NHK『あまちゃん』第131回

ダウンロード版のみで発売されたSachiko Mの歌う「潮騒のメモリー(秘蔵デモ)」を購入した当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第131回めの放送を見ましたよ。

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第22週「おらとママの潮騒のメモリー」

2010年暮れ、アキ(能年玲奈)は主題歌「潮騒のメモリー」のレコーディングを行った。レコーディングには荒巻(古田新太)の他、春子(小泉今日子)と水口(松田龍平)も立ち会った。

レコーディングが始まって1時間、アキは5回ほど歌った。上手く歌えていないことは誰から見ても明らかだった。

そんな中、荒巻は集中力を欠いていた。時計を気にして、ケータイでメールをやりとりしてばかりいる。春子は荒巻の態度に腹を立てた。この歌はアキにとってのデビュー曲であり、彼女の人生を左右するものだ。プロデューサーの荒巻が気もそぞろでは困ると言って食ってかかった。

すると荒巻は、春子に手本を示して欲しいと返した。「潮騒のメモリー」を上手に歌えるのは春子だけだと言うのだ。春子は躊躇した。春子がオリジナルの「潮騒のメモリー」を歌っていたことは一生の秘密であり、その場には何も知らないスタッフもいる。荒巻が不穏なことを言い出したので、春子は困惑したのだ。

しかし、アキも春子の歌が聞きたいと言う。春子の歌を聞けばコツが掴めるかもしれないと説得した。春子は意を決してスタジオに入った。春子の歌声は少しも錆びついておらず、みんなの心を掴んだ。

そこへ、鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)が現れた。実は荒巻がメールで呼び出したのだ。荒巻は春子の歌を聞かせながら、鈴鹿のデビュー曲で歌声を差し替えていたことを白状した。荒巻は死ぬまで秘密を厳守するはずだった。しかし、アキに会ってしまったことで、鈴鹿に真相を明かす気になったのだという。鈴鹿は言葉を失う中、ずっと昔に気付いていたような、今はじめて知ったような、不思議な気持ちがするとだけ答えた。

鈴鹿に気付いた春子が録音スタジオから出てきた。鈴鹿は誰よりも先に春子に声をかけ、これまでのことを謝った。自分のせいで春子が表舞台に出られなかったことを深く詫びた。荒巻もそれにならった。そもそも荒巻が春子をゴーストシンガーにすることを決めたのだ。自分のせいだったと言って謝った。

ふたりから謝罪されたが、春子は何も答えなかった。春子はアキに歌えと言って、スタジオへ促した。春子がはぐらかしたため、ふたりの謝罪は有耶無耶になってしまった。しかし、3人はそれで十分に分かり合えた。

そうして、アキの録音が即座に再開された。今度のアキは上手に歌いあげることができた。

レコーディング中、春子と鈴鹿は隣に座っていた。春子は鈴鹿にポツリと話しかけた。アキのお陰で鈴鹿に会えたことを感謝するというのだ。鈴鹿は、アキはいい娘だとだけ答えた。

こうして、主題歌も含めて、映画『潮騒のメモリー: 母娘の島』は完成した。試写会が開かれ、関係者一同はその出来栄えに感動した。

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アキ(能年玲奈)の歌う「潮騒のメモリー」は伴奏が現代風にアレンジされています。エレキギターとかがギンギンに鳴っててかっこいいね。
これ、またCDが発売されちゃうんだろうなー。どんだけ後出しで音源が発売されるんだよー。お小遣いが足りないよー。買うけどさー。

なお、先日発売された『NHK連続テレビ小説 あまちゃん 能年玲奈 featuring 天野アキ 完全保存版』には、ほんの小さくですが、天野アキ「潮騒のメモリー」のCDジャケットが掲載されていましたよ。

『あまちゃん』ヒストリー(時系列表)
『あまちゃん』 つづく

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