NHK『カーネーション』第67回

Wikipediaの「カーネーション(朝ドラ)」に「この記事は過剰な加筆が行われ、読みにくくなっています。あまり重要ではない事項を細かく解説することは、むしろ閲覧者の理解を妨げ関心を損ないます。」とタグが付けられているのを見て、自分のまとめ記事の反面教師にしようと思った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第67回目の放送を見ましたよ。

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第12週「薄れゆく希望」

石川県の温泉地で死去した善作(小林薫)は遺骨となって岸和田に帰ってきた。
千代(麻生祐未)をはじめ家の者はみな泣き叫んで取り乱していたが、糸子(尾野真千子)だけは気丈に振舞っていた。

同行した木岡(上杉祥三)と木之元(甲本雅裕)の話によると、酔って風呂に入ったのが原因で死んだという。木岡と木之元は酒を飲んで深く酔ったことを振り返り、善作を止めなかった原因がどこにあるのか、ふたりで言い争いを始めた。
それを見ていた糸子は、そもそも善作に酒を持たせたのは自分であると言って自分のせいにした。木岡と木之元には、最期まで善作の面倒を見てくれたことを感謝した。

葬儀についても糸子が全てを取り仕切った。近頃では客足も鈍り、金の代わりに食料を持ってくる人ばかりなので金はなかったが、善作のために最大限の葬式をあげようと決めたのだった。

生前の善作の人柄を慕って、葬式には多くの人々が来てくれた。
善作を贔屓にしてくれていた地元の名士・神宮司の娘(酒井藍)は、善作がいつも「べっぴんだ」と言ってくれたという。自分の器量が悪いことはわかっており善作の完全なるお世辞だとわかってもいたけれど、それが嬉しくて、彼の来るのが楽しみだったという。
木岡の弟で、縫製工場を経営している靖(多々納斉)も善作の多大なる世話になったという。工場が借金で危なくなった時、善作が仕事をかき集めてきてくれて窮地を救ってくれたのだという。靖はその恩返しができていないので、何かあったらいつでも相談に来るよう言ってくれた。最近では、軍服の受注をしているので、糸子に回せる仕事もたくさんあるという。

糸子は祭壇の前で善作に感謝した。
善作がみんなに優しくしていたおかげで、その優しさが残された家族に返ってきたのだ。
そして、その場で疲れて眠ってしまった。

糸子の妹たち(柳生みゆ坂口あずさ杉岡詩織)は、善作の幽霊に会ったという木岡の妻(飯島順子)から話を聞いていた。
木岡の妻は幽霊のようなものを見るのは初めてだという。善作がいるのを不思議に思ったが、いつものように軽い調子で元気に入ってきたので、あまり不審に思わなかったという。終始上機嫌で木岡の妻に愛想を振りまき、糸子を頼むと何度も繰り返していたという。
その様子が善作そのものだったので、妹たちも善作が来ていたに違いないと信じるのだった。

一方で、葬式の手伝いに来ていた近所の奥さん連中は、小原家の台所に大量の食料があるのを怪しんでいた。小原家の人間を配給所で見かけることは少ないのに、これだけ食料品があるのはおかしいというのだ。ましてや、最近ではめったに手に入らない酒まであった。きっと闇市に出入りしているに違いないと噂しあうのだった。

夜遅く、ずっと取り乱していた千代がやっと正気を取り戻した。
寝ずの番をしている者たちに休むよう言い、床で突っ伏して寝ている糸子に毛布をかけ、彼女を優しく撫でてやるのだった。

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善作の死因は、僕が見ている限り、よーわかりませんでした。
酔って風呂場で溺死のようにも聞こえましたが、そういう場合は「危篤」という電報を送る暇があるものなんだろうか?
火傷、もしくは皮膚病(疥癬)の傷跡が温泉の湯と作用して容態が悪化したとも考えられますが、そうだとすると今日の「酒うんぬん」の話がどう関わるのかわかりませんでした。風呂にはいるべきではなかったのに、酒で気が大きくなって入ってしまったってことだろうか?
いずれにせよ、僕にはよーわからんかった。

あと、公式サイトのあらすじを読む限り、今日の放送のポイントは、木岡の弟が困ったときは仕事を回すと言ってくれたことと、近所の連中が小原家は闇市に出入りしてるんじゃないかと疑うところ。

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