NHK『カーネーション』第27回

本日発売の『カーネーション: オリジナル・サウンドトラック』の1曲目は「ふたりの糸子のうた」だと知り、これはーーー!!と叫び声をあげた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第27回目の放送を見ましたよ。
* * *
第5週「私を見て」
自作の制服を来た糸子(尾野真千子)は百貨店の支配人・花村(國村隼)の前に飛び出した。判断のつきかねる花村は、糸子を百貨店のあちらこちらに立たせ、印象を確かめた。
そうしていると、一人の客が糸子を本物の従業員だと勘違いし、声をかけてきた。その時、糸子は成功を確信した。

花村からも、すぐに採用の返事をもらった。
ただし、1週間以内に20着を納品することが条件だった。せっかく素晴らしいデザインなので、翌週にせまる新年初売で大々的にお披露目したいというのだ。納品が無理なら、デザイン料だけ支払って、縫製は他の洋服屋に発注すると告げられた。

本心では、糸子も難しい条件だとわかっていた。しかし、この機会を逃してなるものかと、胸を張って請負った。

一刻も無駄にできない。
代金の2割を先払いしてもらったので、そのまま心斎橋で大量の生地を買い、電車で家に持ち帰った。家族全員に生地の裁断を手伝ってもらうことにした。そちらの作業はなんとかなりそうだった。
その時間を利用して、糸子はミシンを貸してくれる所を探しに出かけることにした。

大きな仕事を取ってきたことで、いつも気難しい善作(小林薫)ですら生地の裁断を進んで手伝ってくれた。善作の腕前は信用できたし、何よりも彼の機嫌がいいことに糸子は安心した。裁断の全てを家族に任せ、桝谷パッチ店にミシンの相談に行った。

桝谷(トミーズ雅)は糸子との再会に大喜びし、いくらでも力になるつもりでいた。しかし、年の瀬の繁忙期でもあり、1台しかないミシンはフル稼働だという。どうしても糸子を助けてやることはできなかった。糸子は、パッチ店の職人たちの応援だけを受けて、次を探しに行った。

電話で神戸の祖父母(宝田明、十朱幸代)に相談した。紡績工場を所有し、孫のかわいい祖父がすぐにミシンを都合してくれることになった。岸和田まで輸送するのでは間に合わないので、糸子が神戸に泊まりこんで作業することになった。
岸和田で裁断を行い、妹・静子(柳生みゆ)が電車で生地を搬送、神戸で糸子が仕上げるという計画を立てた。

しかし、その計画に善作がへそを曲げた。義父母と折り合いの悪い善作は、糸子が彼らの元に行くことに我慢ならないのだ。口ごたえする糸子を張り倒し、神戸行きを禁じた。怒った善作は作業も放り投げていなくなってしまった。

八方塞がりになってしまった糸子にやさしく声をかけたのは祖母・ハル(正司照枝)だった。善作の言い分が明らかに間違っていると言って、糸子の味方をしてくれた。善作のことは自分たちで何とかするから、糸子はすぐに神戸へ行けと言ってくれた。
それでも糸子は、踏ん切りが付かなかった。父は機嫌が悪くなると必ず母(麻生祐未)に八つ当たりをする。母が自分の身代わりになることを耐えられなく思った。

しかし、母も心配はいらないと言ってくれた。その言葉に後押しされて、糸子は神戸へ向かった。迷っている時間は全くないのだ。
* * *


相変わらずジェットコースターで、展開がめまぐるしい。
昨日まで「制服が採用されるかな、どうかな・・・」と心配していたのに、今日のラストではもう縫い始める直前まで行ってるんだもの。しかもその間に、ミシンがなくて困るとか、父が急に怒り出すとか、1日分のエピソードにしてもおかしくないような内容が盛り込まれてくるのだもの。しかも、ドラマの中では以上の流れが1日の中で起きてるんだぜ。
それだけ盛り込んできても、ほとんど綻びが見えないんだから、つくづくすごい。

でもって、クスッと笑えるシーンも詰め込んでくる。
糸子が百貨店の中で従業員のフリをさせられる時に珍妙な声でしゃべるとか、桝谷パッチ店では不器用な男・山口(中村大輝)が糸子に強引にお茶を飲ませたり(その時の尾野真千子の変顔も面白い)。
さらには、ツケで近所の店から買った靴の代金を、前金の中からちゃんと返すという1シーンも挟まれていたり。

マジすげぇ。どこにこんだけの番組作りのパワーがあるんだよ。
こりゃ、受信料を払うのは当然として、サントラ盤なども購入してスタッフに報いなければならないかもしれない。

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