2週目も頑張るんだぞと自分に言い聞かせている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おちょやん』の第6回めの放送を見ましたよ。
千代(毎田暖乃)は家を出て、道頓堀の芝居茶屋へ奉公することになった。継母・栗子(宮沢エマ)が子を宿し、追い出されることになったのだ。ただし、千代は自分が自ら家を捨てたのだと思うことにした。
千代が道頓堀に来るのは初めてである。多くの芝居小屋が立ち並ぶ娯楽の中心地で、そのにぎやかな様子はまるでおとぎの国のようであった。千代は自分の境遇を忘れて舞い上がった。
千代の奉公先は、芝居茶屋の岡安である。
千代はまだ知らないが、芝居小屋とは得意客相手に芝居関連の万事を引き受ける店である。席の確保や食事・酒の手配など、業務は多岐にわたる。
千代が芝居茶屋・岡安の前に立つと、中から働く女性たちが飛び出してきた。彼女らは座布団を抱え、忙しくたち振る舞っていた。千代とぶつかるが、謝ることもなく去っていった。
千代は腹を立て、河内弁で怒鳴り立てたが、相手にされなかった。
その様子は、岡安の女将・岡田シズ(篠原涼子)に見られていた。シズの千代に対する第一印象は最悪だった。
シズは、千代が親孝行な子かどうか訪ねた。千代はシズに取り入ろうとして、自分は親孝行であると嘘をついた。ここで一生懸命働いて、両親に恩返しをするつもりだと述べた。
しかし、それはシズの期待する回答ではなかった。シズによれば、親孝行な子は親の病気や怪我ですぐに里帰りしたがるという。そのため、使い物にならないと言うのだ。
しくじった千代はすぐに本当のことを言った。親に疎まれており、二度と家に帰らない決意であることを述べ、岡安に置いてほしいと頭を下げた。しかし、シズには千代が嘘つきに映り、ますます印象が悪くなった。
そこへ、シズの夫・宗助(名倉潤)とハナ(宮田圭子)が帰ってきた。ふたりは神社にお参りしてきて、ハナがおみくじを引いたところ大吉だったという。そこには「待ち人来る」と記されており、これも何かの縁だと受け入れることを促した。
母の言葉に、シズは渋々承諾した。ただし、1ヶ月だけと期間を決め、口入れ屋にはその間にもっとおとなしくて賢い子を見つけてくるよう言いつけるのだった。
千代は、シズの気が変わるよう、仕事をしっかり覚えるよう決意した。1ヶ月で使い物になれば、ずっと置いてもらえるだろうと考えたのだ。
さっそく女中頭・かめ(楠見薫)に仕事を教わろうとするが、彼女も親切ではなかった。どうせ1ヶ月でいなくなる子に仕事を教えている暇はないと言うのだ。単純な仕事として、炊飯用の釜を洗うよう命じられた。
千代は、釜や流しに残っているご飯粒を食べてよいか、かめに許可を求めた。いつも腹を空かせていた千代はそれを粗末にしたくなかった。
その様子に感心したかめは、千代に他の仕事も言いつけた。ただし、それは家の掃除や選択、家人のお使いなど覚えきれないほどたくさんあった。それでも文句を言わずに、千代は取り組んだ。
芝居茶屋で働く女中見習いのことを「お茶子」と呼ぶが、それがなまって「おちょやん」とも呼ぶらしい。なるほど、それがドラマのタイトルらしい。
また、「おちょやん」という単語を聞いた時、千代(毎田暖乃)は自分のことだと思った。なるほど、確かに「千代やん」と「おちょやん」は似ている。
ていうか、しばらくはイビリ展開になるらしく。見るのきっついなー。