽鳥、藤村と入れ替わりに、同室の秋山(伊原六花)が帰ってきた。
彼女はその日、ダンサー・中山(小栗基裕)からプロポーズの返事を催促された。しかし、秋山はまだ迷っていた。男役としてキャリアを積みたいという秋山の希望に反して、彼は娘役に転向するようあれこれと指示するという。秋山は彼のことが好きだったが、その態度には納得できないという。

秋山は自分が自分らしくいられなくなることをおそれていた。
それを聞いた鈴子も霧が晴れるような思いがした。鈴子も自分らしくいられることがなにより大事だと思うのだ。それで、日宝への移籍を断ることを決めた。

翌日、鈴子は日宝本社に出向き、正式に移籍契約を断った。梅丸に対する義理、そして羽鳥の作る曲を歌うことこそが自分の希望だと理由を説明した。日宝は鈴子と羽鳥が男女の仲にあると根も葉もない噂に基づく記事を見せて、鈴子を脅しつつも引き止めようとした。しかし、鈴子の決意は変わらなかった。

日宝の応接室を出た鈴子を松永(新納慎也)が追いかけてきた。松永は、自分が鈴子の愛の告白を断ったことが理由ではないかとまだ疑っていた。
鈴子は改めて、羽鳥の曲を歌いたいことが理由だと説明した。その真剣な様子に松永もやっと納得した。松永は鈴子を応援し、握手をして二人は別れた。

その日、秋山も中山のプロポーズを断ったと鈴子に報告した。中山のことはダンサーとして尊敬しているものの、自分を押し殺してまで結婚する相手ではないと分かったのだという。
秋山はこれを機に大阪へ帰ることを決めた。大阪で男役として活躍することこそが一番自分らしい生き方だと悟ったという。

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秋山美月(伊原六花)が大阪に帰ってしまうようなので、彼女もフェードアウトっぽいですね。
プロポーズを断るくだりがかっこよくて、好きになりかけたのに残念。

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