お年玉? ガンダムのコースター

ガンダムのコースター
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年明けからオーストラリアに行っていたので、本日が新年初出社でした。
#実際には、出張準備で2日にも会社で用事をたしていましたが。


今朝、出社してみると、僕の座席の椅子の上に何か置いてあった。

椅子の上に謎のブツが。付箋付き
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これが問題のブツ。
ガンダムのコースターではあるのだが、注目すべきは添付されているクマさんの付箋紙。

会えずに残念です

と書かれている。

可愛いクマさんの付箋に加え、字も可愛い。拡大するとわかりやすいと思うが、「す」の書き方が非常に乙女チック。

カイ・シデン風に言うなら、
「あ?へへへ、お、おどかしっこなしだぜ。だ、誰ちゃん?」(機動戦士ガンダム 第28話「大西洋,血に染めて」より)
って感じ。
署名のところが、よく読めないし(“Ku”なのか”KL”なのか、よくわからん)、あまり心当たりもない。

周りの人(♀)に聞いてみても、「私、知らな~い」という返事が返ってくるし。
不本意ながら(♂からもらったとは考えたくなかった)、男性陣にも枠を広げて聞き取りをするも、「知らないなぁ」という回答しか戻ってこないし。

うむぅ。結局、今日はプレゼントの主がわからなかった。

しかし、「人間は考える葦」(パスカル)なので、いろいろ推理してみよう。

まず、このプレゼントが置かれた時期。
僕が2日に会社に来たときにはなかった。その後3日から9日にかけては出社していないので、この間に置かれたものと考えられる。
土日祝日は基本的に人の出入りがないので、4日から6日にかけての三日間の間に置かれたものと思われる。
周りの人に聞き取りしたところ、この間に僕の座席に近づいた不審者(?)はいないとのこと。
う~む、謎。

また、うちの会社、一応セキュリティシステムがあるので、IDカードを持っていない人は僕の座席のある部屋まで入ってくることはできない。
となると、内部の人間の犯行(?)か?
しかし、内部の人間なら「会えなくて残念」などとメッセージを残すとは思われない。同じ建物にいるんだから、出張から帰ってきてからいくらでも会えるはずだし。
せいぜい「あけましておめでとうございます。出張中なんですね。おつかれさま」くらいのメッセージが妥当だろう。彼女(プレゼントの主は女性だと決め付けている)がプレゼントを置きに来た機会を逃すと、もう僕とは会えないので、「和えなくて残念」と書いたと考えられる。

しかし、先ほど、IDカードを有してないと部屋の中に入れないことは述べた。
だが、それをクリアする条件が3つある。
1つは、同じ会社で異なるビルに勤務している人、かつ、僕がガンオタだと知っている人。何人かの同期(♀)が候補に挙がる。しかし、この年明けにわざわざ京都くんだりまで出張のある人はいないだろうし、こちらに実家があるような人もいないので、この線は薄い。
2つ目は、業者さんが来客で来るとき。付き合いのある営業さん(♀)に、お互いにガンオタであることをカミングアウトした仲の人がいる。その人かもしれないと思った。んなわけで、「K社の営業さん来てた?」とアシスタントさんに聞いてみた。”K社”ってのがポイント。付箋にKというアルファベットも書かれているし。しかし、そのK社の営業さんが訪問した事実もなかった。これもハズレ。
3つ目の可能性は、掃除のオバちゃん。しかし、オバちゃんからもらったというのは夢がないし、そもそも掃除のオバちゃんに僕がガンオタであることを打ち明けたことはないので、これもない。ていうか、ないと信じたい(毎朝、掃除のときに僕の机を見てガンダムのフィギュアなどが置いてあるのを見て知ったのかもしれない。しかし、「会えなくて残念」というメッセージが矛盾するので、やはりない)。

つーことは、IDカードを持っている人間ではなさそうだ。
となると、考えられることは、「IDカードを持っていないが、進入可能性な♀」ということになる。
可能性は2つ。
1つは、くのいちだ。女忍者なら、弊社のセキュリティシステムの裏をかくなど朝飯前だろう、きっと。しかし、くのいちはなんとなく、クマさんの付箋など使いそうにない。忍術とかが書かれているような巻物にメッセージを託すだろう。だから、くのいちは違うと思いたい。

で、可能性が高いのは、ずばり、ベラだ。
そう、妖怪人間のベラ(ベムの妻にして、ベロの母親)。
まず、ベラは妖怪人間なので、アメーバ状になることができる。アメーバ状になれば、ドアの隙間から忍び込むことも可能だろう。セキュリティシステムの突破など容易だ。
彼女は「♪闇に隠れて生きる」人々なので、新年の人が少ないときにしかうちのビルに近寄れないのだろう。通常業務に戻ってしまっては、出社する人も多く、人目についてしまう。そんなわけで、年明け早々にやってきたのだが、僕があいにく出張中で「会えなくて残念」と思ったのだろう。

そして、ベラと言えば、”人妻”だ。しかも、子持ちだ。
最近の当方の「対人妻モテ度」を考慮すれば、彼女が下手人(?)であることはほぼ間違いない。
当方がどれだけ人妻にモテるかというと、今年もらった年賀状の実に15.6%までが、「夫の目を盗んで僕へ愛をしたためた」年賀状だった。しかも、それら人妻からもらった年賀状の実に60%までが子持ちの人妻である。
このデータから、いかに僕が人妻(子持ち)にモテモテかよくわかる。

ただし、ベラからは年賀状をもらっていない。
彼女は妖怪人間なので、人間の文化であるところの年賀状という風習になじめないのだろう。
そのかわりに、彼女は僕に人知れずガンダムのコースターをプレゼントしたということだろう。

そんなわけで、とにかくびっくりなプレゼントがあった初出社の日でした。

ちなみに、ガンダム・コースターは10枚入り。残りの8枚は以下の通り。

ガンダムのコースター2

ていうか、ちゃんとお礼が言いたいので、プレゼントの主はどうかお申し出ください。
お願いします。

コメント (13)

  1. Hirori

    楽しい推理でした。
    すぐに見つかると良いですね。

    でも、ベムとベラは夫婦じゃないっすよw

  2. Kayo

    なんかドキドキしますね!!!
    「乙女ちっく」な”す”なんて高校生のころ以来!
    誰が置いてくれはったんでしょうね!
    楽しみですね♪

  3. 木公

    乙女チックな”す”にかなり萌えています。
    しかも、キャプチャ写真じゃわからないと思いますが、「会」という字の左上に、「会」という字の凹みがあります。
    つまり、重なった付箋紙の1枚目で書き損じ、書き直した形跡が残っているわけです。
    そこで、もう一度萌えてしまいます。

    かなりドキドキしています。

  4. たま

    新年早々ドキドキですね♥
    素敵な人からの贈り物だといいですね~♪
    でも・・・クマって・・・ww

  5. Rin

    私の推理。
    40~50歳の男性。

    この文字、「変体少女文字」といわれる
    丸文字漫画字が流行ったのは
    80年代。もちろんあたしも書ける。http://www.h6.dion.ne.jp/~tombo/contents/00950.htm
    20~30代なら長体へた字。
    http://www.asahi-net.or.jp/~QM4H-IIM/x_heta.gif

    つまり、必要以上に女の子からである、と意識させようとしたあまりに、その人が描く「少女」が現代の女の子から離れてしまったのに気づかなかったのではないか。しかも、あなたがこのように
    「誰なんだーい?出て来いハニー」と妄想走らせることを期待しているに違いない。

    とかいいましたが、本当に木公ストイライクゾーンの若いむすめさんかもしれないが、あたしは40代男性に1票。

  6. keyquo

    ベラが出たときには驚き笑いました.
    ベムとベラが家族でなかったと知ったときも驚き,,,笑いました.
    あけましておめでとうございます,ことしもよろしく.

  7. 木公

    たまさん:
    クマだけに、クマっちゃいます (オヤジ)

    Rinねーちゃん:
    夢を壊さないでください。

    keyquoさん:
    イニシャルが”K”だったので、一瞬keyquoさんのことを疑ったことは秘密です。

  8. Kayo

    Rinさんの推理、するどいかも!

    だって、だって、どう考えてもそんな女の子が
    あの日程であの場所に来るとは思えない。

    ねぇねぇ、木公くんのフロアのジョーク好きの男性達
    クスクス笑ってんじゃないのかしら・・・

  9. 木公

    うーむ、僕とこのフロアの人々の仕業なのだろうか・・・。くっそー。

    しかし、
    >その人が描く「少女」が現代の女の子から離れてしまった
    というRinねーさんの指摘に笑ったので、ちょっと溜飲を下げる。

  10. flyingbird

    あけましておめでとうございます。
    年始早々、面白ネタ満載の日記を読んでにやにやしてしまいました。

    犯人誰かわかったら教えてくださいねー。
    どきどきします。

    付箋の書き損じまで見てるなんて、さすがだ・・・。
    私も気になる相手のメッセージは、
    何回か書き直したりしてる・・・。
    それってもしかしてばれてるのかー!?

  11. 木公

    きわどいメッセージを直接書くのではなく、書き損じを装って筆跡だけ残すというテクニックを駆使できるようになれば一人前ですな。
    精進くださいませ。;-p

  12. 岡山県産 清水白桃

    うっかりの多い生涯を送って来ました。 自分には、注意深い生活というものが、見当つかないのです。 自分は北海道に育ちましたので、アジの開きをはじめて見たのは…

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