NHK『ブギウギ』第107回

今から15年前の2009年に「日経平均株価が4万円を超えたら結婚するんだ」と自ら死亡フラグを立てたわけだけれど、その時には2050年ころに達成されると予測していた(2021年に再計算したところ2年後ろ倒しになって2052年と予測された)ので完全に油断していたのだが、なんと先週末の終値が39,910.82円に達して4万円目前になってしまい、それなのに僕の結婚計画の方はさっぱり進展がなく、それらしき相手すらも見つかっていないのでどうしたものかと心配してマジ死にそうになっている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第107回めの放送を見ましたよ。

* * *
第23週『マミーのマミーや』

1950年(昭和25年)6月。
タケシ(三浦獠太)が鈴子(趣里)のマネージャーになって2ヶ月が経った。愛子(小野美音)は彼によく懐き、タケシが家に来るとふたりは大はしゃぎした。あまりのやかましさに鈴子は閉口しながらも微笑ましく見ていた。
また、鈴子はもうすぐ新しい家に引っ越すことも決まっていた。愛助(水上恒司)の療養生活のために住み始めた家だったので何かと手狭になってきたのだ。次は、愛子がのびのびと遊べるような広い庭のある家になる。

そんな頃、羽鳥(草彅剛)からアメリカ巡業の話が持ち込まれた。彼の知り合いの興行主からの提案で、4ヶ月かけてアメリカの都市をまわるということである。
鈴子はとても心が惹かれた。ブギの生まれたアメリカには行ってみたいし、自分の歌が本場でどこまで通用するか挑戦したいと思った。
しかし、愛子と離れなければならないことに躊躇した。GHQからの渡航許可は、鈴子とマネージャー・タケシの分しかおりないというのだ。鈴子は回答を保留した。

帰宅した鈴子は、愛子に本当のことは黙っていた。その代わり、家事手伝い・大野(木野花)に相談した。
大野は鈴子のアメリカ行きにきっぱりと反対した。愛子にとって母親は鈴子だけであり、存分に甘えられる相手も鈴子をおいて他にいない。愛子もアメリカに連れて行けるならまだしも、4ヶ月も離れることは看過できないというのだった。

鈴子と大野は愛子にだけは知られないようにしていたにもかかわらず、お調子者のタケシが愛子に漏らしてしまった。
愛子は、鈴子と離れたくないと言って大泣きした。その場はなんとかなだめたものの、それからというものの愛子はことあるごとにアメリカに行かないでくれと言うようになった。
鈴子は困ってしまった。

そうしているうちに、羽鳥からは回答を急かされるようになった。羽鳥も一緒に行くことになっており、楽しみで仕方ないのだ。さまざまな手配も必要であり、もう決断しなければ間に合わないという。

鈴子は、羽鳥と同席していた妻・麻里(市川実和子)を引き合いに、自分の気持ちを話した。麻里のような母親像が正しいを思っている。子どもの世話をして、家を守るのがあるべき姿だ。あたまではそうわかっていても、自分は歌手として成長したいという気持ちを抑えられない。愛子のために普通の人間、普通の母でありたいと思っているのに、娘よりも歌を選ぶことに後ろめたさがあると話した。

それを聞いた麻里は、鈴子の本心を見抜いて、こう話した。
鈴子は、アメリカに行っても行かなくても、いずれにせよ後悔するに違いない。そして、鈴子自身はほぼアメリカ行きに心を決めているのに、あと一押しが足りないと思っている。鈴子と同じような母親の立場にいる人間に背中を押して欲しいと思っているに違いない。だから、自分が鈴子のアメリカ行きを強く推すと述べた。自分が鈴子の母親だったとしたら、絶対にそう言うと話した。

その一言で、鈴子はアメリカ行きを決心した。

帰宅した鈴子は、家事手伝い・大野に報告した。大野は鈴子の決定には従うと言ってくれた。鈴子の留守中、しっかりと愛子や家を守ると約束してくれた。その代わり、愛子には鈴子からしっかり言って聞かせるようにと条件をつけられた。

鈴子は愛子に事情を話した。
離れ離れになるのは寂しいが、外国で歌ってみたいという気持ちが勝ったと説明した。予想通り、愛子は大泣きして駄々をこねた。
鈴子は、娘と歌との間で胸が引き裂かれるような思いだった。

* * *

急にアメリカ行きが決まったわけなんだけれど、どこまでしっかり描かれるんだろう。セットやらエキストラやら大変そうだしねぇ。今後、引越しで家のセットも変わるようだから、制作予算あるかな?と余計な心配をしながら見てました。

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