途中で脱落することなく1週間を乗り切ったことを嬉しく思う当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第6回めの放送を見ましたよ。
新次郎(玉木宏)から算盤を贈ってもらい、あさ(鈴木梨央)はとても喜び、機嫌が良くなった。朝目を覚ますと、必ずそれを手に取るほど気に入った。
ある日、母・梨江(寺島しのぶ)はあさとふたりきりで、ある秘密を打ち明けた。
実は、当初の予定では、あさとはつ(守殿愛生)は嫁ぎ先が逆だったというのだ。ふたりが生まれる前から、長女は白岡家に、次女は眉山家にそれぞれ嫁ぐことに決められていた。つまり、はつが新次郎と、あさが惣兵衛(柄本佑)と結婚するはずだったのだ。
しかし、ある時、あさの悪評が眉山家に漏れ伝わった。すなわち、あさは木に登って転落して傷らだけになるほどおてんば娘だという噂である。
惣兵衛の父・栄達(辰巳琢郎)は、あさは嫁としてふさわしくないと思い、はつを寄越すよう交渉にやって来た。しかし、あさ達の父・忠興(升毅)は、すでに決まったことをひっくり返すなど道理に合わないと言って突っぱねた。
忠興を攻略でいないと悟った眉山栄達は、新次郎の父・正吉(近藤正臣)に直談判した。栄達は、新次郎は次男で分家に出すのだから劣った嫁でも良いが、惣兵衛は長男で跡取りだからしっかりした嫁でなくてはならない。故にはつが欲しいなどと、歯に衣を着せずにまくし立てた。もちろん、そのような理由では白岡家も受け入れる訳にはいかない。しばらく押し問答が続いた。
そこへ、話を盗み聞いていた新次郎が現れ、彼自身がそれを承諾した。
その理由は単純で、新次郎はあさのことが好きなのだという。赤ん坊の時からあさを見ており、彼女のことを気に入っているから結婚するのは大歓迎だし、仲良くやれる自信もあるというのだ。
あさの父母も新次郎の思いを聞き、娘達がより幸せになる可能性があるならそれが良いと判断した。こうして、現在の許嫁が決まったのである。
母は、あさに他言しないよう注意した。本来は、本人たちに知らせるつもりは一切なかったのである。ましてや、はつには一生知られてはならないと釘を差した。
あさはあまりのことに驚いた。
驚くとともに、新次郎のことを見なおした。そして胸が苦しくなった。それは、あさの初恋だったが、彼女にはまだその苦しさの意味が理解できなかった。
その後、あさは算盤を習うことが許された。新次郎からの贈り物だということで特別に許可されたのだ。
するとあさはメキメキと腕を上達させた。これまで何をやらせてもあまりうまくいかなかったあさだったが、算盤だけは別だった。すぐに、店の丁稚や番頭にも負けないほどの腕前となった。
そして、1865年(慶応元年)。
あさとはつは年頃の娘に成長した。
ふたりとも体は立派に成長したが、中身は昔を変わらなかった。
はつ(宮﨑あおい)はおしとやかな立ち居振る舞いと琴の巧みな演奏で人を魅了させた。
あさ(波瑠)は晴れ着で木に登り、家族を心配させるというおてんば娘のままだった。
あさ(鈴木梨央)とはつ(守殿愛生)の許嫁が本来逆だったというのは驚きの展開。で、面白い。
はつ(宮﨑あおい)がそれを知って、あさ(波瑠)を恨むというフラグがやっぱりビンビン立ってるじゃないか。
祖父・忠政(林与一)が遊びに来て、孫達に向かって「何があっても、兄弟で笑い合って助け合え」みたいに言うシーンがあった。その話を聞きながら、平和そうに笑ってる。
明らかに、この先、あさとはつが仲違いするっつー伏線じゃないか。「あの時はあんなに仲が良かったのに、どうして私達は険悪になってしまったんだろう」みたいな時の回想シーンで出てくるで、これ。
なにはともあれ、第1週は100点満点でしょう。めっちゃ面白い。
来週からは、当方の好物のひとつである宮﨑あおいさんがフル登場だし、俄然盛り上がる。
なお、言わなくてもご存知かと思いますが、波瑠さんは僕のストライクゾーンを外れてます。
ところで、あさが白へびの抜け殻をお守りのように持っているシーンがあったのだけれど、あれってどうやって手に入れたかとか、どういう思い入れがあるかとかの説明ってあったっけ?
第1話で蛇を振り回していたシーンがあるのは覚えているけれど。
あと、惣兵衛(柄本佑)を白蛇にたとえて縁起がいいみたいに言っていたのは知っているけれど。