NHK『ブギウギ』第88回

読者には全く関係のないことだけれど、ていうか今までも記事のマクラが読者に関係のあったことはほとんどないのだけれど、今朝はいつもと朝のルーティンが違っていていろいろヒーヒー言っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第88回めの放送を見ましたよ。

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第19週『東京ブギウギ』

鈴子(趣里)は羽鳥善一(草彅剛)の家を訪ねた。

そこで、自分のために新曲を書いてほしいと依頼した。
鈴子はいつも羽鳥の歌に助けられたという。東京に出てきてすぐの時、梅丸楽劇団が解散になった時、弟・六郎(黒崎煌代)が戦死した時など、いつも羽鳥の曲を歌うことで危機を乗り越えてきた。今、歌に復帰したいという気持ちが高まっており、どうしても羽鳥に助けてもらいたいと話した。

羽鳥は言葉を失うほど驚いた。今まで鈴子から直接曲作りを頼まれたことはなかったからだ。当然のように依頼を引き受けた。
羽鳥はそれ以上何も言わなかったが、実は鈴子が自分から歌いたいと言うまで何もしないと決めていた。ようやく鈴子がその気になり、自分のところへ来てくれたことが何より嬉しかった。全力で歌を作ると密かに誓った。

羽鳥の妻・麻里(市川実和子)は鈴子の体調のことをひどく心配した。ひとりで子育てをしている鈴子を案じ、いつでも助けに行くと約束した。鈴子はその気持ちをありがたく頂戴したものの、具体的な助けは求めなかった。

その晩、愛子が高熱を出した。
村西医師(中川浩三)の病院に駆け込んだが、それほど心配はいらないという。赤ん坊は元々平熱が高く、体温調節もまだうまくできず、このようなことはよくあると言うのだ。鈴子はひとまず安心した。
連絡を受けた麻里も病院に駆けつけてきた。鈴子が一人で抱え込んでいる姿を見てますます心配になった麻里は、翌日に鈴子の家に手伝いに行くと一方的に決めた。

あくる日、麻里は本当に鈴子の家に押しかけてきた。愛子の世話をしようとする鈴子を押し留め、愛子を奪った。そして、鈴子にはゆっくり休めと言うのだった。鈴子が昼寝をしている間、麻里は愛子の世話のみならず、掃除や食事の支度など手際よく行った。これまで3人の子どもを産み育てている麻里にとっては簡単なことだったのだ。

鈴子は麻里のおかげで久しぶりにぐっすり眠ることができた。実家で飼っていた亀をめぐって亡き母・ツヤ(水川あさみ)と愛助(水上恒司)の母・トミ(小雪)が喧嘩をし、周囲の人々も巻き込んだ大騒動になる夢を見た。
鈴子は、まるでコメディ映画を見たような楽しい気分で目を覚ました。いい匂いにつられて台所へ行くと、麻里が夕食の支度をしていた。その後ろ姿はまるで自分の母親かのようだった。鈴子は夢の続きを見ているようで、ますますいい気分に浸った。

鈴子と一緒に夕食を摂りながら、麻里は母乳に良いとされる食事や赤ん坊の寝かしつけについてアドバイスした。そして、子育ての最大のコツは自分一人で抱え込まないことだと話した。鈴子は元来、自分一人で頑張らなくてはいけないと思うタイプだ。しかし、一人でこなすことなどそもそも無理なのである。いつでも自分を頼ってほしいと改めて言った。むしろ、曜日を決めて定期的に手伝いに来るとまで言い出した。
鈴子は、麻里が自分の母親のように思えると話し深く感謝した。

麻里は羽鳥の様子も話した。羽鳥は楽譜に一音も書けずに唸っている。あんな姿を見るのは初めてだという。本人も、今では目の前にパーっと音符が広がってきたのだけれど、今回は違うと言っているという。どうすれば鈴子を最高に輝かせることができるのか、そればかり考えているとなかなか進まないのだという。
その羽鳥の姿は、麻里が鈴子に嫉妬させるほどのものだという。自分は音楽にまったく興味がないとはいえ、これまで羽鳥は自分のために1曲も書いてくれたことがない。羽鳥があんなに苦しむほどの曲を書く相手である鈴子が羨ましいと冗談混じりに話した。

鈴子は、羽鳥がどんな歌を作ってくれるかこれ以上なく楽しみになった。

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最近、麻里(市川実和子)の株があがりまくりですね。序盤は、羽鳥夫婦のことはほぼスルーしながら見てたんだけれど、彼らが鈴子(趣里)に対していかに親切に接していたか、細かいところも含めて見直したくなりました。

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