NHK『おかえりモネ』第37回

昨日のマクラで宣言したとおり、坂井真紀の『恋のザッツワチャドゥ』を見つけてきた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第37回めの放送を見ましたよ。

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第8週『それでも海は』

及川新次(浅野忠信)は亜哉子(鈴木京香)に付き添われてアルコール依存症の治療のため通院していた。亜哉子は地元の人々から新次との関係が怪しいと噂されていたが、全く意に介さなかった。新次の妻・美波(坂井真紀)は亡くなっており、他に身の回りの世話をする人がいなかったからだ。
新次の息子・亮(永瀬廉)は遠洋漁船で航海中だった。

及川親子は別々の場所にいるが、同じように美波のことを思い出していた。


今を遡ること6年前の2010年4月、及川は新造の漁船を購入することにした。家族で百音(清原果耶)の家を訪れ、銀行員である耕治(内野聖陽)が返済計画を立案した。1億円以上の借金をすることになるが、新次の漁の腕前からすれば返済の目処は立ちそうだった。加えて、息子・亮が漁師になると決めているので、親子で漁に出ることも楽しみにしていた。

及川家が百音の家に来た日の晩は必ず宴会になった。及川夫婦と耕治は幼なじみであり、いつも楽しい宴会となった。当時はまだ祖母・雅代(竹下景子)も生きいた。耕治と亜哉子、及川新次と美波、そして龍己(藤竜也)と雅代という3組の夫婦はいずれも仲睦まじく、子供たちがいるのもお構いなしに互いの夫婦仲を自慢し合うかのようだった。

百音は美波のことが大好きだった。明るい人柄で、彼女を中心に周囲の人々がすぐに仲良くなれる。島の外から嫁入りした母・亜哉子がすぐに馴染めたのも美波のおかげだったという。幼なじみで今でも仲のよい親たちを見ていると、自分たちの将来もそうなるのだろうと思わずにいられなかった。

及川の新造船は無事に完成した。船の前で家族は満面の笑みで記念撮影をした。及川家にとって幸せの絶頂だった。

そして、2011年3月11日。
及川家は漁船も自宅も失うこととなった。加えて、その日の15時10分に新次の携帯に残されていた留守電が美波の最期の声だった。

時は戻って2016年1月。
百音へ及川新次がいなくなったという知らせが入った。海に落ちた可能性があるという。

* * *

及川一家の幸せの絶頂から不幸のどん底までを一気に見せられる回想でした。
2010年4月に船は設計図の状態で「エンジンはどうするかなー」なんて言ってて、翌年の3月にはその船が津波で流されたらしく(実際には、船がどうなったのかは明言されていなかったけど)。漁船って設計から進水まで1年たらずでできるもんなのかと気になっちゃいました。まぁいいんだけれど。

そんな細かいことよりも、生前の美波(坂井真紀)ですよ。宴会では必ず誰よりも先に歌いたがる人だったそうですよ。百音(清原果耶)の家のどこにカラオケ装置が仕舞われているか知り尽くしていて、自らそれを引っ張り出してきて歌い始めちゃうんですよ。
十八番は『かもめはかもめ』でした。14歳の時の青春ソングだそうで。

個人的な話で恐縮ですが、僕は坂井真紀がバカっぽく歌う姿が大好きで。冒頭のシングルCDだって、当時のバカ歌いCMを気に入って買っちゃったんですよ。

【今日の蒔田彩珠
百音の家の宴会は、親たち(酒あり)と子供たちのテーブルは分けられていました。
幼なじみで今でも仲のよい親たちを見て、及川亮(永瀬廉)は自分たちも将来同じようになるかもしれないなどと、百音と未知(蒔田彩珠)に向かって話します。

そこで未知が一言「どっちと?」
いいね。

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