NHK『ブギウギ』第104回

誰かに招待されたわけではないし、ましてや自分が挙式する予定もないのだけれど、いつ呼ばれてもいいように結婚式の余興っぽいことの練習をしている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第104回めの放送を見ましたよ。

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第22週『あ~しんど♪』

鈴子(趣里)の義母・村山トミ(小雪)が亡くなり、鈴子は大阪での葬儀に参列した。

トミの部下だった坂口(黒田有)や矢崎(三浦誠己)によれば、トミは愛助(水上恒司)が亡くなった後すぐに、彼と同じく結核になったという。しかし、本人から社外には漏らさないよう厳命されていたという。せめて鈴子だけには知らせるべきだと進言しても聞く耳を持たなかったという。自分の病気で鈴子を心配させることを避けたかったようだ。
鈴子は、愛助とそっくりだと思った。愛助も鈴子に気を使わせないよう、どんなに病状が悪化しても平気なふりをしていた。

トミは愛子(小野美音)のことも常に気にかけていたという。トミは結局、愛子が赤ん坊の頃に一度会ったきりである。鈴子はもっと頻繁に会いに来るべきだったと後悔した。鈴子とトミは夫に先立たれ、仕事をしながら女手ひとつで子どもを育ているという共通点もある。彼女から、もっとたくさん話を聞けなかったことも悔やんだ。
トミは、密かに鈴子のレコードを買い集めたり、出演映画を見にいったりしていたという。本人は隠しているつもりだったが、周囲にはバレていた。鈴子は、トミと最後に会った時、自分のファンだと言って彼女が笑っていたのを思い出した。ますますトミに会いたくなった。

葬儀が終わって数日後、羽鳥(草彅剛)が新曲『買物ブギ』を完成させた。いつもは別の作詞家が詞を書くが、今回は羽鳥自身が作詞も行ったという。羽鳥は、大阪出身の自分でなければ書けない詞だと言って自信満々だった。
譜面を見た鈴子は、メロディの難しさはもちろん、奇妙な詞に面くらった。野菜や魚などの品物が早口言葉のように羅列されているのだ。歌いこなすのは難しそうだと思った。

翌日から、鈴子は家で猛特訓を始めた。もうすぐワンマンショーも行われるので、それまでになんとしても身につけないとならないのだ。あまりに複雑な歌なので、少しでも気を抜くと歌詞を忘れてしまう。家事手伝いの大野(木野花)が心配になるほど集中して練習していた。

そうしていると、仕事のない日であるにもかかわらず、マネージャー・山下(近藤芳正)が訪ねてきた。山下は神妙な顔つきでマネージャーを辞めたいと切り出した。
山下は、トミの下でマネージャー人生を始めた。彼女の世話になり、息子・愛助が生まれると彼の子守り役になった。愛助が大人になった時、彼からの紹介で鈴子のマネージャーに就任した。つまり、トミと愛助が鈴子との縁を繋げたのだ。しかし、今やそのふたりがいなくなってしまった。完全に気が抜けてしまい、これ以上仕事を続けることはできないというのだ。
鈴子は当然に彼を引き止めた。新曲の発売とワンマンショーが目前に迫っている。このような大事な時期に辞められては困るのだ。そうでなくても、山下は自分をずっと支えてくれたし、山下以外のマネージャーは考えられないのだ。

しかし、山下の決意は堅かった。自分はもう高齢で、古い人間の時代は終わったと告げた。鈴子はもっと若く、これからの社会を支えていく人と仕事をすべきだと話した。すでに後任も見つけており、すぐにでも働けるという。
どんなに言っても鈴子は山下を引き止めることはできなかった。

しばらくして、山下は後任マネージャー・柴本タケシ(三浦獠太)を連れて鈴子の家にやってきた。門の前でタケシはひどく緊張していた。

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昨日の放送の最後では、トミ(小雪)の葬儀に多くの報道陣が集まっており、鈴子(趣里)と愛子(小野美音)を待ち構えていました。そこでもみくちゃにされて、大変な騒動になりそうな雰囲気で終わりました。
今日の放送で確かに一瞬だけ報道陣に取り囲まれましたが、特にそこから話が膨らむでもなく、すぐに葬儀のシーンになってしまいました。昨日の思わせぶりなあれはなんだったのか?今日の放送の後半でなにか良くない記事でも出るのかと思ったら、そんなこともないし。なんだったんだ?

明日以降に持ち越しなんだろうか。新マネージャーの柴本タケシ(三浦獠太)の初仕事がマスコミ対応で、そこで一騒動あってトホホな感じになるとか、華麗に捌いて株を上げるとかかなあ。今日のラストでは後ろ姿しか映らなかったけど、どうも頼りなさそうな人物のように描かれていたので、トホホ路線になりそうだけど。

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