今夜は『大豆田とわ子と三人の元夫」を見る予定の当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第7回めの放送を見ましたよ。
父・耕治(内野聖陽)は週末を利用して、百音(清原果耶)を実家に連れ戻すつもりだった。サヤカ(夏木マリ)の家に宿泊し、日曜日になった。1日かけて百音を説得する気でいた。
しかし、百音は耕治を無視して朝から職場に出かけてしまった。子どもたちの林間学校の対応をするのだという。
耕治はサヤカに連れられ、物陰から百音の姿を覗き見た。すると百音は、実家にいた頃とは打って変わって、明るく楽しそうな表情を見せていた。
つい2ヶ月前は、明確な理由も言わず思いつめた表情で実家を離れたいとしか言わなかった百音であるが、登米では見るからに活き活きとしていた。
耕治は、百音の悩みに向き合い、もっと彼女に寄り添うべきだと考えていた。家を出たいと言う百音の言葉は本心ではなく、何か救いを求める遠回しな表現なのだと思っていた。けれども、それは勇み足だったのではないかと、耕治は考えを改めた。
子どもたちに木工細工を教える百音を見ていると、耕治は自分も何かを作ってみたくなった。隠れることをやめ、百音に見つかることも厭わず、木切れで笛をこしらえた。それは驚くほど大きな音の出る笛となった。
耕治は百音にその笛を贈り、時々は自分のことを思い出してほしいと告げた。電話やメールを無視せず、連絡をしてほしいと願った。耕治は百音のことが心配でたまらないのだと本音を打ち明けた。
一方の百音は、父が実家を出て自分で人生を切り拓いたのと同じように、自分も自分で生き方を決めたいと話した。今はそれが何なのかまだわかっていないが、それを見つけるところからやりたいと言うのだ。
耕治もそれを受け入れた。そうして、耕治は百音を残して帰っていった。