テレビ小説「だんだん」 第13回

カッコいい男が颯爽と現れて、ヒロインに手を差し伸べて幸せをもたらすようなストーリーを「白馬の王子」物と呼んだりする。当ドラマに関しては、カッコいいヒーロー1人どころか、周りの人物全てがヒロインのためにアレコレと手を焼いてくれるので、いっそ「白馬の騎士団」物と呼んでいいんじゃないかと思っている当方が、「だんだん」の13回目の放送を見ましたよ。


戸籍謄本を見ためぐみ(三倉茉奈)は、ふたりの母親が同じであることをのぞみ(三倉佳奈)に伝える。衝撃を受けためぐみのもとへ様子を心配したスカウトマン(山口翔悟)が現れ、めぐみを抱きすくめて慰める。めぐみは心の平静を取り戻すとともに、彼の無作法な態度を咎める。一方、舞の披露会で大失敗を犯してしまうのぞみ。そのせいで彼女は大きく落ち込んでしまう。

さてさて、役所にいためぐみの姿を目撃したヘルン先生(曾我廼家八十吉)は、そのことを近所衆に密告。めぐみが真実を知ったのではないかと噂を始める。彼女の父(吉田栄作)も、ついにめぐみの実の母(石田ひかり)の正体を妻(鈴木砂羽)に打ち明ける。




これで、登場人物のほとんどが、「ヒロインは自分たちの秘密を知った」という情報を知ったことになる。気づいてないのは、松江側では、めぐみの弟とバンドメンバー。祇園側では、のぞみの母と祖父、置屋の女将くらいのものか。このあっという間の情報伝播は末恐ろしい。

「誰が何を知っているか / 知らないか」をうまく脚本に絡めて、重層的に話を進めて行ってくれると面白くなるのだが。しかし、もう脚本家にあまり期待していない当方なので、ドミノのように登場人物全員がダーッと同じ情報を共有するように仕向けて、「知ってる / 知らない」の面倒な問題は回避するのではないかと冷ややかにみていたりもするのだが。

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