NHK『カーネーション』第10回

昨日、10日にリニューアル・オープンしたばかりのNHKスタジオパークを見学してきた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第10回目の放送を見ましたよ。

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第2週「運命を開く」

神戸の伯父・松坂正一(田中隆三)が訪ねてきた理由は、小原一家が苦労していないか様子を見ることだった。糸子(尾野真千子)の父・善作(小林薫)は、元々は松坂家に出入りする呉服屋の番頭であった。いつしか、千代(麻生祐未)と恋に落ちて、駆け落ち同然で結婚してしまったのだ。そのような経緯もあり、神戸の母方の実家では小原一家の経済問題等をいつも心配しているのだ。

松坂家の人間を苦手としている善作は、すでに逃げ出してしまっている。残された千代は、あまり正直に言っても話がややこしくなるので、適当にはぐらかして正一を帰してしまった。

ところが、正一が帰路につく途中、町の人間から糸子がパッチ店で働いているという噂を聞いた。調べに行ってみると、本当のことだった。正一は糸子を連れて、家に戻ってきた。

正一は、小原家の家計が苦しく、善作の命令で糸子が働きに出されているのではないかと疑ってかかった。ところが、善作はまったく知らないことだった。
糸子は、もう隠していても仕方のないことだと、全てを打ち明けた。自分の意思でパッチ店に出入りしていること、金はもらっていないこと、純粋にミシンを触りたいことが理由だということを説明した。しかし、一同には糸子の気持ちがよく分からなかった。

特に、善作は糸子がパッチ店に出入りすることが気に入らない。苦しい経済状況の中から学費を捻出しているのに、それをないがしろにされているような気がするのだ。
糸子がついに学校をやめてパッチ店で働きたいと申し出ると、善作は激怒した。糸子は蹴られて、顔に痣ができた。それでもめげずに、糸子は時を変えて何度も頭を下げた。しかし、その度に善作は怒り狂い、湯のみを投げつけられたり、酒を浴びせかけられたりした。善作は態度を変えようとしなかったが、糸子も粘り続けた。

そういうことが何日か続く間、糸子は桝谷パッチ店に顔を出すことができなくなった。心配になった店主(トミーズ雅)は妻と一緒に、糸子の家へさり気なく様子を見に来るようになった。糸子はその事に気付いていたが、顔を合わせにくく、隠れてばかりだった。

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経済状況が、善作を苦しめるようになっています。

地主の娘の嫁入り衣装を頼まれ(昨日の放送)、問屋に上等な品を仕入れに行きます。しかし、問屋も景気が悪く、掛売りには応じられないと言われてしまいます。金の工面ができない善作は困ってしまいます。
そういった矢先に、正一がやってきて、金がないから糸子を働きに出すのではないかと疑われ、面子も潰れたわけです。実際に苦しい家計の中から、学費を出しているのに、当の本人の糸子は学校を辞めたいと言うわけです。
妻の実家は金持ちですが、折り合いが悪いので、そう何度も金の無心ができるわけでもありません。

そういうわけで、善作は金がなくて困っている。

しかし、よく考えれば、糸子が学校を辞めて、給料をもらってパッチ店で働くようになれば、現金収入が得られるし、学費の支出がなくなるわけです。実は、善作と糸子の利害は一致するように見えたり、見えなかったり。

その他、ドラマの構成としては、しつこいくらいに奈津(栗山千明様)の泰蔵(須賀貴匡)に対する片思い(糸子は泰蔵と仲良しなので見せつけられている)とか、小原家の近所の木之元(甲本雅裕)が儲からないビリヤード屋から将来性のある電器店に商売替えをするとか、脇役の細かい動きが色々と見せられていますが、本文からは割愛してあります。

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