民放でいきものががり「ありがとう」のCMを見かけ、本ドラマの主題歌であることには触れられていないことを知って「商魂たくましくないなぁ」と思った当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第35回めの放送を見ましたよ。
「アシスタント1年生」
浦木(杉浦太陽)の招いたファンクラブのトラブル、漫画の売れ行きが伸びないことなどで、茂(向井理)はガッカリしてしまった。しかし、大好きなゲーテの言葉を引用し、じっと我慢の時なのであると、気楽に構えることにした。
あくる土曜日。布美枝(松下奈緒)は町の貸本屋に顔を出した。茂の漫画のファンである小林(鈴木裕樹)も来ていた。彼は茂の妖怪漫画を「怖いけれど、懐かしい。おばあちゃんに聞かせてもらった昔話のようだ」と好意的に評価していた。
戦記物の原稿を出版社に届けに行った茂は、ダメもとで鬼太郎の復活を社長(うじきつよし)に願い出る。すこしばかりではあったが、復活を希望する手紙も届いており、もう一度だけ描くことを許された。ただし、戦記物の失敗があるので、これがラストチャンスであり、失敗した場合は契約を打ち切ることをほのめかす。
鬼太郎を描けることになった茂は、やる気満々で仕事に取り掛かった。
ファンクラブのトラブルの後始末が尻切れトンボで、また、鬼太郎復活へのプロセスも端折りすぎで、ちょっと不満の残る放送でした。
放送の中でほんの数分前までは、読者からの手紙に取り合わなかった社長が、なんの説明もないまま急に鬼太郎の話に乗り気になってしまいました(乗り気と言うより、ほとんどヤケだけど)。
今日は、わざと間を吹き飛ばして、後日「実は・・・なんてことがあったのだ」と後から説明する演出なんだろうか。不可解なシーンをわざと作っておき、あとで説明するというのはドラマの構成としては十分にアリだし。
それにしても、今週はあと1日。そこまで描ききれるのか?