NHK『ゲゲゲの女房』第140回

 昨日のまとめ記事にはメモ書きがそのまま残り、意味不明な箇所があったことについさっき気づき、赤面しながら修正した当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第140回めの放送を見ましたよ。

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「人生は活動写真のように」

 警察に保護されていた絹代(竹下景子)が帰宅した。店の前に座り込んで邪魔になっていた若者たちを叱りつけ、杖を振り回したところ相手に軽いけがを負わせたという。相手にも非があり、絹代の歳も勘案し、事件にはせずに済ませてくれた。
 絹代は「悪いことを悪いと言わないから、世の中はおかしなことになっている」と主張し、家族は同意しかける。

 しかし、修平(風間杜夫)が横槍を入れたせいで、絹代はますます興奮し始めた。若い頃の修平の失敗談を次々に挙げ連ねるのだった。強盗警戒の宿直中に恐ろしくなって逃げ帰り銀行をクビになったこと、難解な外国映画ばかりかけたために映画館の経営に失敗したこと、腕白な3人の息子を絹代一人に任せて大阪へ単身赴任に行ったことなど。
 ついに修平は、絹代との結婚は失敗だったと言ってしまった。東京に暮らしていた当時、下宿屋の娘との婚姻話もあったのだが、実家の家族の誤解によって絹代と結婚することになってしまった。それを後悔しているというのだ。
 ふたりは家の中で冷戦状態になった。

 喜子(松本春姫)は、高校卒業後の進路についてまだ悩んでいた。藍子(青谷優衣)に相談を持ちかけてみたものの、藍子は自分の勉強に忙しくてまともに話を聞いてくれなかった。
 茂(向井理)の仕事は再び忙しくなりそうな気配だ。プロダクションの仕事も弟の光男(永岡佑)ひとりでは手に負えなくなりつつある。大学を卒業したら藍子に会社を手伝わせてはどうかと、布美枝(松下奈緒)に相談する。布美枝もいい考えだと賛成した。

 数日後、修平に誰かから手紙が来た。その直後から、修平は人が変わったように元気になった。めかし込んで銀座の歌舞伎座に芝居を見に行ったり、喫茶店では周囲に自分は死なないような気がしてきたと話すほどである。絹代も、オーデコロンが急に減っているのを見つけていぶかしく思った。

 修平が芝居を見に行った日、浦木(杉浦太陽)が久しぶりにやって来た。広告代理店の事務所を銀座・歌舞伎座の裏に構えたのだという。ただし、雑居ビルの地下倉庫の片隅を借りたというのが真相ではあったが。
 そんな浦木が、銀座で修平を目撃したという。しかも、絹代ではない妙齢の女性と親しげに歩いており、ただならぬ様子であったという。

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 風間杜夫と竹下景子の年季の入った演技は見ごたえがありますが、お話自体はあんまり面白いとは思えない。完全に茂の両親の話だし。
 そこへ、申し訳程度に、茂らの娘の進路問題が添えられているという感じ。

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