NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』第9回

昨日の放送で、和菓子屋の女将になることを想像するシーンにおける、ちょっとハイソな松下奈緒はとてもきれいだった。それに引き換え、庶民的で垢抜けない衣装を着けているシーンの松下奈緒は目を覆わんばかりに似つかわしくないと思っている当方が、 NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第9回めの放送を見ましたよ。

何かと商売を広げたがる父(大杉漣)が、今度は家を担保に借金をして米子の酒屋を買うことを計画しはじめた。
祖母(野際陽子)は、家を先祖から預かって守ってきたこと、また、自分が店と共に生きてきたことなどから猛反対する。

そんな矢先、祖母が脳梗塞で倒れた。
倒れた時、そばには古い大福帳が落ちていた。頼りない字が書かれているが、父によれば、それは若い頃の祖母の字だという。嫁に来たときに読み書きのできなかった祖母は、昼は店に出ながら、夜中に独学で字を学んだという。

祖母は床に伏せつつも、布美枝(松下奈緒)の嫁入りを心配し励ます。
そしてついに、祖母が亡くなった。

祖母の大福帳を川に流して弔いながら、父は家を借金の形にしようとしていたことを深く反省するのであった。






祖母の最期はもっと引っ張るのかと思ったら、意外とあっさりと死んでしまった。
「死んでも布美枝を見守る」といった趣旨の台詞もあり、やっぱりナレーターとして登場することになぞらえてあるんだなと、一人で合点していた。

ドラマの構成としては、親しい人が死ぬと、それをきっかけに主人公が一皮むけるというのが定番といえる。今回、祖母がなくなったことで布美枝がどのように成長するのか。
彼女のコンプレックスとしては「背が高い、内気、一家の中心的働き手で外に出ようとしない」などがあるのだが、祖母の死によってあまり解決できそうな問題でもないし(祖母が死だからといって背は縮まないし、家の働き手が少なくなったのだからますます家に縛られる)、内気さを打破するようなエピソードも挟まれていないし、今後どうなるのか心配ではある。

どっちみち、29歳まで結婚しないことはわかっているんだから(第1話)、「どーせ、何も起きずにグダグダと進むんだろうなぁ」と、ちょっとイヂワルな見方もしてしまう。

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