いよいよ本作も残り1ヶ月になったのでがんばろうと思う当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第106回めの放送を見ましたよ。
鈴子(趣里)のワンマンショー当日の朝を迎えた。
しかし、迎えに来るはずの新人マネージャー・タケシ(三浦獠太)がなかなか現れない。鈴子はひとりで劇場に向かった。
本番前の最後のひととき、鈴子は作曲家・羽鳥善一(草彅剛)、喜劇王・タナケン(生瀬勝久)、旧マネージャー・山下(近藤芳正)など、これまで自分を指導し導いてくれた人々のことを思い出していた。彼らの厳しくも親切で適切なアドバイスのおかげで自分は一人前になり、人気スターになれたのだと思い返していた。
やっとタケシが楽屋に現れた。彼は寝坊して遅刻したという。もうクビになることを覚悟していた。これが最後だと思い、これまでの失敗を謝った。自分が歌や音楽に造詣が深いと言っていたのは嘘だったと白状した。
しかし鈴子は叱らなかった。鈴子はタケシが歌に興味がないことなどとっくに見抜いていたのだ。叱る代わりに、鈴子は微笑みながら、本番をよく見ておけと命じてステージに向かった。
ワンマンショーで披露された新曲『買物ブギ』はまたしても大好評だった。歌詞や踊りの滑稽さに客は大笑いした。
たけしは鈴子の見事なショーはもちろん、客たちが大喜びしている姿を見て感激した。
本番を終えた鈴子から感想を聞かれると、タケシは自分の感動を素直に伝えた。
鈴子は、これこそが歌であり、客を楽しませる仕事の真髄だと説明した。自分は多くの先輩たちから人を楽しませることの面白さと厳しさを教わってきた。今度は自分がタケシにそれを伝える番だと認識していると話した。タケシをクビにはせず、これからは一緒にがんばるつもりだと話した。
タケシも心を入れ替え、一生懸命務めることを誓った。
こうして、鈴子はタケシとともに歩み始めた。
ニンジンが大嫌いだった愛子(小野美音)は、タケシから鼻を摘んで食べれば平気だと教えられ克服した。愛子とタケシは食卓で鼻をつまみながらふざけ合ってニンジンを食べた。鈴子と大野は行儀の悪さに顔をしかめたが、彼の若さと調子の良さによって鈴子の周りはますます賑やかになった。
今週はなにがテーマだったのかわかりかねていたのだけれど、今日やっとわかりました。
これまで人から指導される立場だった鈴子(趣里)が、逆に人を指導する立場に変わりつつあるってことなんですね。いよいよ終盤だな。
予告によれば、来週は産みの母・キヌ(中越典子)が再登場らしいし。終盤だねぇ。