シャア専用ペッツ

当方の生涯の中で「差出人のわからないプレゼント」を初めてもらったのは中学生のときだ。
登校すると、下駄箱の中の上履きにバラの造花がくくりつけてあった。

上履きの中に画鋲が入れられていることに比べたらよっぽどマシであるが、一般的にこれはイヤガラセである。
しかし、そこでうろたえるのもカッコ悪いので、「悪く無いじゃん。俺、バラ好きだし」とかなんとか言いながら、そのまま上履きを履いて過ごすことにした。

数日間、なんとなくソワソワしている一部の女子たちを観察していると、下手人はほどなくわかった。しかも、僕に好意を寄せている女の子が、ちょっと屈折した愛情表現として行ったらしいこともわかった。
結局、在学中にその女の子とお付き合いさせていただくことになった。

淡いが、滑稽な青春の思い出。

当方のサラリーマン生活の中で「差出人のわからないプレゼント」を初めてもらったのは今年の年初である。
当方のサラリーマン生活の中で「差出人のわからないプレゼント」を2度目にもらったのは先月のことである。
いまだに誰がくれたのかわからない。

当方のサラリーマン生活の中で「差出人のわからないプレゼント」をもらった3回目は本日である。

シャア専用ザク ペッツ
シャア専用ザク ペッツ

当方がガンダムオタクであり、特にシャアが大好きであるということを鑑み、ジャンキーな甘いものが嫌いではないという性質まで考慮に入れた、ナイス・チョイスである。
この女性(だと信じておく)の僕に対する深い愛情を感じぜざるを得ない。

一方で、当方はかなり有名な山瀬まみフリークである。某女性に本気でデートに準じるもの(デートに準じるもの?デートに準じるものなのか!?)に誘われたが、例の山瀬トークショーに行く関係で断ろうと思っているほどである。これだけ山瀬まみを愛している当方であるのに、この謎のプレゼント主は決して「山瀬関連品」をプレゼントしようとは思わないらしい。
この女性(だと信じておく)の山瀬まみに対する罪深い嫉妬を感じぜざるを得ない。

なにはともあれ、どうもありがとうございます。
ペッツの半端にメカニカルな動き、楽しんでおります。

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社会的現実の作り方

Terai, S. さんの「未明のプログラミング日記」に書かれている”社会的現実の作り方シリーズ”が面白い。

社会的現実の作り方
相手チームの実力の問題を、”チーム青森”の好不調の問題と捉える誤解。ダークホースの”駒大苫小牧”を、「真の王者」だとみなす誤解。

社会的現実の作り方2
ニュース番組のアシスタントが「カーリングの選手層は厚い」と発言したが、日本選手権のチーム数は男女ともに9チームのみで、ほとんどが北海道と長野のチーム。

社会的現実の作り方3
「空前のカーリングブーム」と言われる割に、男子の試合はほとんど報道されない。

社会的現実の作り方4
WBCの日米戦における審判の誤審について。本当に人々は怒っているのか?

いずれも”例題”として、スポーツに関する最近の話題が取り上げているが、「現実だと思っていることが、実は”社会的に作り出された現実”(虚構)である可能性がある。そして、人々は自分でそれに気づきにくい」という本質的なメッセージを上手く伝えている。興味深い。
とはいえ、僕は Terai, S. さんと同じ講座で教育を受け研究をしてきた人間なので、この考え方に馴染んでいるだけで、それに興味の無い人は「ふ~ん」で終わってしまうかもしれないけれど。

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