NHK『ブギウギ』第119回

今日は天輝レオの公演を見に行くし、思いっきり桜パラソルを振ってこようと思う当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第119回めの放送を見ましたよ。

* * *
第25週『ズキズキするわ』

鈴子(趣里)は、若手歌手・水城アユミ(吉柳咲良)から、年末の特別番組で共演する際に鈴子の大ヒット曲『ラッパと娘』を歌わせてほしいと直談判された。鈴子は戸惑い、作曲者の羽鳥(草彅剛)に確認すると回答して返事を保留した。

羽鳥に相談すると言ったものの、鈴子はなかなかそれを実行する気になれなかった。しかし、アユミとの面会が隠し撮りされ、ふたりが『ラッパと娘』を巡って対立していると煽る雑誌記事が発表された。このままでは羽鳥にも迷惑をかけてしまうと思った鈴子は、重い腰を上げて羽鳥の家を訪問した。

その日、羽鳥はいつになく機嫌が悪かった。
羽鳥によれば、同曲は自分と鈴子の歌であり、鈴子が歌ってこそ完成する歌だという。それは鈴子もわかっているはずなのに、軽々しく扱われているようで気に入らないと言うのだ。
さらに、羽鳥はアユミの実力を認めるような発言をした。アユミが『ラッパと娘』をどのように歌うかはわからないが、鈴子以上に歌いこなしたとするなら、鈴子は表舞台から葬られてしまうと脅した。
鈴子は、羽鳥の言うことをおとなしく聞き、そのきつい言葉に意気消沈して帰って行った。

鈴子が辞したのち、妻・麻里(市川実和子)は今日の羽鳥は様子がおかしかったと嗜めた。鈴子に対して今までにないほど意地悪な物言いだったと指摘した。対する羽鳥は、様子がおかしかったのは鈴子の方だったと反論した。
それでも麻里は鈴子を擁護した。鈴子は雑誌に落ち目だと書かれて、ただでさえ落ち込んでいる。そんな時に有望な新人が出てきたらますます自信をなくすのも当たり前である。鈴子の記事では、羽鳥も同様に落ち目だと引き合いに出されていた。麻里は、羽鳥自身もその記事で取り乱しているのだと指摘し、苛立って様子がおかしいのは羽鳥の方だと述べた。

落ち込んだ鈴子が帰宅すると、まもなく愛子(このか)も学校から帰ってきた。ところが、愛子も元気をなくしていた。
一緒に登下校している一(井上一輝)によれば、学校に転校生が来たという。その子は足が速いと噂になっている。愛子はかけっこで誰にも負けたことはなかったのだが、その子には負けるかもしれないと思って落ち込んでしまったのだと言う。次の体育の授業で競争することが決まり、不安がっているというのだ。

鈴子は、負けてもいいし、一生懸命やることが大事なのだと話した。しかし、愛子は負けたくないし、一生懸命にやったならその分さらに勝たなければならないと答えた。
鈴子はそれ以上何も言わなかったが、愛子の気持ちもわかった。確かに、自信のあることで負けてしまうのは恥ずかしいことだと思うのだ。まさに、自分がアユミに対して抱いている感情だった。

アユミとの問題に結論を出せなくなった鈴子は、藁にもすがる思いで茨田りつ子(菊地凛子)に相談した。

りつ子は羽鳥以上に辛辣だった。りつ子は、鈴子の心を全て見透かしたようにズケズケと喋り出した。
りつ子によれば、鈴子は羽鳥に甘えているだけだという。鈴子はアユミと同じステージで比べられるのを恐れている。向こうは人気高騰中の若手歌手で、鈴子は声も体力も衰え始めている。だから、本心ではアユミに『ラッパと娘』を歌わせたくない。しかし、自分で断るのも面子が立たない。そこで、羽鳥を口実に、彼が断ってくれることを期待したのだ。羽鳥もそんな鈴子の卑怯なやり口を見抜いて怒ったのだろうと指摘した。

さらにりつ子は、歌手ならば自分の弱さを認め、それを取り込んで歌に昇華させるものだと話した。それに加えて、以前の鈴子ならアユミのような実力者と一緒に歌うことを楽しんだはずであると指摘した。歌手はワクワクする気持ちがなくなったら終わりである。鈴子が楽しめなくなったというなら、所詮はその程度の歌手だったわけだから、仕事を辞めてしまえと煽った。

おとなしく聞いていた鈴子だが、少しずつ表情に笑みが浮かんできた。りつ子の物言いに全く遠慮はなかったが、それがむしろ鈴子には快感だった。やっと鈴子はワクワクした気持ちになってきた。そして、アユミの歌を聴きたいという気分にまでなった。鈴子はりつ子を残して、足取り軽く帰って行った。
りつ子は鈴子の豹変ぶりに呆れた。

鈴子は帰宅する前に稽古場に寄った。そこでアユミのレコードを聞いてみようと探したが見つからなかった。
しかたなく、鈴子は自分の『ラッパと娘』をかけた。聞いていると、これまでに自分が歌ってきたステージや共演した演奏者の様子がありありと浮かんできた。
そして、アユミならばこの歌をどのように歌うのか聞きたいと思った。

* * *

りつ子(菊地凛子)、かっけぇ。
今まで僕は菊地凛子が苦手で仕方なかったんだけれど、今回のドラマで一方的ながら和解できた気がする。

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