NHK『ブギウギ』第98回

最近もまとめ記事がちょっとしんどくなってきたけれど、もう終盤だと思って気力を振り絞っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第98回めの放送を見ましたよ。

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第21週『あなたが笑えば、私も笑う』

鈴子(趣里)の初めての映画出演の撮影中、楽屋で遊んでいた愛子(小野美音)が転倒して頭に怪我をした。幸い大事には至らなかったが、念のためにその日と翌日の撮影は中止になった。

次の撮影日、鈴子は共演者のタナケン(生瀬勝久)に謝った。
タナケンは子どものしたことは仕方がないと言いつつ、鈴子に小言を発した。撮影が1日でも伸びると現場の負担が増え、その皺寄せが作品の質を下げるかもしれない。客は鈴子が母親として苦労しているかどうかなど気にも留めず、大目に見てくれることなどない。つまらない映画を見せたら人々からそっぽを向かれて終わりだと注意した。鈴子は平謝りするほかなかった。

しかし、その日の鈴子は不調だった。楽屋に待たせている愛子のことが気になって芝居に身が入らなかった。単調な芝居になってしまい、NGを出した。そんな体たらくにもかかわらず、休憩時間になると一目散に楽屋に帰って行った。タナケンはそんな鈴子の様子を苦々しく見ていた。

その頃、茨田りつ子(菊地凛子)も調子が悪かった。客やスタッフはまだ気づいていなかったが、りつ子はうまく声の出ないことを自覚していた。それでもりつ子は歌手としてのプライドがあり、歌を休むつもりは毛頭なかった。

そんなある日、雑誌『真相夫人』の記者・鮫島(みのすけ)が往来でりつ子に声をかけた。
鮫島は歌に打ち込むりつ子を褒めそしつつ、鈴子は歌を捨てて女優に専念するらしいと吹き込んだ。りつ子も鮫島がデタラメで扇動的な記事ばかり書くことを知っていて無視するつもりだった。
すると鮫島は、鈴子が「歌うことしかできないりつ子はもう終わりだ」と話したと伝えた。それを聞いたりつ子は、それが本当だとするなら、福来スズ子もブギも終わりだと答えて去って行った。

それから1週間後、『真相夫人』が発売になり、マネージャー・山下(近藤芳正)が慌てて鈴子のもとへ持ってきた。そこには、りつ子が「福来スズ子は終わりだ」と述べたとする見出しの記事が掲載されていた。
鈴子は、りつ子が本当にそう言ったのか確かめに行きたいと言い出した。しかし、山下はそれを思いとどまらせた。ただでさえ愛子の怪我で撮影を休んだのに、これ以上時間をとってりつ子に会いに行く時間などないからだ。ましてや、鈴子とりつ子が直接会って話をするなど、鮫島のゴシップ記事の格好の餌食になる。そう言われて鈴子は納得し、記事のことは忘れることにした。

ところが、鮫島は撮影所にまで鈴子を追いかけてきた。もちろん鈴子は鮫島の相手をせず、彼を追い返そうとした。
ところが鮫島は食い下がった。りつ子は鈴子のことを挑発しているというのだ。記事には書かなかったが、りつ子は「ブギは終わりだ」とも言っていたと告げた。鮫島は、疑うならりつ子に直接聞けばよいと助言した。ただし、鈴子が直接連絡を取ったり、ふたりだけで会おうとすれば、りつ子は鈴子が怒りに任せて怒鳴り込んできたと思うだろうと指摘した。そこで、鮫島が対談の場を用意するので、そこで互いに公平な立場で話し合うのがよいと提案した。

鮫島のことを無視するつもりだったが、その鈴子の曖昧な返事が鮫島には承諾の意味だと捉えられてしまった。鮫島はすぐに対談の準備に取り掛かると言って帰って行った。

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タナケン(生瀬勝久)が鈴子(趣里)を少々苦々しく思い始めたり、りつ子(菊地凛子)と関係が悪化しそうだったり、今週はどういう方向に行くのかまだわからないままでどうもスッキリしません。

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