女の子をデート(デート?デートなのか!?)に誘ったところ、その日は用事が入っていると言われ、よく聞けば1週間ほど前にデート(デート?デートなのか!?)に誘った張本人がまさしく僕であると指摘された当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第147回めの放送を見ましたよ。
布美枝の父・源兵衛(大杉漣)は、藍子(青谷優衣)が教師になると聞いて大喜びする。しかし、布美枝(松下奈緒)から、茂(向井理)が反対している様子を聞くと心配になった。さらに、藍子が遠方に赴任し家を出る可能性があると聞いて、困惑するのだった。
夜、源兵衛は茂の仕事場を訪れた。源兵衛は家父長権の重要さを茂に確認する。そして、藍子の将来も茂が導いてやらねばならないと念押しした。
源兵衛は、藍子が教師になることには大賛成だが、親の目の届かない赴任地で勝手に結婚相手を見つけるのは容認できないと言う。そこで、赴任前に見合いをして婚約者だけは決めておくのが良いという。村井家と近いところに住む、次男か三男を相手とし、結婚後は自家に取り込むという展望まで入れ知恵した。
茂はすぐにその意見に従うことを決めてしまった。
翌日、茂は早速にも兄嫁(愛華みれ)を呼び出し、彼女の顔の広さを見込んで、見合いの世話をしてくれるよう頼んだ。はじめて話を聞いた布美枝は慌てて止めようとする。しかし、茂と兄嫁はすっかりその気になっており、布美枝も渋々ながら巻き込まれてしまった。もちろん、藍子には秘密裏に進められた。
ところが2日後、あっさりと藍子の知るところとなった。まさか本人が知らないとは思わなかった茂の兄(大倉孝二)が、うっかりと秘密を漏らしてしまったのだ。
藍子は、布美枝や茂に激しく抗議し、家族の雰囲気は最悪になってしまった。
そのまま夕食になり、源兵衛と喜子(荒井萌)が場を明るくしようと試みるがうまくいかない。
ついに、藍子はみんなの前で、勝手に見合いを進められていたことへの不快感を顕にした。それを聞いた源兵衛は、茂に計画を持ちかけたのは自分であると白状した。藍子は、源兵衛に対しても敵意を剥き出すこととなった。
俺はつぶやいた。
「源兵衛さん、アンタ変わらないねぇ」
でも、絶対に源兵衛自身が何らかの解決策をもたらすと信じて疑わない俺がいる。