主題歌のスピッツには興味津々だけれど、広瀬すずさんにはあまり興味のない道産子の当方が、NHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』の第1回めの放送を見ましたよ。
1945年(昭和20年)3月、9歳の奥原なつ(栗野咲莉)は東京に暮らしていた。実家は日本橋で料理店を営んでいるが、父は満州に出征しいる。母の他、兄・咲太郎(渡邉蒼)、妹・千遥(田中乃愛らと住んでいた。
ある晩、東京を大空襲が襲った。なつは家族とはぐれてしまい、一人で避難所である学校に向かった。しかし、校舎はすでに燃えており、焼けた木材がなつに向かって倒れかかってきた。危機一髪のところを、幼馴染の佐々岡伸哉(三谷麟太郎)に救われ、プールに飛び込んだおかげで助かった。なつを引いて守ってくれた彼の手のことをなつは一生忘れることはなかった。
翌日、実家に戻ると、あたりは焼け野原で、なつの家もなくなっていた。かろうじて、兄と妹は無事だったが、母は死んでしまったという。それからなつは、幼い兄妹だけで生きていかなくてはならなくなった。
しばらくして、父の戦友だという柴田剛男(藤木直人)が訪ねてきた。彼は父の遺書を携えていた。戦地でどちらかが戦死した場合、相手の家に届ける約束をしていたという。それで、満州からの引き上げの足で立ち寄ったのだ。
彼は北海道の十勝出身で、身寄りのなくなったなつを引き取って帰ることにした。
こうして1946年(昭和21年)5月、なつは剛男に連れられて十勝へやってきた。
初めて見る広大な草原にはしゃぐなつであった。
しかし剛男は、なつを引き取ることを事前に家族に知らせていなかった。彼の妻・富士子(松嶋菜々子)や子供たちは剛男の帰還を大喜びするが、なつを連れていることには大いに戸惑った。けれども、剛男からなつの不幸な境遇を聞くと、放って置けなくなった。
ただし、剛男の義父・泰樹(草刈正雄)は反対するのだった。彼は自分の力で十勝の荒れ地を切り開き、なんとか牧場経営を軌道に載せた男である。働き手にもならないような幼女を引き取ることには大反対であった。ましてや、剛男はこの家の婿養子であり、泰樹に反対されると口ごもってしまった。
その時、助け舟を出したのは、泰樹の実の娘の富士子である。すでになつに情が移ってしまった彼女は泰樹に激しく口答えをして、なし崩し的になつを受け入れた。
一連のやり取りを聞いてしまったなつは落ち込んだ。しかし、富士子に優しくされると嬉しかった。同時に、自分はここで生きていくしかないと思うのだった。
本文からは割愛したけれど、冒頭は18歳になったなつこと、広瀬すずさんでスタート。絵を描くのが好きな少女に育ち、大好きな十勝の雄大な風景を写生するシーンから始まりました。そこへ、幼い頃になつの命を救った佐々岡信哉(工藤阿須加)が訪ねて来ます。
そこから、過去へ推移するという展開です。
別に広瀬すずさんのシーンはなしで、子役から始めても良いとは思うのですが、まぁ、朝ドラ100作目で鳴り物入りでヒロインに選ばれた広瀬すずさんですから、最初にドーンと持ってこないと盛り上がらないという事情も察するわけですが。
オープニングは、前編にアニメーションでした。ヒロインがアニメーターになるという物語なので、アニメオープニングにしたようです。アニメーション担当は「ササユリ」とありましたが、僕はまだ調べがついてません。
主題歌はスピッツ。スピッツにはあまり造形の深くない当方ですが、歌詞に「るるるるる」と出てきたり、ギターのアルペジオがあったりで、いかにもスピッツだなと思いました。
さて、今作にはあまり期待していない当方ですが、松嶋菜々子さん(ヒロインを引き取る母親役)は美人だと思うので子役編はしばらく頑張ってみようかなと思います。北海道弁のお稽古がんばったんだなーとはわかるけれど、もっと頑張れよとも思うわけで、それでも松嶋菜々子さんは美人だから許せます。
広瀬すずさんにはあまり興味が無いので、大人になったら脱落するかも。
北海道出身なんだけれど十勝地方には足を踏み入れたことのない当方ですが、勇壮な風景は見ていて楽しいし。
なお、7:15からはBSプレミアムで『おしん』の再放送が始まりましたが、当ブログの週まとめはこちらです。3週目で止まってるけど。