底抜けにぃ~朝起きれなくなった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おちょやん』の第7回めの放送を見ましたよ。
千代(毎田暖乃)は、女中頭・かめ(楠見薫)から2件のお使いを命じられた。
ひとつめは、岡安の一人娘のみつえ(岸田結光)の学校まで弁当を届けることだった。
みつえが自分と同い年だと知り、千代は友達になろうと持ちかけた。しかし、お嬢様育ちのみつえは、使用人と友達になることはできないと無下に断り、早く仕事にもどれと追い返すのだった。
ふたつめの使いは、芝居茶屋・福富に付け届けをすることだった。
そもそも、千代が奉公する岡安は、福富から暖簾分けした店だった。しかし、近年は岡安の商いが福富をしのぐほど大きくなり、本家である福富は面白いはずがなかった。福富の女将・富川菊(いしのようこ)は付け届けを受け取ろうとはせず、千代をそのまま追い返そうとした。
千代は、そのまま持ち帰ると叱られ、追い出されるに違いないと思い途方に暮れた。日が暮れるまで福富の前で座り込んでいたが事態は好転しなかった。
諦めて岡安に帰ると、女将・シズ(篠原涼子)は当然の成り行きだと話した。本家に対する儀礼的な行為であり、受け取らないことははじめから分かっていたという。さっさと諦めて帰ってくればよかったものを、店の前に座り込むなどという無礼な行動で岡安の看板に泥を塗ったと言って怒るのだった。
やっと1日の仕事が終わった。
奉公しているお茶子は、店に寝泊まりし、食事も与えられる。ただし、給金は支払われない。お茶子たちは客からのチップが唯一の現金収入である。まだ初日の千代には現金収入がなかった。
先輩のお茶子たちは、風呂屋に出かけようとしていた。千代もついて行こうとするが、貧乏で今までほとんど風呂に入っていなかった千代はたいそう薄汚れていた。風呂に入るのは一番最後にすべきだと言って、後から来るように言いつけた。時間を待つ間、座布団のほつれを全て修繕しておくよう命じられた。
なんとか座布団の修繕を終えて風呂屋に向かったが、すでに閉店していた。千代のそばを歩いた人からは、体が臭うと悪態をつかれた。
千代は、通りにあった防火用水桶から水をくんで頭からかぶり、ひとまずその場をしのいだ。
全身びしょ濡れで歩いていると、知らない男の子からからかわれた。千代のことをまるで河童のようだと言うのだ。しかし、一瞬目を離したすきにその男の子はいなくなっていた。
翌朝、道頓堀に天海天海[あまみてんかい]一座がやって来た。
天海天海一座は喜劇団であるが、喜劇界で日本一と言われている万太郎一座を追い越そうかという実力と人気のある劇団であった。事実、初日から一座の公演は満員売り切れとなった。
座長・天海天海(茂山宗彦)は岡安を贔屓にしており、真っ先に岡安へ挨拶に来た。
その一同の中には、千代のことを「河童」と読んだ男の子・一平(中須翔真)がいた。彼は座長・天海の息子であった。
今日は、子供世代の紹介でしたね。
まとめておくと、
・主人公で岡安のお茶子: 千代(毎田暖乃)
・岡安のお嬢さん: 岡田みつえ(岸田結光)
・一座の息子: 天海一平(中須翔真)
・岡安の本家・福富の跡取り: 富川福助(松本和真)※まとめ本文では割愛
の4人です。
成長したら、愛憎もつれることになる4人なんでしょうな。
あと、僕が触れておかないといけないのは、喜劇俳優・天海天海(茂山宗彦)ですね。この人、僕の大好きな『ちりとてちん』(2007)で小草若にいさんをやってた人ですよね。本作のナレーションは桂吉弥であり、『ちりとてちん』では草原にいさんをやってたわけで。
あとは、四草にいさん役の加藤虎ノ介が出てきたら目から汗が出てきますね。
若狭役の貫地谷しほりさんも期待したいけれど、難しいだろうなぁ。『なつぞら』(2019)で無駄に出ちゃったし。
徒然亭草若の渡瀬恒彦は死んじゃったしなぁ。