NHK『カムカムエブリバディ』第2回

とりあえず上白石萌音が本格的に出てくるまでは様子見だと思っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カムカムエブリバディ』の第2回の放送を見ましたよ。

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第1週『1925-1939』

和菓子屋である橘家の朝はあんこ作りから始まる。
安子(網本唯舞葵)は目を覚ますと必ず菓子工房を覗く。そばに近寄ることは許されなかったが、職人たちの働く姿を眺め、あんこの香りを嗅ぐのが大好きだった。

安子の祖父であり、現役の職人である杵太郎(大和田伸也)の持論は、職人の気持ちが菓子に乗り移るということだった。食べる人の嬉しそうな顔を思い浮かべ、菓子が美味しくなれという気持ちを込めて作ることが何よりも大事だといつも言っている。安子もそれを信じていた。

安子は自分も菓子職人になりたいと思っている。しかし、家族は兄・算太(濱田岳)を跡取りと決めていた。ゆえに、安子に菓子作りを直接教えないばかりか、女の子の仕事ではないと言い含めるばかりだった。
安子は、しかたなく庭で土団子を作って遊ぶばかりだった。

その一方で、安子はときおり店番を頼まれることがあった。
その日も店番をしていると、幼なじみで親友の水田きぬ(岡陽毬)が買い物に来た。きぬは豆腐屋の末娘であるが、女きょうだいしかいない。姉は家を出て自由にすることが決まっている。そのため、きぬが婿をとって家を継ぐことに決まっているのだと話した。
きぬは自分の運命を呪っていた。安子には兄がいるおかげで、好きな人と結婚できることを羨ましいと話すのだった。

しかし、安子の兄・算太はまったく修行に身が入っていなかった。頻繁に仕事を抜け出しては映画を見に出かけていた。祖父・杵太郎は孫に甘いところがあり、父・金太(甲本雅裕)も算太にあまり厳しく接することはなかった。

ある日、算太はダンサーになりたいと言い出した。映画で見たチャップリンに憧れたというのだ。もちろん、家族は反対した。
ところが、安子だけは算太の味方だった。いつも遊びに付き合ってくれる算太のことが好きなのだ。安子は自分が婿をとって家を継ぐから算太を自由にさせてやってほしいと頼んだ。
しかし、家族は首を縦に振らなかった。むしろ、幼い妹にまで気を遣わせたことについて算太は叱られた。

庭で土団子遊びをはじめた安子のところへ算太がやって来て謝った。
安子は、菓子作りをしている算太は少しも楽しそうではないと話した。祖父の言葉を借りれば、作り手の気持ちが菓子に乗り移るはずである。しかし、算太が菓子作りを嫌がっているのがわかると言う。
一方、算太が映画を真似て踊ってみせた時は楽しそうだったと話した。

その様子を陰から見ていた杵太郎と金太は、算太のダンサー修行を認めることとした。大阪で修行し、ものにならないと分かればすぐに帰ってくることを条件に送り出した。

その後しばらくして、杵太郎は腰を痛めて隠居することになった。金太が二代目として取り仕切ることになった。

そして、安子(上白石萌音)は14歳になった。今でも、目を覚ますと菓子工房に直行し、あんこの匂いを嗅ぐ。

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家父長権や男尊女卑が色濃く残る時代なわけで。
女の子である安子(上白石萌音; 網本唯舞葵)が自由に生き方を決められず、そして本人もそれになんの疑問ももたないという様子が描かれている回だと思いました。
幼なじみの きぬ(岡陽毬)がその理不尽さをほのめかしても安子はそれに気づかないという鈍感さでした。

なお、安子の鈍感さといえば、色恋にも疎いようです。
本文では割愛しましたが、同級生の雉真勇(藤原詩音)が野球で勝った祝いだと言って、チームメイトを引き連れて菓子を買いに来ました。勇は自分が全員分を奢ると言っています。
その場に居合わせたきぬは、彼が安子にいいところを見せたいのだと見抜きました。きっと、勇は安子のことが好きなのでしょう。
きぬはそのことを安子にほのめかしますが、やはり安子は気づきません。

きぬは安子よりもおませさんで、今後も安子の良き相談相手になるという位置づけなのでしょう。ただし、きぬははっきりとはものを言わず、遠回しに皮肉っぽく言うという性格付けがされてるのかな。そういう癖のある脇役、いいよね。

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