NHK『おかえりモネ』第89回

先日見た『先生、私の隣に座っていただけませんか?』をもう一回観に行きたいと思っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第89回めの放送を見ましたよ。

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第18週『伝えたい守りたい』

9月15日19時、かつてない大きさの台風12号が静岡県伊豆半島に上陸した。電柱の倒壊による夜間の停電や地下街の浸水など、百音(清原果耶)ら報道気象班には続々と被害状況が知らされてきた。報道気象班は右往左往した。

そんな一同を、テレビ局の高村デスク(高岡早紀)がたしなめた。被害の取りまとめと報道はニュースで取り扱う情報であり、気象班の役割は別にあるというのだ。つまり、過去に起きた被害ではなく、これから起きる可能性のある被害を防ぐよう働きかけることが本務だと思い出させた。
そうして気象班は冷静さを取り戻し、番組では被害を食い止める方法を繰り返し伝えた。

台風は関東を直撃し大雨を降らせたが、22時半ころには落ち着き、警報も解除された。深夜3時には事態が収まり、テレビ局の特別シフトも解除された。
百音たちにはやっと休息時間が与えられた。

百音が帰宅しようとしていたところ、長野在住の視聴者・五十嵐(大方斐紗子)からの電話が取り次がれた。彼女が言うには、裏山にある小川が増水しているという。普段、その川はどんなに雨が降ってもチョロチョロとしか水の流れない川だという。それが昨夜からの雨で水量が大幅に増えているという。村の言い伝えでは、その小川の水が増えると下流の番場川が氾濫するという。

その話を聞いた百音は、朝岡(西島秀俊)が運用中のスマホアプリのことを思い出した。そのアプリは全国のユーザーが身近な気象情報を共有するものである。その中の投稿に、長野にある枯れた川が増水すると下流で氾濫が起きるという言い伝えが書かれていた。それとまったく同じ話だ思われた。

その頃、会社でアプリの情報を見ていた朝岡も続々と同じ情報が投稿されていることに気づいた。観測データを確認すると、確かに長野県の番場川の上流で大量の雨が降っていた。朝岡は危険を感じた。

視聴者・五十嵐との通話を終えた頃、朝岡からテレビ局の報道気象班に連絡があった。長野の番場川が氾濫するおそれを放送で伝えるべきだというのだ。
しかし、高村デスクは同意しかねた。一般の人々による言い伝えでは根拠が薄弱であり、デマの可能性もある。確固とした根拠がなければ放送しないというのが高村のポリシーであった。

朝岡は、異なる大勢の人々が投稿しているわけだから、嘘である可能性は極めて低いと説得した。また、付近で大雨が降ったことは事実であるし、以前に野坂(森田望智)が行った山の調査でもこの付近は保水量が低いことがわかっている。
百音も、昔からの言い伝えは過去の災害を踏まえているものであり、人々を守りたいという思いが込められているものだと訴えた。ゆえに安易に切り捨てるべきではないと主張した。

高村は、確固とした裏付けをとることを条件に放送することに同意した。

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NHK『おかえりモネ』第88回

昨日はぼんやりしていて、まとめ記事の「今日の蒔田彩珠」コーナーを書き忘れた(修正済み)当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第88回めの放送を見ましたよ。

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第18週『伝えたい守りたい』

過去にあまり例がない大きさと強さの台風12号が日本に接近していた。首都圏を直撃し、前例のない激しい風雨をもたらすと予測されていた。気象庁は台風上陸3日前に会見を開いた。こんなことは前代未聞だった。

百音(清原果耶)たち報道班は、台風上陸3日前からテレビ局に詰めることになった。朝の番組以外のニュースなどでも適時的に台風情報を伝えることになったのだ。

百音は裏方として情報収集やキャスターへの伝達などに奔走した。
その際、百音に与えられた使命は、視聴者へいかにして危機感をもたせるかということであった。暴風雨が発生するのはおよそ2日後であり、現在はとても天気が良い。このままでは人々が油断してしまうと懸念された。一度雨が降り出すと、あっという間に危険な雨量になり、避難もままならなくなるおそれがある。人々に早めの警戒や避難を促す必要があった。

しかし、百音はどうすれば人々に警戒感をもたせることができるか考えあぐねてしまった。
短い空き時間に菅波(坂口健太郎)に電話をして相談してみた。すると彼は、少し未来に起きるだろうことを具体的に話すと良いと助言した。たとえば彼は食事を摂りたがらない患者に対して、2-3週間後に体力が落ちて起き上がることができなくなると話すという。この先に何が起きるかイメージできれば落ち着いて行動がとれるようになるのだという。
百音はそのアイディアを受け入れることにした。

台風上陸の前日。
百音はテレビ局にある資料映像の放送を提案した。体験施設で暴風雨にさらされる映像を視聴者に見せたいというのだ。
実際に放送されると、効果がありそうだった。たとえば、シェアハウスの近所に住む住民が放送を見て、菜津(マイコ)を頼って避難してきた。シェアハウスは2階建てで高いところに避難することができ、銭湯も兼ねているため小型発電機もある。もちろん奈津は、避難してきた人たちを受け入れた。

そして、上陸前日の15時30分。一都六県に同時に大雨特別警報が発令された。このようなことは前例がなかった。

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NHK『おかえりモネ』第87回

いろいろな事情により今日は仕事を休んでいる当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第87回めの放送を見ましたよ。

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第18週『伝えたい守りたい』

百音(清原果耶)は、会社の新規事業審査会で「あなたの街の気象予報士: 全国津々浦々計画」を発表した。各地域のことを熟知した気象予報士を配置し、地域密着型気象サービスを提供するというものである。気象庁や放送局の気象予報士が提供する気象情報よりもきめ細やかな情報提供をしようという計画である。

小規模事業者のコンサルタントを行ったり、医療や自治体と連携して避難誘導を行う点が目新しい点であった。
この着想には、百音の実家のカキ養殖などが念頭にあった。加えて、菅波(坂口健太郎)が地域医療に注力していることもヒントになった。百音と菅波が会えるのは2ヶ月に一度くらいしかなかったが、会うたびにこの計画について相談ばかりしていた。菜津(マイコ)は、会える時間は短いのに仕事の話ばかりしている二人のことを心配した。しかし、本人たちはこの計画にのめり込んでいて、まったく苦にならなかった。

安西社長(井上順)ら、幹部は百音の計画の新規性を褒めた。
しかし、自分たちの会社だけで全国に気象予報士のネットワークを構築することの難しさが指摘された。計画を実現するためには、途方も無い数の気象予報士が必要になるからだ。
結論は保留され、継続して審議されることになった。

ある日、百音がテレビ番組の仕事を終えると未知(蒔田彩珠)から電話があった。家で母・亜哉子(鈴木京香)と父・耕治(内野聖陽)が揉めているのだと言う。

亜哉子は民宿を再開したいと考えていた。それは、亡き祖母・雅代(竹下景子)のライフワークだった仕事だ。家族にとってもにぎやかで楽しい思い出となっている。島と本土を結ぶ橋が開通し、観光客も大勢訪れるようになった。今こそ民宿を再開するときだと亜哉子は思ったのだ。

しかし、耕治は反対した。亜哉子ひとりで切り盛りすることは難しというのが理由だった。耕治は銀行、未知は水産試験場、祖父・龍己(藤竜也)はカキ養殖と、それぞれが仕事をしている。民宿を経営するには手が足りないというのだ。
龍己のカキ養殖が一家の中心である。むしろ、亜哉子が高齢の龍己を手伝うべきだと主張した。
亜哉子は自分の希望が受け入れられず落ち込んでしまった。

未知は、亜哉子がかわいそうだと話した。カキ養殖の手伝いならば未知ができることであり、亜哉子に押し付けることではないからだ。
そこまで話すと未知の出勤時間となり、話は打ち切られた。

9月10日すぎ、台風12号が発生し猛烈な勢いで発達しながら日本に近づいていた。
朝の情報番組『あさキラッ』では、台風情報をメインに伝えることとし、百音の中継コーナーはしばらく休止となった。百音は、自分のコーナーがなくなることで、かえって視聴者には緊迫感が伝わるだろうと意に介さなかった。

百音の所属会社・ウェザーエキスパーツでも台風12号対策室が設けられ、にわかに慌ただしくなった。

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NHK『おかえりモネ』第85回

季節の変わり目のせいか、寝ても寝ても眠たい当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第85回めの放送を見ましたよ。

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第17週『わたしたちに出来ること』

神野(今田美桜)は百音(清原果耶)のシェアハウスで愚痴っていた。
自分はこれまでの生涯で傷ついたことがないので人間性の深みがなく、それが弱点だと言うのだ。たとえば、百音は東日本大震災でつらい思いをしたことが強みになっていると話した。

それをそばで聞いていた菜津(マイコ)が神野をたしなめた。
奈津はシェアハウスで引きこもり生活を続ける宇田川を念頭に話しているのだと、百音にはすぐに分かった。世の中には、傷ついて動けなくなった人もいる。そういった辛い思いをしている人のことに思いを馳せ、いたわって欲しいと話した。
神野はその言葉に納得し、考えを改めた。

次の放送で、神野は天気のせいで苦しんでいる人へ向けてさりげなく優しい言葉をかけた。天候不順で難儀している農家へ翌週には良い方向へ向かうと励ましたり、季節の変わり目の服装のアドバイスを述べたりした。
百音は神野変化をすぐに感じ取った。視聴者のことをよく考えてくれていることが伝わってきて、まるで自愛に満ちた観音のようだと思った。

2017年3月26日(日)になった。菅波(坂口健太郎)の登米赴任まであと1週間である。仕事で引っ越しの準備がまったく手つかずの菅波に代わって、合鍵を持っている百音が部屋の片付けをしていた。電話で菅波は申し訳無さそうに謝った。

百音は仕事で忙しいものは仕方ないと言いながらも、口調にはトゲがあり、すこぶる機嫌が悪かった。
話したいことがたくさんあるのにまったく会えないのが不満だったのだ。特に、百音は自分のキャリアについて菅波に相談したかった。いつか地元に帰って、人々の役に立つことをしたいと思っている。しかし、何をすればいいか思いつかない。登米での地域医療に身を捧げる決意をした菅波に、地域の人々に貢献することについて相談したいとずっと思っているのだ。しかし、それがかなわない。

菅波は、仕事を抜け出して会いに行くと言った。けれども百音は、この後仕事に行かなければならないので時間がないと断った。それでも菅波は引き下がり、百音を会社まで送る15分間だけでも会うことを提案した。

そうしてふたりは、川沿いの道で落ち合った。

百音は菅波に不満をぶちまけた。
翌週には東京と登米に離れてしまうのに、近頃は会う時間が無い。離れ離れになることが不安になる。仕事だから仕方ないとわかっているが、少しでも時間を作ってくれるのではないかと待っていた。菅波が少しの時間でも顔を見れることはいいことだと言っていて、百音も同じように思っている。しかし、菅波はちっとも会ってくれなかった。
部屋の合鍵を渡してくれたのだから、会う時間が増えるだろうと期待していたのに、まったくそんなことはなかった。

少し離れたところに立っていた百音は、合鍵を菅波に向かって放り投げた。
普段は目測が苦手で、ドアを通り抜ける時に足をぶつけたり、自分に向かって飛んでくるものを掴むのが苦手な菅波である。しかし、百音から投げられた合鍵はちゃんと掴んで受け取ることができた。

菅波は、離れてしまっても大丈夫だと話した。今後、百音から投げられるもの(物理的であれ、心理的であれ)は全て受け止めると約束した。

百音は菅波に抱きついた。

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NHK『おかえりモネ』第84回

自分の姿が亜矢『戦場の華』のジャケットみたいになってて自嘲した当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第84回めの放送を見ましたよ。

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第17週『わたしたちに出来ること』

内田(清水尋也)がキャスターとしてのカメラテストを行った。高村デスク(高岡早紀)によれば、まだ決定ではなく、上層部によるオーディションを後日行ってから決めるという。

神野(今田美桜)はキャスターから降ろされるのだと思い、高村に食ってかかった。自分は外見だけが取り柄であり、笑顔でパペットと掛け合いをすることくらいしか役に立たない人材なのだと卑下した。深刻な場面には似つかわしくない人間だと周囲が思っている証拠だと喚き散らした。

高村はそんな神野をたしなめた。彼女自身も過去に同じ理由で降板させられたことがあるのだと話した。仕事に優劣をつけたり、自分を卑下するべきではないと注意した。高村は神野を見捨てるつもりはないが、その代わり、実力で勝負できるようになれと激励した。

後日、内田がオーディションで採用された。翌月(4月)から番組に出演することになった。
ただし、神野が即降板とはならず、ふたりが日替わりで担当することとなった。2日と3日の割り振りになるが、どちらが多い方を担当するかは様子を見て決めるという。早速、神野は休みだということにして、内田が試験的に出演した。

内田の試験出演は視聴率が良好だった。視聴者からの応援メッセージも神野より多いくらいだった。
それを知った神野は荒れた。興奮して炭酸飲料を振ってしまい、開栓した途端、百音とふたりで頭から浴びてしまった。
ふたりは、百音のシェアハウスの風呂で洗い流すことにした。

入浴後、神野は落ち込んでいた。
神野は、自分が周囲からもチヤホヤされ、なんの苦労もなく生きてきたせいだと話した。実力で勝負しろと言われても、自分には人生経験がなさすぎるのだと話した。挫折や傷ついた経験のある人間こそが強いのだと思っていた。
たとえば、百音は震災を経験して傷ついた。そのようなものが自分にはないのだという。

それをそばで聞いていた菜津(マイコ)は、震災の例を引いたり、傷ついた経験が必要などと軽々しく言うべきではないとたしなめた。

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NHK『おかえりモネ』第83回

なんだか調子が狂って、ますますいろいろサエない当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第83回めの放送を見ましたよ。

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第17週『わたしたちに出来ること』

合鍵をもらった百音(清原果耶)は、菅波(坂口健太郎)の部屋で帰りを待っていた。しかし、菅波からはまったく連絡もなかった。百音は仕方なくシェアハウスに帰った。

ずいぶん後になってから菅波から謝罪の電話がかかってきた。病院で仕事が残っており、まだ帰れそうにないという。百音は菅波とゆっくり会ったり、話をしたりできないことを寂しく思っていた。翌月には東京と登米とに離れて暮らすことになり、ますます会うこともままならない。しかし、そのことを口に出すことはしなかった。

その代わり、菅波が登米の診療所に専念することに決めた理由を尋ねた。まだそれを聞いていなかったのだ。
菅波は、人とじっくり時間をかけて向き合ったり、地域医療に貢献することにやりがいを感じ始めていると答えた。百音はもっと掘り下げて話を聞きたいと思っていたが、そこで菅波は仕事に戻る時間になった。話は打ち切られた。
百音の感じるすれ違いが埋まることはなかった。

休日の朝、百音がシェアハウスの食堂で朝食を摂っていると『あさキラッ』の気象班の同僚である内田(清水尋也)が現れた。明日美(恒松祐里)と一緒にスーツを買いに行くのだという。
明日美は、内田が高校生の時にモデルをやっていたと知ってから彼に惹かれているようだった。彼のことを「まもちゃん(本名・衛)」と呼ぶなど、通常以上に親密なことは百音の目にも明らかだった。内田によれば、買い物に誘ったのも明日美の方だという。けれども明日美は、内田はモデルだったくせにファッションセンスが無いから助けてやるのだなどと方便を使って出かけていった。

次の出勤日、放送前の打ち合わせをしていた。
視聴率低迷が自分のせいだと思った神野(今田美桜)は、気象用語の紹介など堅苦しい内容を扱いたいと提案した。神野は自分の外見や言動に説得力がないことが問題だと考えていた。
SNSなどでも可愛らしさばかり取り上げられている。また、気象に関する注意喚起をした日には如実に視聴率が下がるというデータもあった。これらのことは視聴者が神野の専門性を信用していないことの証拠だと考えた。だから、より専門的な話題を扱って、視聴者からの印象を変えたいのだと話した。

神野がこう思ったのは、会社で先日行われた新規事業審査会で見たことにも関連していた。内田や野坂(森田望智)、そして野坂に急遽指名された百音ですら、人前で堂々と自分の専門性に基づいて説得力のある話ができた。しかし、自他共に神野にはそのような能力がないと思っているのだ。それを克服したいと考えていた。

けれども、野坂は神野の良さが失われると言って、用語解説を受け入れようとしなかった。

その時、控室にあるテレビモニタにスタジオの様子が写った。
気象コーナーのセットの前にスーツ姿の内田が立ち、カメラリハーサルを行っていた。

内田をキャスターに推薦したのは朝岡(西島秀俊)だった。朝岡は、内田の外見の頼りなさと優秀な能力という相反する性質に以前から注目していた。
朝岡は新規事業審査会には出席しなかったが、安西(井上順)から内田の首尾と以外なキャラクター性について聞かされた。それは朝岡が以前から抱いていた内田の人物評と合致していた。

それで、朝岡はテレビ局の高村デスク(高岡早紀)に内田の起用を提案したのだ。同時に、元女性キャスターであり自信家でもある高村ならば、役を奪われた神野をうまくフォローできるという目論見もあった。

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NHK『おかえりモネ』第82回

その昔、”Mami’s Family” という山瀬まみ本人も発売当日まで知らされてなかったいう公式グッズの魚型キーホルダーを使っていた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第82回めの放送を見ましたよ。

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第17週『わたしたちに出来ること』

百音(清原果耶)の務める気象会社・ウェザーエキスパーツでは定期的に新規事業審査会が開かれる。社員なら誰でも自由に参加でき、安西(井上順)は新しいことが大好きなワンマン社長であり、彼が気に入れば即座に実現することができる。

野坂(森田望智)は、河川の氾濫を防ぐための植樹プロジェクトを提案した。これが4回目のチャレンジだという。
山に植樹することで保水力を高め、河川の氾濫を防ぐというのが提案の骨子だった。地方の自治体には潤沢な予算があるわけでもなく、河川等の改修や災害後の復旧を必ずしもできるわけではない。たった一度の氾濫で自治体が壊滅してしまうこともあり得るため、対策が必要だというのだ。

安西は、防災の重要性は認めつつも、気象会社が樹木に拘る理由がわからないと難色を示した。野坂はそれにうまく答えることができず、会場にいた百音を指名して説明させた。百音は林業に関わっていたからだ。
突然のことに慌てながらも、百音は野坂の弁護を行った。百音は、空と山と海の間で水が循環することが気象のキモであり全く無関係ではないと主張した。加えて、たった一度の災害で街が破壊されるのは悲しいことであり、それを防ぐことが重要だと話した。

安西は百音の話を聞いて納得したものの、野坂の提案を却下した。河川は複数の地方自治体をまたいでいる場合もあり、関与する森林所有者も多数に渡る。彼らの利害を調整し、合意を取り付けるのは難しいという判断だった。野坂は再度チャレンジすることにした。

安西は、野坂が朝岡(西島秀俊)と入れ替わりで関与している番組『あさキラッ』についても言及した。視聴率が低下しているというのは彼の耳にも入っていたのだ。安西は、やはり朝岡でなければうまくやれないのだろうと言うのだった。
会場の片隅でそれを聞いた神野(今田美桜)は自分では力不足だと言われていると感じ、カッとなった。しかし、自分をうまく抑え込み、言い返すことをぐっと堪えた。

続いて、内田(清水尋也)が花粉症対策アプリの提案を行った。すでに社内用WEBからダウンロードして体験できるところまで準備ができていた。花粉に関する様々な情報をスマホで調べることができるアプリである。

このアプリを無料で運用すると聞いて、安西は採算がとれるのか質問した。対して内田は、広告収入で収益をあげると答えた。人々は、食品から家電製品に至るまで、花粉対策のために多くの商品を購入する。その市場規模は1千億円だと試算されている。すでにいくつかの企業にアプローチし、色よい返事も貰っているという。
安西は、内田の提案をその場で採用した。

安西はアプリはもちろん、内田の話術にも感心した。若いのに説得力のある話し方で足、引き込まれてしまうというのだ。
その評価を聞いた神野は、自分の話には説得力がないのだと反省した。

夜、百音はコインランドリーで菅波(坂口健太郎)を待っていた。菅波と約束をし、早い時間に彼のアパートの前で待っていたのだが帰ってこなかったのだ。仕事で忙しいとわかっていても、コインランドリーで待っていれば菅波に会えると思ったのだ。

はたして、菅波が慌ててコインランドリーにやって来た。まだ仕事が終わっておらず、すぐに戻らなくてはならない。
しかし、もうすぐ登米に引っ越すため、ふたりに残された時間は少ない。だから少しでも会いたいと話した。そして、ちょっとでも顔を見ると嬉しくなるのだと言う。

菅波は、鮫のキーホルダーがついた自宅の合鍵を百音に手渡した。

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NHK『おかえりモネ』第81回

昨日、新型コロナウイルスワクチンの1回目の接種を受けた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第81回めの放送を見ましたよ。

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第17週『わたしたちに出来ること』

百音(清原果耶)と菅波(坂口健太郎)は正式に交際することになった。
ただし、菅波は登米の診療所に専念するつもりだという。翌年の3月いっぱいで東京の家を引き払うこととなった。

その年の12月24日、百音は春に上京して以来はじめて登米を訪れた。昔から百音と菅波を見守ってきた登米の人々は大いにふたりを冷やかし、また祝福した。
菅波が登米に移住することは、すでに人々にも知られている。百音は、サヤカ(夏木マリ)から菅波の決定に反対しなかったのかと聞かれた。百音は、菅波が登米の人々のために働こうとしていることは賛成だと答えた。ただし、頻繁に会えなくなることを寂しく思うと正直に話した。

2017年3月になった。
百音たちの出演する『あさキラッ』の視聴率が振るわないことが問題視され始めた。特に、神野(今田美桜)が登場するところで如実に視聴率が下がっていた。直前の百音のコーナーとの明暗が明らかだった。

周囲は、「ちょうど家を出る時間なのではないか」「裏番組の人気コーナーのせいだ」などと取りなしたが、神野は自分のせいだと言って落ち込んだ。SNSの書き込みを見ると、神野は明るくてポップ過ぎであり、話に説得力がないなどと書かれているのだ。

百音は神野をなんとか励まそうとした。一緒に弱点を見つけて克服できるよう協力すると約束した。
神野は涙を堪えながらも、持ち前の勝ち気さで、朝岡(西島秀俊)を超えると決意を表明した。

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NHK『おかえりモネ』第80回

「僕のテレビは大雨で画期的な色になり、とても醜いヤマザキマリをとても魅力的なヤマザキマリに変えた」(注: 原詞になるべく忠実にしただけであり、彼女に対する敵意はありません。ていうか画期的な色にならなくても美人な部類だと思う)などと井上陽水『氷の世界』の替え歌を口ずさんでいる当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第80回めの放送を見ましたよ。

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第16週『若き者たち』

日曜の夕方、百音(清原果耶)の幼なじみたちは宮城へ帰っていった。
翌月曜、神野(今田美桜)たちから菅波(坂口健太郎)との関係を少々からかわれたこと以外は、百音も仕事で忙しい日常に戻りつつあった。

しかし、その日の夕方、百音がコインランドリーで佇んでいた、地元に帰った未知(蒔田彩珠)から送られてきた菅波とのツーショット写真をスマホで見ていた。未知からは「お似合いだ」というコメントが添えられていた。

そこに、本物の菅波が現れた。百音は慌ててスマホの画面を消してしまった。
百音は前日の約束をすっぽかしてしまったことを謝った。

その一方で、菅波が洗濯物を持っていないことを不審に思い尋ねた。
すると菅波は、洗濯をしにきたのではなく、百音に会うことが目的だったと答えた。未知や亮(永瀬廉)など、百音の地元の親しい人にあったことで動揺してしまし、居ても立っても居られなくなったのだという。ただし、それは亮に対する嫉妬ではないという。

菅波は、百音が未知から「津波を見ていない」となじられたというエピソードを思い出したのだと話した。津波の時に地元に居なかったという負い目が百音を苦しめているということはわかる。その苦しみを正確に理解できるとは思わないが、できる限り受け止めたいのだと話した。以前の菅波は、人それぞれの苦しみを理解しようとせず、一般的な正論で片付けていた。
ところが、登米で百音に出会ってから自分が変化してきたことを自覚しているのだという。百音に苦しいことがあれば自分を頼りにしてほしいと話した。

それだけ告げると、菅波は当直の時間が迫っていると述べ、立ち去ろうとした。
百音は瞬間的に菅波に帰って欲しくないと思った。しかし、その気持を素直に表す術を持たなかった。目の前にあった仙台土産のお菓子を手渡すというちぐはぐな行動をとってしまった。

その間を継いだ菅波は、大学病院を辞め、登米の診療所に専念することを考えていると打ち明けた。少し前からそう思っていて、折を見て百音に相談するつもりだったという。

百音は、菅波を引き止めるかのようにそっと彼の手に触れた。
しかし百音は、菅波の登米行きを止めたいのではないと弁解した。菅波がどこに行っても構わないし、どこにいようと菅波を応援する気持ちは変わらないという。

百音は、自分も菅波と同じように冷たい正論を述べる人間だと話した。亮から今だけでも助けてほしいと求められた時、それを正論で拒絶したことを打ち明けた。自分は亮を突き放したのに、自分が菅波と離れることが嫌だと思っている。その矛盾の折り合いがつかなくなった。

菅波は百音を抱きしめた。
先と同じよう、百音の痛みはまだわからないが、わかるようになりたいと話した。

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NHK『おかえりモネ』第79回

ここ一ヶ月近く、はほとんど人と喋っておらず、日々の発話割合は買い物時に「d払いでお願いします」と言うのが3割くらいで、残りの7割は「OK google、部屋の電気を消して」などと自宅のスマートスピーカーに話しかけるばかりであり、話し始めに「OK google」というのがクセになってしまい、先日などはあぶなくレジで「OK google、d払い」と口走りそうになった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第79回めの放送を見ましたよ。

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第16週『若き者たち』

シェアハウスに集まった百音(清原果耶)の幼なじみたちは、故郷に暮らすことの是非について深刻に話し合っていた。
特に、亮(永瀬廉)が地元で漁師になったのは周囲からの期待に応えようとしているからであり、それが彼を苦しめているのではないかと議論になった。しかし、亮は本音を話そうとはしなかった。もう大人になってしまったのだから、軽々しく話すわけにはいかないというのだ。

それを聞いた三生(前田航基)は感極まった。亮をそれ以上問いただすことなく、人それぞれ生き方があって良いとまとめた。誰がどこで暮らし、互いに離れ離れになっても、笑いあえる関係が良いと主張した。

それまで表情の硬かった亮であったが、三生に応えるように笑顔を取り戻した。そして、腹が減ったと言いいだした。そうして一同も笑顔になった。

それから一同は、築地の場外市場に出かけた。美味しいものを食べ、たくさんのお土産を買い込んで戻ってきた。
みんなは通常の出入り口から戻ってきたが、亮だけは裏口にあたるコインランドリーへ向かった。それに気づいた百音はこっそりと亮の元へ向かった。

亮は、父・新次(浅野忠信)に電話をかけていたという。何度かけても無視されるので、留守番電話を吹き込んでおいたという。亮にとっても直接話をするのは気まずいので、留守番電話で助かったという。

その頃、気仙沼では新次が亮からのメッセージを聞いていた。亮は無断で船に戻らず騒ぎを起こしたことを謝った。それから、新次がいつまでもだらしないことを叱った。
新次は、酔って警察沙汰になった後、家まで付き添ってくれたにいた耕治(内野聖陽)と亜哉子(鈴木京香)に留守電の内容を話した。そして、自分の態度や行動が亮を苦しめていたのだと反省の弁を述べた。
自分が妻・美波(坂井真紀)の死亡届を提出すれば全て落ち着くのではないかと思うようになった。そうやって自分が踏ん切りを付けて立ち直ることで亮が楽になるはずである。そして、亮の苦労がなくなることは妻・美波も望むものであると考えたのだ。

東京のコインランドリーでは、みんなのところへ戻るよう百音が亮を促した。その時、ドアへ向かうため背を向けた百音の腕を亮が掴んだ。
亮は、前夜の電話で百音しか話せる相手がいないと口走ったことを謝った。百音は、幼馴染なのだから話を聞くのは当然だと答えた。
しかし、それは明らかに亮からの愛の告白だったのだ。百音はそれに気付きながらも素知らぬ顔をしていた。
亮は、百音が本当の意味を知っているはずだと詰め寄った。

百音は本心を話し始めた。亮の苦しみが消えるなら何でもするという気持ちは変わらない。しかし、不幸な境遇に同情して恋愛関係になるべきではないとはっきりと拒絶した。

我に返った亮は百音から離れた。そして、自分が言ったことを悔いた。
亮は、誰かを好きになることをやめたのだと話した。父・新次は、誰よりも愛していた妻・美波を失ったことで破滅した。自分もそうなるのが怖いと思っており、人を愛することをやめたのだと話した。

その後、百音はふたりっきりで未知(蒔田彩珠)の帰り支度に付き合った。
未知は、百音と亮の話を聞いてしまったと打ち明けた。もう誰も好きにならないと言っていた亮がかわいそうだと話した。そして、彼からの愛を拒絶した百音の言動は正論であるが冷たいと断じた。
未知は、自分が亮のそばにいると決意を述べた。

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