NHK『おちょやん』第8回

ジョン・レノンが死亡したのはアメリカ東部標準時の12月8日の23時ころであり、それは日本時間の9日13時ころに相当するため、今日追悼するのがスジだという説をとっている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おちょやん』の第8回めの放送を見ましたよ。

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第2週『道頓堀、ええとこや~』

道頓堀にやって来た天海天海一座は、岡安に寝泊まりしていた。彼らの公演は連日大入り満員であり、特に子役の一平(中須翔真)は客に大ウケだった。

ある日の昼興行を終えると、一平は寒気がすると言って岡安で休むことになり、夜の興行を休むことになった。座長であり彼の父でもある天海天海(茂山宗彦)は、親が死んでも泣かずに舞台に出るものだなどと言ってたしなめるものの、息子には甘かった。

千代(毎田暖乃)が一平を様子を見に行くと、彼は悪びれることもなく仮病だと打ち明けた。自分は好きで旅芸人の家に生まれたわけではないし、学校には行けず、父は芝居以外では酒を飲んで女遊びばかりである。役者は嫌だと話した。
千代は、自分と境遇の似た一平にほのかな親近感を得た。

そこへ、岡安の一人娘・みつえ(岸田結光)がやって来た。彼女は甲斐甲斐しく看病しながら、一平に頼まれていたという本を買ってきて仲良く一緒に読んだ。
字を読むことのできない千代は疎外感でイライラした。

千代は、鶴亀座に使いに出かけた。そのついでに、少しだけ舞台を覗かせてもらった。そこには、今の日本で一番勢いがあると言われている新劇女優・高城百合子(井川遥)が出演していた。千代はすっかり魅せられてしまい、なかなか仕事に戻ろうとしなかった。
そんな千代を見かねた鶴亀座の熊田(西川忠志)は、上演中の『人形の家』の台本を千代にくれた。そして、しっかり働いて稼ぎ、今度は正式な客として来るように言うのだった。

台本を貰ったことは嬉しかったが、千代は字を読めなかった。
そこで、一平からひらがなを習い、台本にふりがなをふってもらうことにした。嫌がる一平であったが、仮病で休んでいることをバラすと千代から脅され、渋々ながらも応じた。
千代はふりがな付きの台本を夜遅くまで夢中で読んだ。

ある夜、千代は天海天海を迎えに行くよう命じられた。
公演を終えて酒を飲み、千鳥足で歩く天海の姿は千代に父・テルヲ(トータス松本)を思い出させた。千代は気に入らなかった。

一方で天海は、千代に満員御礼の祝儀袋をくれた。天海が言うには、千代が一平と仲良くしてくれている礼も兼ねているという。一平に母も友達もいないのは、自分が旅芸人であるせいであり、一平に寂しい思いをさせているのはいつも申し訳ないと思っていると言うのだ。一平のことをよろしくと頼んだ。

その直後、冷たい風が吹き付けると、天海は道に倒れた。そのまま年の暮れに天海は33歳で亡くなった。

天海の葬式は岡安で取り仕切ることになった。すっかり仕事を覚えた千代は、女中頭・かめ(楠見薫)に言いつけられる前に先回りして座敷の支度を整えることができた。

そうやって時間をやりくりし、千代は故郷から尋ねてきた小林(烏川耕一)に会うことができた。彼は千代の実家の隣に住んでいて、竹籠を問屋に卸すついでに様子を見に来てくれたのだ。

しかし、小林が言うには、テルヲの一家は夜逃げしたという。

* * *

天海天海役の茂山宗彦が早くもフェードアウトとは。サービスで「底抜けにぃ~」(『ちりとてちん』のネタ)をやってくれると信じてたのに、信じてたのに。。。

それはさておき、一平を巡る千代とみつえの三角関係の一端があったわけで。これが青年期まで続くんでしょうね。

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コメント (2)

  1. asarin

    鳥川さんじゃなくて烏川(うかわ)さんだよ.

    • 木公

      ご指摘ありがとうございます。修正しました。
      老眼はイヤですねぇ。

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