本日3月21日は、1986年に我が最愛の山瀬まみが『メロンのためいき』で歌手デビューした記念日であり、心からの喜びを申し上げる当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第120回めの放送を見ましたよ。
ある晩、愛子(このか)が翌日の学校に行きたくないと言い出した。足の速い転校生と競争することになり、負けるのがいやだからだ。
鈴子(趣里)は、負けるのがいやだという愛子に共感してみせ、学校を休んで勝負から逃げてもよいと話した。ただし、逃げたことは一生忘れられず心に付きまとうだろうと述べた。負けるのが嫌で逃げるくらいなら、負けて悔しい思いをした方がよいというのが鈴子の意見だった。
鈴子は、自分も年末にすごい歌手と一緒に歌う仕事があると話した。初めは自分が負けてしまうのではないかと恐れていた。しかし、今はその人と歌ってみたいとワクワクしているという。確かに怖い面もあるが、それ以上に楽しみなのだと話した。
鈴子は、愛子が逃げようが立ち向かおうがどちらでもよいと思っていると述べ、決断を本人に任せるとした。
翌朝、愛子は登校するかどうか決めかねていた。
その結論を見届ける前に、鈴子は羽鳥(草彅剛)の家へ出かけた。水城アユミ(吉柳咲良)に『ラッパと娘』を歌わせてやりたいと話すためだ。
鈴子は羽鳥に向かって、自分が卑怯者だったことを詫びた。近頃の自分は体力が衰え、仕事も減ってきている。アユミと自分を比べられ、惨めな思いをするのが怖かった。だからアユミに自分の歌を歌わせたくないと思いながらも、自分が許可しなかったと思われたくないので、羽鳥が許さなかったという体裁にしようとした。
しかし、今はむしろアユミと同じ舞台で歌うことが楽しみになってきたと話した。久しぶりに自分の『ラッパと娘』のレコードを聞き直したら、最高の歌だとワクワクした。すると不思議なことに、アユミがどのように歌うのかと興味が湧いてきた。しかも同じ舞台で聴けると思うとズキズキワクワクしてきた。だからアユミに『ラッパと娘』を歌わせてやりたいと話した。
鈴子本人は『ヘイヘイブギー』を歌うつもりだという。これは娘・愛子への思いが込められた歌である。ちょうど今、愛子も自分と同じようにライバルとの勝負で悩んでいる。そんな彼女のために歌いたいというのだ。
じっと話を聞いていた羽鳥は、鈴子に賛成した。鈴子の昂る感情が伝染し、羽鳥もふたりの対決が楽しみでワクワクしてきた。
鈴子はその足でテレビ局に向かい、アユミに自分の歌を歌わせることを許可した。
プロデューサー・代々木(遠山俊也)やディレクター・沼袋(中村倫也)は大きな話題になると大喜びした。
夜になって鈴子が家に帰ると、愛子が泣いていた。転校生との競争に負け、恥ずかしい思いをしたし、悔しくてたまらないと訴えた。
鈴子は、自分も勝負に負けたら恥ずかしくてたまらないだろうと話して聞かせた。しかし、悔しさを正直に言えるのが愛子らしいところだと褒めた。悔しさをバネにさらに立ち向かってもいいし、なんなら逃げてしまってもいい。人生はたいへんな道のりなのだと話した。
鈴子(趣里)も愛子(このか)もライバルとの勝負に怖気付いたり、立ち向かったりという週なのですが、先に愛子が勝負で負けてしまったようです。
鈴子は娘のために『ヘイヘイブギー』を歌うと言っていたわけですが、もうかけっこ競争は終わっちゃったわけで。鈴子の歌番組も年末だからもうっちょと先だし。
年末の放送で『ヘイヘイブギー』を聞いた愛子が気力を取り戻し、転校生にリベンジするという流れになるのかな。
ちなみに、件の転校生はセリフで出てくるだけで、姿は登場しません。リベンジシーンないかもな。