今朝はどうにも起きられず、「まぁ、録画予約してあるから大丈夫だべ」と惰眠を貪ったのだが、19時過ぎになって肝心の録画が実行されていないことに気付いて青ざめつつ、23時のBS再放送まで待った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第19回めの放送を見ましたよ。
あさ(波瑠)は、姉・はつ(宮﨑あおい)に会いに行ったが会うことはできなかった。確かに、はつの琴の音が聞こえたはずなのに、はつは留守だと言うのだ。見れば、はつの嫁ぎ先の両替商・山王寺屋もどこか活気がなく、様子がおかしい。しかし、頑なに留守だと言われ、あさは心配しながらも引き下がるしかなかった。
しばらくして、はつから手紙が届いた。
そこには、自分は元気で暮らしているから何も心配はいらないと書かれていた。その字も確かにはつの直筆で間違いなかった。あさは、自分の心配が杞憂だったとわかって安心した。
しかし、それは無理やり書かされたものだった。
実際のはつは、すっかりやつれていた。笑顔は一切消え失せ、食事も喉を通らなくなった。
はつから手紙が届いて、あさの心配事は一つ片付いた。次にあさの頭を占めたことは、自分の家の将来のことだった。
あさの嫁ぎ先は大きな両替商だが、幕府の大名たちに多くの金を貸し付けている。大名からの証文があるとはいえ、それは単なる紙切れにすぎない。万が一、幕府が倒れてしまったら、金が返ってくる見込みは無い。そうなってしまっては、家は潰れてしまう。
あさは、加野屋に保管されている大福帳や証文を調べるには飽きたらず、独自に貸付先の噂なども収集した。
その結果、宇奈山藩への貸付が特に問題であることがわかった。
宇奈山藩は、取引をはじめてから10年ほどしか経っていない。他の取引先と比べても、加野屋にとってはあまり優遇する義理もない相手である。それにもかかわらず、返済期限が過ぎているのに一度も金を返していない。そればかりか、他の複数の店からも金を借りていると噂になっている。
あさの見立てによれば、これほど危険な貸付先はない。
あさは、新次郎(玉木宏)を脅して(自分と相撲を取るか、父に取り次ぐか)、義父・正吉(近藤正臣)に宇奈山藩からの取り立てを急ぐよう進言した。また、その取り立てには自分が行きたいと申し出た。
正吉は、あさの調査結果が記入された帳面を見た。
それは、よく調べられており、正吉はおおいにに感心した。それで、今回の宇奈山藩に限って、取り立てに行くことを許可した。
翌朝、あさは張り切って宇奈山藩の蔵屋敷へ出かけていった。
しかし、門番たちは商家の女が軽々しく立ち入れる場所ではないと言って、あさを無遠慮に突き飛ばすのだった。
先週末、蔵に閉じ込められたはつ(宮﨑あおい)でしたが、今日は蔵から出て、座敷にいました。
誰がどのように蔵から出したかは説明されませんでしたが、おそらくは義母・菊(萬田久子)から、あさ(波瑠)に「心配はない」という嘘の手紙を書くことを条件に出してもらえたのでしょう(多分、京都の実家にも同じ内容の手紙が行っていることだろう)。
それからというもの、はつは食事を一切摂らなくなったようです。
他の家族とも隔離され、一人ぼっちの座敷に食事が並べられています。その前に、無表情で座っているだけです。
そんな中、惣兵衛(柄本佑)だけは一瞬顔を出します。
何か優しいことを言いたげな表情をしつつも、「子供を生むことが仕事なのだから、しっかり食え」といったようなことを言って去っていきます。
画面だけ見ていると、本当ははつに優しくしてやりたいものの、母の手前それができないという板挟みになっている感じでした。
がんばれ、はつ。宮﨑あおいさんの笑顔は僕たちの一日の活力なんだ。
はつの笑顔が戻るその日まで、当ブログはまとめ記事を書きながら応援する所存であります。
(今期はよく寝坊するけど)